TOPICSキャラ本

前からちょっと気になっていた謎の生物、「モケケ」の付録付きムックが発売されたので紹介です。

なにかいるよ うしろにいるよ 気づくといるよ モケケだよ。
[本]なにかいるよ うしろにいるよ 気づくといるよ モケケだよ。(amazon)

宝島社 2011.8.22発売 1470円
ISBN:978-4-7966-8460-6

冊子部分は全56ページで、今まで語られることのなかったモケケたちの生まれ故郷「モケケノケ星」についてや、仲間たちの紹介、描き下ろし絵本「モケケ劇場」などが掲載されています。
付録はA4ノートが入るサイズのトートバッグと、「チト」のぬいぐるみチャームの2セットです。

また、7/30から8/31までの期間中、リブロ池袋本店コミック売場にてモケケグッズを多数揃えた「モケケフェア」なる催しが開催中とのことなので、気になる方は要チェックです。

モケケとは(シナダ)
[本]なにかいるよ うしろにいるよ 気づくといるよ モケケだよ。(出版社の紹介ページ)
ムック本も発売!モケケノケ星からやってきた人気の変キャラ『モケケ』、フェアをリブロ池袋本店で開催中(PR News 2011.8.8)

TOPICSキャンペーン

なんとなんと、ファミリーマートであのロドニーキャラたちが期間限定で復活するそうですよ!

と言っても知らない人もいるかもしれないので詳しく説明しますと、当時「パラッパラッパー」やPUFFYのCDジャケットデザインなどで脚光を浴びていたロドニー・A・グリーンブラットさんが、ファミリーマートのキャンペーンキャラクターを手掛けていて、CMや店頭などで活躍していました。

ロドニーらしい個性的で楽しげなキャラたちだったんですが、キャンペーンキャラクターということで期間終了後はぱったりと見なくなってしまったんですね。ロドニーファンの多くは「また見たいなぁ…」と淡い気持ちを抱きながら過ごしていたんですが、まさか本当に復活するとは思いませんでした。あれからもう13年もたっちゃってたんですね。

今回晴れて復活することになったのは、「ワクワック」「パパファルケッタ&ママフォルケッタ」、「マーティ・ベーグル」、「ミニクイック トム&マクシマスクリスプクリス」、「ミスクルクル」、「スー&スーパースー」の6キャラクターですが、それに加えて「トロペジェンヌ」、「トレ・ボーノ」の新キャラが加わった計8キャラクターでの展開になっています。

キャラクターの復活とともに14種類のコラボ商品が本日8/23~9/19の期間限定で販売されるので、しばらくはファミリーマートに通いつめることになりそうです。

30周年大感謝祭キャンペーン(ファミリーマート)…キャンペーンの詳細はこちら。こちらでPC、モバイル用の壁紙も配布中です。
ファミリーマート創立30周年企画 「~ありがとう30周年!~ファミマ大感謝祭キャンペーン」を実施! ~懐かしの“ロドニーキャラ”達が期間限定で復活!~(ファミリーマート 2011.8.19)…ベーグルサンドとトレ・ボーノは数量限定とのこと。

ファミマ30周年大感謝祭キャンペーン(RodneyFun.com)
Characters Family Mart(RodneyFun.com)…当時のキャラクターについてはこちら。

ロドニー・A・グリーンブラット ライブペインティング@伊勢丹立川店(2010.10.13)
[本]I.TOON CAFE―伊藤有壱アニメーションの世界(2006.2.24)…当時のCMをもう一度見たいと思った方はアニメーションディレクターを担当されていた伊藤有壱さんのこの書籍をチェックです。付属DVDに「ベーグルサンド」篇、「ミスクルクル」篇、「アジアごはん」篇の3作品が収録されています。

TOPICSアニメ,絵本

この本はNHK・Eテレ「ビットワールド」内で放送されている「ソッキーズ フロンティアクエスト」というアニメの世界観をベースにした絵本なんですが、なかなか気になるテーマが描かれていました。

