MEMO

空前絶後なんていう言葉がありますが、7月はまさにその言葉通りの社会現象が巻き起こりました。

「Pokémon GO」に関しては昨年9月に発表されてからずっと情報を追っかけていて、6月にはフィールドテストに当選たおかげで一足先にちょこっと遊んだりもしていたんですが、それでもこんなことが起こり得るなんて、夢にも思っていませんでした。

最初にこのプロモーション映像が公開された時も「なにこの妄想PV」なんて、ちょっと笑っちゃったりしたもんですが、まさにこの映像そのものの光景を実現しちゃってるんですもんね。本当の本当にびっくりですよ。

徐々に盛り上がって、とかなら心の準備もできるけど、何もかもがいきなりでしたもんね。アメリカで配信された途端にNHKが連日報じるほどの大ブームになってて、この時点で日本でも同じことが起こるのはほぼ確定していたけど、いざ配信されて普段見慣れた駅前の広場にスマホ持った人がわんさか集合しているのをこの目で見てはじめて、「これって本当なんだ」と実感したというか、それくらい現実感を伴わない現象に感じました。
多くの人が思ったと思うけど、この光景、岩田社長に見せたかったよ…。

ただ、ブームの立ち上がりがあまりにも垂直すぎたおかげで、各地で様々な混乱を巻き起こしていたり、賛否いろんな声が聞こえてきたりもします。でもそれも当然の反応だと思います。いきなりこんなことが身近に起こって黙って受け入れろって言われても、なかなか難しいと思いますもん。

なんでいきなりこんなことが起こったのか、その中には前提として多くの人が既に持っているスマートフォン向けに無料で配信されたというのももちろんあると思いますが、そうなってくるとちょっと不安なのが来年新しいゲーム機を発売する予定の任天堂ですよ。

今回の件で改めて、「ゲーム機とソフトをお店で買って遊ぶ」という行為が凄まじく高いハードルに思えてしまったんですよね。そんな世の流れに対して、果たしてどんな答えを用意しているのか…。もうあと少しだと思いますが、それまで期待と不安を抱えながら具体的な発表があるその日まで待ちたいと思います。