MEMO

■何年か前から「TV Bros.」という雑誌を定期購読しているのですが、先日購読キャンペーンの特典が送られてきました。

「特殊能力アビル」の図書カード
▲ブロス読者にはお馴染み、おおひなたごう先生デザインの図書カードです

でもこれ、使うのに勇気がいりそうなイラストですね…。大事にしまっておくかな。

ちなみに定期購読していると言ってもそんなに熱心な読者ではありません。昔はコラムや投稿ページなど、けっこう隅々まで読んでいたんですが、最近はコラムどころかテレビ欄すら全然見なくなっていて、何のための購読なのかよくわからない状態になっています。

そんな中、光浦靖子さんのコラムはけっこう楽しみにしていたりします。読むとこの人って、地頭がいいんだろうなぁ~っていうのを感じます。自分自身のことを冷静に客観視できる眼を持ってますよね。よくテレビでも「私はブスだから~」なんて言ってるのを見ますが、それも単なる自虐ではなくて、「私はブスだけど、ただのブスじゃないから!」っていう内に秘めたものを同時に感じます。
ただそうは言っても、日向と言うよりも日陰といった趣の、若干屈折した考えに支配されているところも光浦さんらしさです。コラムでは、同じく屈折してしまった人達へ向けて、的確なアドバイスを施してくれています。
 

せっかくブロスのことを書いたので他のページも一通り目を通してみたところ、以下のような情報の入手にも成功しました。

・ローラは料理が得意
・オードリー若林は大学時代にミッフィーの筆箱(姉のお下がり)を使っていた
・松尾スズキが「レバ刺し違法化カウントダウンの会」なるものを結成
・細野晴臣は野性爆弾・川島の音楽的才能に注目している
・ラクダは興奮すると口から胃を出して威嚇する
・きゃりーぱみゅぱみゅは弱ったブタにぐっとくる
・太陽の塔を巡って岡本太郎と丹下健三が取っ組み合いのケンカをした説
・つば九郎のCDが発売中
・枡野浩一が南阿佐ヶ谷に書店をオープン
・三ツ矢雄二は酔って記憶をなくしている間に栗ご飯を炊いた
・ふかわりょうは自宅の天窓で日食を観た

ふむ。面白いじゃないですか。やっぱり今度からはちゃんと読もうと思いました。
 

あと気になったのが天久聖一さんのコラム。中学校時代、同じクラスに大柄で内向的で荒俣宏似の女の子がいたそうで、ちょっと孤立しがちな子だったそうなんですね。ところがある日、校内で大声コンテストがあり、みんなが「うおー!」とか「きゃー!」とか叫ぶ中、その子はなぜか「オスカール!」と叫び、これがきっかけとなりその子の元に漫画好きの子達が群れるようになったんだそうです。

で、この話で注目したいのは、誌面の別ページで荒俣宏さんが登場しているので、おそらく荒俣さんの元にも見本誌が送られていると思われるところなんですよ。せっかくなので荒俣さんには自分に似た女の子のちょっといい(?)話が掲載されていることに気づいてほしいと思ったのでした。
 

それともう1点、「もうひとつの選抜総選挙」という特集ではサンリオキャラクター大賞がピックアップされていました。ゲイライターのアボンヌ安田さんという方による今年のランキング予想が載っているんですが、キャラクターの説明に添えられている画像がイラストではなく、キャラクターをイメージした動物の写真というところにブロスらしさを感じましたです。
(ちなみに以前ブロスでは「サザエさん」特集をしたときに、キャラクターのイラストどころか、コミックの表紙や、キャラのシルエットやボカシでの掲載もNG、挙げ句には今回のような感じで魚の写真を使ってキャラクターを連想させるような誌面構成にしようとしたところ、それすらNGを食らって編集が誌面で愚痴るということがありました(そのへんの詳細は雷電のチチ日記さんに載ってます)。サンリオは写真ならOKと踏んだ模様)

で、このアボンヌさんの予想、妙に手堅いランキングになってるな…と思ったら、この方けっこうなサンリオファンのようですね…。ポチャッコ推しだそうですが、そう言いながらコラムのページでは平然と”ハローキティとスヌーピーを交配させたようなキャラ”と書くあたりさすがです。しかも、リトルツインスターズのララのお姉さんっぷりがどうも気に入らないらしく、かなりの行数を割いてこき下ろしてました(笑)。ファンシーキャラに対してここまで正面切って文句を書き綴っている人は珍しいですよ…。でも、それすらララの手のひらで踊らされてることを自覚した方がいいですね。そんな細かいことを書いたってララには勝てないんだからね。

ちなみに僕は特に投票の予定はないですが、ここはやはり今年10周年を迎えるシナモロールを推していきたいと思います。上位の壁は厚いですが、どうにか3位には入ってほしいな!