ソッキーズ 女神の天秤の謎
[本]ソッキーズ 女神の天秤の謎/作・安達元一、絵・矢立きょう(amazon)

幻冬舎 2011.4.18発売 1470円
ISBN:978-4-344-01965-2

内容としてはアニメのプロローグ的な位置付けになっていて、なぜソッキーたちが旅に出ることになったのかが詳しく描かれています。

ソッキー、リリー、ブリモンという3人の仲間たちはそれぞれ力持ちだったり、王家のお嬢様だったり、超お金持ちだったりしていて、すごくパワーのある存在なんですが、同時期に挫折を味わうことになってしまいます。3人はもっと強くなりたいと望みますが、村の長老に、欲望を募らせるだけではもっと大切なことを忘れてしまうと諭され、旅立つことを命じられる――、というおはなしです。

この絵本はあくまでプロローグを描いたものなので、単体で物語が終結するわけではないところがちょっぴり残念だけど、人が抱く「欲望」というテーマを正面切って描いているところがすごく新鮮に感じたのでした。

今日の今日であれですが、アニメの方は8/12、8/19、8/26にまとめて再放送されるそうなので気になる方はチェックしてみてください。

ソッキーズ フロンティアクエスト(公式サイト)…アニメは絵本よりもコミカルな内容になっています。
[DVD]ソッキーズ フロンティアクエスト 1(amazon)
[DVD]ソッキーズ フロンティアクエスト 2(amazon)…DVDも1、2巻が10/19に発売予定。全5巻とのことです。

[本]ソッキーズ 女神の天秤の謎(出版社の紹介ページ)

視聴率200%男!安達元一のテレビじゃ言えない!?…原作はテレビの放送作家の方が手掛けています。ソッキーズの児童小説も執筆中とか。
矢立恭のオフィシャルサイト…キャラクターデザインを担当。DLEのアニメ「パンパカパンツ」のキャラクターデザイン、アニメーション制作をされていた方です。

TOPICSBOOK

人形・マスコット作家の宇山あゆみさんによるフォトエッセイを紹介です。コレクターとしても知られる宇山さんの懐かしい思い出やコレクションに触れられる1冊となっています。

パンダとバンビ
[本]パンダとバンビ/宇山あゆみ(amazon)

新紀元社 2011.6.1発売 1680円
ISBN:978-4-7753-0637-6

本は3つの章で構成されていて、1つは宇山さんが集めたパンダやバンビグッズのコレクションが紹介されている章。2つめはこの本のメインとなるフォトエッセイの章で、子供の頃の懐かしい思い出話が綴られています。3つ目は「パンダ×バンビ会議」と題された対談のページで、お相手はメルヘン・アーティストのタケヤマ・ノリヤさんです(ちなみにタケヤマさんは1章のグッズコレクションの画像提供もされています)。

「パンダとバンビ」というタイトルは宇山さんが子供の頃の思い出を振り返ると、必ずそばにパンダやバンビがいたということで名付けられたそうですが、それも納得のグッズの数々にまずは圧巻されました。

続いて2章のフォトエッセイのページ。宇山さんとは世代もずれているし、エッセイを読む限り、都会のお金持ちの家の子っぽいので、田舎の貧乏っ子の僕とは共通点なんてまるでないのですが、それでもなぜか、その時代のその場にいたかのような追体験ができてしまうんですね。もちろん、誰もが子供の頃に通るエピソードというのもありますが、丁寧で実直に書かれた文章がそうさせてくれているように感じました。

そして最後の対談では、タケヤマ・ノリヤさんの作品と出会ったときの話や、創作に関する興味深い話を読むことができました。先人が積み上げてきた「かわいい」という表現を大切にしながら創作されているお2人なんだなぁと、思いましたです。

