TOPICSキャラ絵本

「ワタシとまめゴマ日記」の最新刊が11ヶ月ぶりに発売されるので紹介です。

ワタシとまめゴマ日記7 めくるめくゴマ色の休日
[[本]ワタシとまめゴマ日記7 めくるめくゴマ色の休日/ヨネムラマユミ(amazon)
主婦と生活社 2011.10.28発売 840円
ISBN:978-4-391-14110-8

今回の表紙はたくさんのまめゴマたち! と思ったけど、よく見たら破線が…。どうもゴマお以外はぬいぐるみのまめゴマたちのようです。

紹介文には「ワタシとゴマおの生活も7年目。今回もスポーツに食欲に芸術に、ゴマおといっしょに秋を満喫します。」とあるので、今回は秋をテーマにしたおはなしみたいですね。というか1作目からもう7年もたつんですね~。早いなぁ。改めて1作目のAmazonレビューを見てみたら7歳の娘と一緒に読んでますっていうレビューがいくつかありますね。14歳になった今も読んでくれていたらいいな…、なんて勝手な妄想をしてしまいました。

ワタシとまめゴマ日記7 めくるめくゴマ色の休日(出版社の紹介ページ)
ワタシとまめゴマネット(サンエックス公式サイト)

[本]ワタシとまめゴマ日記6 ~まんまるゴマの見る夢は~(2010.11.26)

TOPICS漫画

以前、ヘッドラインでちょこっと紹介しましたが、読んでみたら面白かったので改めて取り上げてみます。

ディズニーアニメコミック エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~
[本]ディズニーアニメコミック エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~/ピーター・デヴィッド・編、太田有香・訳(amazon)

ソフトバンククリエイティブ 2011.8.24発売 1575円
ISBN:978-4-7973-6665-5

この本は、今年の夏にゲームソフトとして発売された「エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~」という作品をコミカライズしたものです。中身はオールカラーでアメコミ特有のコントラストの強い作風にになっています。そして一応、元作品もリンク。

ディズニー エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~
[Wii]ディズニー エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~(amazon)

任天堂 2011.8.4発売 5800円

ディズニーはよく、映画作品を元にした絵本やコミック、小説などを幅広く発売していますが、それらは基本的に子供向けにアレンジしたものだったりします。なのでオリジナルゲームをコミカライズしたこの作品もそういう類のものなのかなと思っていたんですが、ところがどっこい、なかなか読み応えのある内容に仕上がっていました。

ただ、僕はゲームの方はやっていないので、ゲームをやった人からするとやっぱり「これ読むんだったらゲームやった方がいいよ」と思われるのかもしれません(実際、かなり内容を端折っている風ではあったので)。なのでここに書くことは元のゲームをやっていない人の反応として受け取って頂ければと思います。

この作品はタイトルのとおりミッキーマウスを主人公にした物語なんですが、注目すべきポイントがあって、「しあわせウサギのオズワルド」とミッキーが初共演を果たした記念すべき作品でもあるんですね。ディズニー好きの方ならご存知だと思いますが、オズワルドはウォルト・ディズニーがミッキーよりも前に制作したアニメーションだったものの、いろいろ揉めて、アニメーションに関する一切の権利を手放すことになってしまったという不遇の作品です(その不幸をバネに生みだしたのがミッキーというわけです)。それから約80年後の2006年にウォルト・ディズニー・カンパニーがオズワルドの権利を取り戻し、晴れてミッキーとオズワルドの共演が実現したのでした。

ただ単にミッキーとオズワルドの共演と聞くと、2人が手を取り合って冒険する物語を想像するかもしれません。楽しく活躍するミッキーとオズワルド。でも、それは2人の境遇を振り返ると不可能なシチュエーションなのでした。

「世界で最初に人気者になり、そして世界で最初に忘れられたアニメキャラクター」

オズワルドにはいつものディズニー作品ではあり得ないような”役割”が与えられていたのでした。

オズワルドは「ウェイスト・ランド」という街に住んでいるんですが、この街にもすごいストーリーがあって、どうもディズニーランドと対になった場所になっているようなんですね。魔法のようにゴミ1つない場所(=ディズニーランド)のゴミは本当に魔法によって消されていて、その消えたゴミが行く先がウェイスト・ランドだと言うのです。
オズワルドはこの場所に最初にやってきた住人で、あとからやってきたキャラクター達とともに使えるゴミを集め、家を建て、街を作り、暮らし始めたというわけです。