八千代銀行 ポチャッコページ…ポチャッコと言えば都内では八千代銀行でおなじみ。アボンヌさんもメインバンクはここかな?

MEMOGAME

■E3がはじまりました。今年は全体的に若干地味な感じはしたものの、細かく見ていくといろいろ気になる発表がありました。主要3社の発表のうち、敢えてハード関連の話題を中心に気になったところを挙げてみます。
その前にAV Watchの西田さんの記事にリンク。

MS、Xbox E3 Media Briefingで「Xbox Music」発表 ~Xbox SmartGlassで「なにも足さずマルチデバイス連携」~
SCEA E3 2012 Press Conference。新作ゲームアピール ~AR電子書籍「Wonderbook」をJ・K・ローリングと~
Wii Uで「テレビからの独立」。任天堂 E3会見 ~最初のデイスプレイに。ユーザーとの関係も変化?!~

マイクロソフトが発表した「Xbox SmartGlass」は既存のタブレット/スマートフォンとXbox360を繋げて2画面化するシステム。似たようなコンセプトのWii Uとは違い、映像データそのものを転送するのではなく、再生情報などの付加情報を無線LAN、もしくはクラウド経由で共有することで連携するようですね。Windows8、Windows Phoneに加えて、iOS、Androidにも対応していて、手持ちの機器があれば特別新しいハードを買わずに実現できるところが売りみたいです。注目されているスマートテレビ市場に新たな手を打ってきた感じでしょうか。
他に「Xbox Music」などの発表もあり、マイクロソフトはXboxのホームエンターテインメント・システムとしての立場をより強調してきた印象です。

一方、ソニー・コンピュータエンタテインメントは「cross platform feature」という、PlayStation3とPlayStation Vitaを連携する取り組みについての詳細を発表。VitaをPS3のコントローラがわりにする「Cross-Controller」はがっつりWii Uと競合しそうなコンセプトですね。対応ソフトがどのくらい発表されるのかが気になります。
スマートフォン向けプラットフォームの「PlayStation Suite」は「PlayStation Mobile」と改名。HTC製スマートフォンの対応が発表されたりと、徐々に土台ができつつあるようですが、ユーザー側からするとこのサービスならではのゲームっていうのがあまり見えてこないのが気になります。
そして、ある意味目玉だったのが「Wonderbook」。PlayStation MoveのAR技術によって”遊べる本”を実現したシステムです。第1弾ソフト「BOOK of SPELLS」はJ.K.ローリングが「ハリー・ポッター」の世界をベースに書き下ろした作品とのことで、Move自体の存在感がないに等しい日本はともかく、海外ではなかなか注目されるタイトルになるんじゃないでしょうか。

そして新ハード「Wii U」を擁する任天堂ですが、全体的な感想としては妄想が外れたのはいいとして、例えば液晶の解像度だったり、Wii/Wii UのゲームをGame Padだけで遊ぶことが可能なのか? といった当然発表されるであろうと思われていた細かい仕様については依然として隠されたままだったので、若干やきもきしてしまいました。NFC機能についても詳細は伏せられたままでしたし。これはおそらく、一気に情報を公開するよりも、少しずつ公開していった方が発売まで注目を引きつけることができるという作戦なんでしょうね。
そんな中びっくりだったのが「Miiverse」というSNSシステムを発表したこと。まさか任天堂が自前のSNSを作るなんて、まったく予想だにしていませんでした。単なるSNSというわけじゃなく、ゲーム内にも密接に関係しているところが面白そうです。スマートフォンやPCなどの端末とも連携してTwitterのタイムラインのような表示にもできるようでしたが、たぶん特定のフレンドと密な交流をするよりも、不特定多数とゆるく繋がる感じがキモになってくるんでしょうね。そういう意味ではニコニコ動画のコメント機能に近いのかもと思ったり。