[本]パンダとバンビ(出版社の紹介ページ)
宇山あゆみ(公式サイト)
世界のメルヘン タケヤマ・ノリヤのサイト

TOPICSBOOK,アニメ

放送43年目となる今も大人気の国民的アニメ「サザエさん」の初となる公式本が登場しました。

アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!
[本]アニメ サザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!(amazon)

扶桑社 2011.7.16発売 1365円
ISBN:978-4-594-06438-9

オールカラーで登場キャラクターの紹介や間取り図紹介、アニメ製作現場の裏側、サザエさんクイズなどが掲載されていて、ビジュアル的にも読み物的にも楽しめる内容に仕上がっています。

個人的に注目だったのはやっぱりキャラクター名鑑のコーナーです。定番キャラからレア度の高いキャラまでいろいろ紹介されています。詳しさではWikipediaの方が上ですが、やっぱりイラスト付きなのと公式っていうのがいいですね。本では親戚の一部に紹介はされているものの名前が掲載されていない人がいるんですが(マスオの兄サケオや、波平の妹なぎえなど)、一方でサザエさんが希にお手伝いに行くお金持ちの湯水さん宅で飼われている犬の名前(クラフトフラッシュ・ローヤルウェイ グッド ダルマシャン・モンタナ)はしっかり掲載されているのがちょっと面白いなぁと思いました。何か基準があるんでしょうか。
あと、いなくなった浜さんや三平さんはさすがに紹介されていないか…と思ったら別コーナーで掲載されていたのも嬉しかったです。またアニメにもちょこっとでいいので登場してほしいなぁ。

そんな中でやっぱり面白いと思ったのが波平の存在。昭和の厳格な父の象徴というイメージがありますが、一方でやたらお間抜けなエピソードも豊富だったりするんですよね。波平の弱点をまとめたページがあるんですが、頭髪ネタ4連発のあとに「ほかにもあります! 波平の弱点」として「お酒に弱い」「美人に弱い」「不器用」「あきっぽい」と4つの弱点がまとめられていて笑いました。ここだけ見たら波平って単なるダメ人間じゃないですか…(笑)。でもそういういつの時代にも当てはまる普通の人を描いているからこそ、衰えない人気を得られているんだなぁと思ったのでした。

[本]アニメ「サザエさん」公式大図鑑 サザエでございま〜す!(出版社の紹介ページ)…本の購入者を対象にしたキャンペーンも受付中です(9/30まで)。
長谷川町子美術館…7/16-8/31まで、アニメサザエさん展が開催されています。

コカコーラのCMにサザエさん一家が登場(2004.4.3)

TOPICS絵本

アートディレクターの山下浩平さんが久々に作・絵を手掛けた絵本が発売されました。

 ともだちぱんだ
[本]ともだちぱんだ/やましたこうへい(amazon)

教育画劇 2011.7.1発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1200-3

2人のパンダの子供が、出会ってから仲良くなっていく様子を描いた作品なんですが、全編がことばあそび絵本になっていて、「ぱんだ」の節にあわせてテンポよく進んでいく物語になっています。

冒頭に「ぱんだ ぱんだ きみも ぱんだ?」っていう、2人が出会うシーンがあるんですが、僕は既にここでやられてしまいまして。そこからはもう夢中で読んでしまいました。「ことばあそび」という形態の中に、こんなにいろんな要素を詰め込むことができるんだなぁと感動しました。

ことばあそびの方に目が行きがちですが、絵もすごくよくて、懐かしいような、新しいような、不思議な魅力があるんですね。そしてこの絵に昔ながらの明朝体フォント(アンチック体っていうんだっけ?)がすごく合っているんですよ。トータルでデザインされているからこそ出せる普遍性みたいなものを感じましたです。

山下さんは今後も絵本を出版する予定があるそうなので、楽しみにしたいと思います。

mountain mountain(公式サイト)…上野動物園のジャイアントパンダグッズのデザインもされています。