そしてオズワルドはミッキーマウスに対して特別な感情を抱いていました。それは文字通り積年の思いと言ってもいいかもしれません。本当はミッキーがいる場所に自分がいたはずなのに! オズワルドにはミッキーのことを自分からファンも仲間も何もかもを奪っていった存在だと映っていたのでした(そしてそれはある意味事実なのかもしれません)。それが今では誰からも忘れられ、こんな日の当たらない場所で暮らしているんです。しかも名前が「しあわせウサギ」って。これほどまでに皮肉な運命を背負ったキャラクターが他にいるでしょうか。

でもそんなオズワルドも、同じく世間から忘れられこの場所にやってきたキャラクターたちと穏やかに暮らしていたのでした。ところがあるちょっとしたことが原因で、ウェイスト・ランドの秩序は大きく崩れてしまうのでした。

その原因はミッキーマウスにありました。しかもそれはミッキーにとってはちょっとした楽しいいたずらだったのでした。秩序を元に戻すためウェイスト・ランドにやってきたミッキーはついに、オズワルドと対面を果たします。

…ここまでやたら長く説明してしまいましたが、何が言いたかったかというとこの場面なんです。この2人が対峙する場面、ディズニーの歴史に刻むべき名シーンでしょうこれは。本当に泣きそうになりましたよ。オズワルドが何故今復活し、2人は出会わなければならなかったのか。この作品の何もかもがこの場面に照準を合わせて作り込まれているんですね。

そして最後まで読めば、絶対オズワルドのことが大好きになっているはずです。これ、オズワルドを再びディズニーに迎えるにあたって、最高の脚本ですよ。今回僕はコミックとして読みましたが、ゲームソフト向けにこういった脚本を用意するとはディズニーもすごいことをやるなぁと思いました。劇場アニメーションとして見たいくらいです。

ゲームの方も前から気になってはいたものの、3Dアクションアドベンチャーというジャンル自体がよほど完成度が高くないとストレスの溜まりやすいジャンルだし、他にもやりたい作品があるのでスルーしちゃっていたのですが、また一段落したらぜひやってみたいと思いました。オズワルド、もっと活躍の場所が増えるといいなぁ。

[本]ディズニーアニメコミック エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~(出版社の紹介ページ)
エピックミッキー ~ミッキーマウスと魔法の筆~(任天堂公式サイト)
[本]The Art of Disney Epic Mickey(amazon)…洋書ですが、アートブックも発売されるようです。
ディズニー エピックミッキー コミック(App Store)…エピックミッキーのコミックアプリがiTunesでも配信されています。未確認ですが、アプリ内で販売されているグラフィック・ノベルというのが今回紹介した書籍と同じもののようです。

[DVD]オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット 限定保存版(amazon)…2008年に初DVD化されたパッケージの再販版が12/21発売予定。前のもまだ在庫あるようです。
『エピックミッキー』の続編、ディズニーが計画・・・仮称なども明らかに(iNSIDE 2011.8.28)…エピックミッキーには続編制作の話もすでに出ています。

[本]ディズニーアニメコミック カーズ2/アレサンドロ・フェラーリ・編、太田有香・訳(amazon)…これはソフトバンククリエイティブから出ている映画「カーズ2」のコミカライズ。ちらっと見ただけですがこちらは子供向けっぽい内容のようでした。

TOPICSアニメ

このサイトでは何度か紹介しているのでおなじみ(なはず)のゲームソフト「ラビッツ・パーティー」シリーズですが、ゲーム情報サイトdoope!さんによるとラビッツ発売元のユービーアイソフトがCATVチャンネルのニコロデオンと提携し、2013年からアニメーションシリーズを放送開始することが明らかになったそうです。

しかも、アニメーションを手掛けるのが「ウォレスとグルミット」でおなじみのアードマン・アニメーションズとのこと! この情報自体は2010年に発表されていたそうなんですが、ラビッツファンなのに全然知りませんでした…。とにかくあのアードマンが手掛けるのなら間違いないと思いますので、完成を期待して待ちたいと思います。

ただ、ニコロデオンは2009年に日本撤退していて視聴不能な上、ラビッツ自体も国内ではほぼ無名の存在ですのでパッケージ等が発売される可能性も非常に低そうなのが気がかりです。どうにか国内でも見られるように今から”スッポン”に向かってお祈りしないといけないかもしれません。

