MEMOハンバーガー

■今は地元の方でもマクドナルドが幅をきかせていますが、僕が小さい頃、ハンバーガーショップと言うとダイエーの中に併設されていたドムドムハンバーガーが唯一の存在でした。1度食べてみたくて、ダイエーに行くたびに母親にしつこくねだっていた記憶があるのですが、実際に食べさせてくれたという覚えはないんですよね。食べたことを覚えていないだけなのかどうなのか…。

その後、地元ではダイエー自体が消滅してしまったために、ドムドムと言うと「そういえば昔あったねー」的な遠い思い出話に出てくるワードになって久しいのですが、実は今なお全国に店舗を展開しているんですね。

ドムドムハンバーガー

と言うわけでこれは1度食べないとということで、ドムドムを求めて赤羽まで行ってきました。赤羽、というか北区初上陸だったのですが、なかなかいい町ですね赤羽って。駅は広くて綺麗だし、商店街も広いし、駅前にはホームセンターもあるし、そしてなにより大型スーパーが複数あるのがいいです。スーパー好きとしてはうらやましい。

そしてドムドムはと言うと、商店街にあるダイエー赤羽店2Fのフードコートの中にあります。これ立地を見てびっくりしたんですが、ダイエーの入り口のすぐ横にはよりにもよって「マクドナルド赤羽ダイエー前店」があるんですね。これは一体…!? こんな立地条件では、ハンバーガーを食べたいと思っている人は何も考えずにマックに入ってしまうじゃないですか。マックはどこまで弱小チェーン店をいたぶったら気が済むんだ! と、声を荒げそうになった時、ふと別の考えが頭に浮かんできました。もしかするとこれは、ドムドム側があえてここにマックを誘致したのでは…。そうすると、店内のドムドムまで辿り着いた人=生粋のドムドムファンという状況を作り出すことができます。つまりこのマックはドムドムが用意した踏み絵だったのです。
マックをを踏んづけ、通り過ぎることすら厭わない者だけがドムドムにありつくことができるのだ…。そんなドムドムの気高い思いを感じざるを得ませんでした。

意味不明な妄想話が長くなってしまいましたが、ここからが本題です。ドムドムまでやってくると、甘辛チキンバーガー半額キャンペーンというポスターがまず目に入ってきました。でもやっぱりせっかく来たのでチキンじゃなくてビーフでしょうということで、メニューの中でいちばん高いドムダブルバーガーセット(680円)を注文しました。バーガーとポテトは出来上がったらマイクで呼ばれて取りに行くシステムらしく、先にドリンクだけ出てきました。

クリームソーダ
▲ドリンクは昔懐かしい響きにつられてクリームソーダ(188kcal)を注文しました。見てのとおり、ソーダの上にソフトクリームが乗っています。セットのドリンクとしてはクリーム分お得だと思いませんか。ちなみに味の感想としては「懐かしい」の一言に尽きます。昔のカップ自販機のメロンソーダそのものです。シロップ度高し。

ドムダブルバーガー
▲ほどなくして残り2つができました。ドムダブルバーガー(532kcal)と、ポテトフライS(197kcal)です。

ドムダブルバーガー
▲2枚のパティの間に目玉焼きが挟んであります。味はファーストフードのハンバーガーとしては典型的であり、理想的です。素直に”ハンバーガー食べたい欲”を満たしてくれるいいハンバーガーです。

気分がよくなったところでポテトも食べてみたんですが、これはまったく口に合いませんでした。油染みこみすぎてさくさく感もほくほく感もゼロ。しかも薄味なので油のまずさが際だちます。量が少ないのが救いでした。今度来た時はセットメニューは頼まないようにしよう…。

というわけでポテトはあれでしたが、バーガーはおいしかったので他のメニューも食べたくなりました。赤羽の人はもっと利用すべきだと思います。

包装紙
▲ドムドムと言えば…そう、ぞうさんも健在。でもぞうさんの由来もドムドムという名前の由来も不明ですけど。