こんな感じで各社の発表を見ていると、もう完全に閉鎖的なプラットフォームのままでいるという時代じゃないんだな~、という印象を受けました。各社それぞれにプラットフォームの独立性を守りつつ、一方どういう部分でスマートフォンなどの外部端末と連携していくのかといった模索が見えてきて面白いです。
 

【E3 2012】世界的人気のパズル最新作!『Scribblenauts Unlimited』(gpara.com)

あとソフト関連ではスクリブルノーツの新作「Scribblenauts Unlimited」がWii U/3DS/PC向けに発表されたのがびっくりでした。てっきりスマートフォン向けにシフトしていくんだと思っていたので…。今作ではマックスウェル君のパーソナルな部分にもスポットが当たるらしいので楽しみです。日本でも発売されるかな?

マックスウェル君のアクションフィギュア
▲これはマックスウェル君のアクションフィギュアです。だいぶ前に買いました。

MEMO

玄関ページの絵を更新しました(過去の絵ページも更新)。
 

Nintendo Direct Pre E3 2012

今年ももうすぐゲームイベント「E3」が開催されるとのことで、ゲーム大好きっ子としてはいろんな新情報が山のように届くこの時期が楽しみなんですが、そんな中、任天堂はイベントに先駆けて新ハード「Wii U」についての放送を明日の朝7時から予定しているみたいですね。どんな内容なのかわくわくです。

「Wii U」は今年の年末に発売される予定とのことで、僕的には既に発売日に買う気でいるのですが、世の中的にはどうなんでしょうかね~? Wiiに比べるとインパクトに欠ける気がする…というか、なーんか、次世代据え置き機はマイクロソフトの天下になりそうな雰囲気が漂い始めているのが気になるんですよね…。任天堂にはそんな空気を吹っ飛ばすようなサプライズに期待したいです。

せっかくなのでいろいろ予想してみたいんだけど、すぐ答え合わせになっちゃうのがな~。でもいいか、半分願望(妄想?)混じりの予想をいくつか書いてみます。

1.Wii Uの名称変更
2.DLNAクライアント機能搭載
3.EAと提携
4.スペックは現行HD機のちょい上くらい
5.本体に2バージョン

1はWiiって付かない名前に変更という意味です。DS→3DSの時もそうなんだけど、目新しさがなくて若干コケ気味になったので今度は気分一新で新名称にしちゃう可能性もあるのかなと。でももう浸透しつつあるので可能性は低いか。
2は願望なんですが、あのタブレットっぽいコントローラにいろんな映像を流せたら楽しそうですよね。で、だったらDLNAに対応すれば面白いかなと。あとは本体にHDMI入力端子を付けて飛ばしちゃうというのもアリかも。でもこういうのはどっちかというとソニーの得意分野なので、任天堂がわざわざそういうのやるかなという疑問も。
3はだいぶ前の噂であった、任天堂がValveの「Steam」かEAの「Origin」あたりと提携してWii U向けにソフトを提供するのではという話に乗っかってみたわけなんですが、Valveとは付き合いがなさ過ぎる気がするのであるとしたらEAの方かなぁと。実現すれば海外向けソフトの拡充などに期待が持てそうだけど、今までにない冒険になるのでどうかなー。
4は現実的な予想なんですけど、ハードの基本性能的にはそんなに大幅なスペックアップはしないんじゃないかな…と踏んでいます。価格を安くしてライバル登場前に一気に普及させる作戦ですね(ちなみに価格はまだ発表されないだろうけど25000~32000円あたりと予想)。もしこれが性能重視の高コストになっちゃうと、体力勝負になっちゃってマイクロソフトの思うつぼですからね。前期が赤字になっちゃった任天堂としてはそれだけは絶対に避けなければなりません! その分、ハード的な部分での差別化はあのコントローラーに掛かっています。
5はそうは言ってもよりよい画質で出力したいマニア向けの上位バージョンも同時発表されるという予想なんですが、Wiiでも頑なにHDMI端子すら付けなかった任天堂がそんな面倒なことするわけないか…ということで実現の可能性はほぼなさそうです。でもHDD(またはSSD)内蔵タイプくらいならひょっとしたらあるかも。

って、ハードの話だけで長々と書いてしまいました…。肝心のソフトの方はいつもの感じのが出てくれれば僕的には言うことないので省略です。強いて言えば、海外向けソフトがどのくらい充実しているかに注目しておきたいです。ということで思いつくままに妄想を書き連ねたところでお休みなさい。