「ラビッツ」のアニメシリーズが2013年にスタート!Ubisoftがニコロデオンとの提携を発表doope!さん 2011.10.6)

ラビッツ・パーティー タイムトラベル(公式サイト)…海外向けにはラビッツシリーズの公式サイトがあるんですが、日本向けにはないので1月に発売されたWii5作目のサイトにリンク。最新作という意味では3DS版の「ラビッツ タイム・トラベル」もありますが、こちらは2Dアクションなので内容は別モノです。
今後の予定としては11月にXbox360のKinect向けに「Raving Rabbids: Alive & Kicking」というタイトルが発売されますが、今のところ国内販売は未定。また、派生元のレイマンシリーズ最新作「Rayman Origins」がマルチプラットフォームで発売予定ですが、国内向けには現在PlayStation Vita用のみが正式発表されています(発売時期は未定)。

Aardman(公式サイト)…長編作品の最新作はドリームワークスと共同制作した「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」。この作品は国内では劇場公開されなかったので知名度は低いですがDVDは発売されています。そして今年はソニー・ピクチャーズとの共同制作第1弾作品「アーサー・クリスマスの大冒険」が公開。こちらは日本でも11/23に公開される予定です。

[Wii]ラビッツ・パーティー TV Party(2009.1.22)
[本]ウォレスとグルミット ザ・コンプリート・ブック(2009.7.29)

TOPICSアニメ

ソニー・クリエイティブプロダクツのキャラクター、「うさぎのモフィ」の新しいアニメーションが制作されることが発表されました。モフィのアニメというと公式サイトで連載されていたショートアニメがありますがそれとは別物で、なんとイタリア国営放送と、同じくイタリアのアニメーション制作会社Misseri Studioとの共同制作となるそうです。
テレビ用5分×26話のシリーズとして作られるそうで、欧米やアジア圏など、海外での放送や商品化も前提に展開していくんだそうです。

Misseri Studioというと日本でも放送されたことのある「A.E.I.O.U.」や「ミオ&マオ」といった作品でも知られるように、一風変わったコマ撮りアニメーションを得意とするスタジオですが、今作でも綿(コットン)を使用したストップフレームアニメーションという世界初となる方法が採用されているそうです。公開されている写真を見ると、モフィの世界観を表現するのにぴったりあっていて、ぐっと期待が高まりました。

ちなみに「うさぎのモフィ」は2007年にソニー・クリエイティブプロダクツが創立30周年を記念し、「リラックマ」の作者として知られるコンドウアキさんと共同制作したオリジナルキャラクターで、翌2008年に絵本が2冊発売されているんですが、その後はやや停滞気味な展開となっていたのでした。
今年に入ってからは5月に主婦と生活社のWebサイト上でショートコミックを連載開始するとともに、新キャラクターの「こねこのソラ」を登場させるなど、新たな展開が続いていたのですが、ここにきてこんな大ネタが来るとは予想していませんでした。

ソニー・クリエイティブプロダクツとしても、最近は海外のキャラクターを国内で展開するのが中心になっていると思うので、逆にオリジナルキャラクターを海外展開するというのはかなり思い切った展開なんじゃないでしょうか。ぜひ成功して新たな国民的キャラクターに育てていってほしいなぁと思います。
作品の完成は2013年2月ということでかなり先ですが、それまで楽しみに待ちたいと思います。

ソニーCP、伊社とアニメ制作 14年めど30カ国で放送(日本経済新聞 2011.10.3)
ソニー・クリエイティブ プロダクツ オリジナルキャラクター「うさぎのモフィ」のアニメーション 国際共同制作 スタート(ソニー・クリエイティブプロダクツ 2011.10.3)…PDFです。画像はこちらのリリースにあります。

うさぎのモフィ(公式サイト)
うさぎのモフィ 連載ショートコミック(主婦と生活社)
akibako コンドウアキのWeb(公式サイト)

[本]うさぎのモフィ2 わすれんぼうの森(2008.12.5)

TOPICSキャラ本

サンリオキャラクター大賞で昨年に続き栄えある2位に輝いたリトルツインスターズの2人が綴った本が発売されています。

Kiki&Lala Dreamy Diary
[本]Kiki&Lala Dreamy Diary(amazon)

幻冬舎/アメーバブックス新社 2011.9.13発売 1400円
ISBN:978-4-344-99182-8

この本は昨年12月にスタートした公式ブログの内容を編集して書籍化したものです。このブログ、豊富なイラストを交えながら2人の生活の様子が綴られていたり、懐かしのグッズが紹介されていたりとバラエティに富んでいて、すごく楽しい内容になっていているんですね。前々から、書籍化前提で更新しているのかな? と思っていたのでした。

中にはちょっと変わったエピソードもあったりするのも楽しいんですね。せっかくなのでここでブログエントリーの中から特に印象に残っているおはなしをいくつか紹介してみます。

背中の星のはなし☆
キキが背中にしょっている星のひみつを教えてくれたエピソード。この星には空を飛べるようになる力があるんだそうです。そしてララが持っているステッキは飛ぶ方向を決めるのに必要なので、2人はいつも一緒なんだそうです。

キキ㊙エピソード!
ララがキキのひみつをこっそり教えてくれました。なんとキキはおねしょをして雲から落ちたことがあるんだとか。曇って濡れると溶けちゃうんですねぇ。服まで綺麗にしてあげて、ララはしっかり者のおねえさんのようです。

ステッキかして♪
ララにステッキを貸してもらったキキがはしゃいで大失態!? その模様は数日間にわたって繰り広げられたのでした。

「かわいい」って??
バラ色雲が連れてきたかわいくないパンダをめぐって、「かわいい」について考える2人。かわいいって見た目だけじゃないみたいです。ちなみに連れてこられたパンダはバッドばつ丸くんの仲間の伊集院パンダバですが、このようにいろんなサンリオキャラがゲスト登場するのも見どころです。

もこもこパーティ!
動物姿のもこもこウェアを着込んだキキとララ。どれもかわいい~! ララのメガネも似合っています。

お洗濯の味方!!
洗濯中のキキとララ。そういうことも自分でしてるんですね。そしてちゃっかり2人のイラストがあしらわれた限定アクロンの宣伝もしちゃってます。全編ファンシーな世界の中にこうしたPRをしれっと放り込んでくるところもこのブログの魅力。管理者による告知じゃなくて、キャラクターが直々に宣伝までして、それでもしっかり世界観が保たれているのがすごいです。

キキララ海外グッズ
これは昨日のエントリーですが、かつてアメリカでもキキララグッズが大人気だったことを知り、調子に乗っちゃうキキがかわいいです。いつかは海外でも再ブレイクして、キキ様のグッズをガガ様が身につけるなんてこともあるかも?

以上、7エピソードを紹介してみました。本1冊で終わるのはもったいないので、これからもずっと続けてほしいなと思います。

[本]Kiki&Lala Dreamy Diary(出版社の紹介ページ)…キキララ柄のシュシュとアメーバピグ用キキララアイテムのシリアルコードがついてきます。

リトルツインスターズ(公式サイト)
LittleTwinStars Official★Blog Kiki&Lala Dreamy Diary(公式ブログ)

[雑誌]H2005年2月号、特集「tooooo cute!!」(2005.1.21)…キキララが表紙でした。

TOPICSBOOK

坂崎千春さんの初となる4コマ漫画単行本が発売されたので紹介です。

ペンギンさん、うさこ、パンダちゃんの女子ゴコロ
[本]ペンギンさん、うさこ、パンダちゃんの女子ゴコロ/坂崎千春(amazon)

オレンジページ 2011.10.1発売 1000円
ISBN:978-4-87303-779-0

この作品は「元気になる!きれいになる!からだの本」という女性向けの季刊ムックで連載されているものをまとめたものだそうで、その内容も100%”大人の女子”に向けられて描かれています。たぶん坂崎さんのファンの方ならどストライクなんじゃないかな。ちょっとずつ性格の違う3人の”女子”が登場するので、自分や身近な人を当てはめながら読むと面白いのかもしれません。
ただ僕には縁のない世界すぎて、読みながら頭に「?」が浮かぶこともしばしばでしたけど(笑)。

ペンギンさん、うさこ、パンダちゃんの女子ゴコロ(出版社の紹介ページ)…こちらのページで少しだけ立ち読みできます。
イラストレーター・坂崎千春さんのサイン会を開催します!(オレンジページnet)…発売記念にサイン会も開催。本日10/2に有隣堂川崎BE店、10/6に三省堂書店有楽町店にて開催です。
さかざきちはる(公式サイト)

[本]イラストのこと、キャラクターデザインのこと。/坂崎千春(2011.2.25)