TOPICSサンリオ,新キャラ

サンリオが今年初となる新キャラクターを発表しました。「チェリーナチェリーネ」という名前の2人組の妖精です。

サンリオが新キャラクターを発表するのは2007年6月にデビューした「ぱんくんち」以来なので丸1年ぶりですね。テーマは「おしゃれ」ということで、小学生高学年くらいの女の子が素直にかわいいと思えるようなグッズが登場するようです(発売は6/18から)。チェリーの森に住んでいるということで、キャラクターやグッズのデザインにはさくらんぼが大きくあしらわれているのも特徴です。

外見は小動物っぽい感じで、他には特に際だった点はなさそうですが、そういう奇をてらった感じじゃないところもサンリオらしい安心感があっていいキャラだと思います。

サンリオの年代別のキャラクター一覧をみると、ここ数年は年に2、3組のペースでキャラクターを発表しているようなので、今年中にもう1組くらい新キャラが発表されるかもしれません。そんなところにもちょっぴり期待です。

チェリーの森に住むふたりの妖精の新キャラクター! 「チェリーナチェリーネ」シリーズ発売のお知らせ(サンリオ 2008.6.9)
チェリーナチェリーネ(サンリオ公式サイト)…ちなみに耳のそばにリボンを付けているのがチェリーナ、首もとの方がチェリーネです。2人とも女の子。
サンリオ(トップページ)

サンリオの新キャラクター「ぱんくんち」(2007.6.7)

TOPICSアニメ

「モダンペット」などでおなじみのプレイセットプロダクツが2006年に手掛けた絵本、「スケアクロウマン」がなんとフル3DCGのテレビアニメになるそうです。

絵本の「スケアクロウマン」はかかしが主人公のおはなしで、畑での仕事を終えたスケアクロウマンが、壊れた物を修理することに第2の人生の生きがいを見つけるという内容でした。プレイセットの他の作品と比べると、ちょっと影の強い雰囲気が異彩を放つ作品でもありました。

プレイセット作品のアニメ化というと、現在よみうりテレビで放送中の「アタックド クマサン」という作品もありますが、クマサンが5分程のミニ番組で、大阪のみのローカル放送なのに対して(余談ですが、現在放送中のアニメで、関東で放送されていないのはこの作品だけらしいです)、「スケアクロウマン」は30分番組で、TOKYO MXなどの独立U局5局とCSチャンネルのアニマックスでも放送されることが決まっています。更にDVDも全9巻が発売されるとのことで、かなりしっかりとしたプロジェクトとなっているようです。

放送は7月からスタート。公式サイトの画像を見ると絵本の時にあった影の部分は少し薄まっているようにも感じますが、3DCGになってもその特殊な存在感は健在のようでした。どんな作品になるのか、今から放送が楽しみです。
 
 
トムスがフル3DCGTVシリーズ進出 「スケアクロウマン」7月から(アニメ!アニメ! 2008.6.6)
スケアクロウマン(公式サイト)…プレイセットプロダクツのインタビューも読めます。「スケアクロウマン」は物を中心にしたドラマなんですね。アニメ化は絵本が完成した頃から考えていたんだとか。
play set products(公式サイト)

[本]SCARECROWMAN/play set products(2006.4.18)
モダンペットのマグカップ(2007.3.17)
DORAEMON×play set products(2007.2.1)

TOPICS

アートディレクターの野田凪さんが展開している「HANPANDA(ハンパンダ)」ですが、その中の半分ピンク色のキャラクター、「ニャンパン」が本日6月8日に永眠しました。享年84歳だったそうです。

野田凪さんのサイトによると、6/19に表参道のラウンジLe Baronにて「HANPANDA Funeral Party」と題された葬儀・告別式が執り行われるとのこと。なお、お葬式なので正装での参列となるそうです。

ニャンパンって意外と長生きだったんですね。ハンパンダの寿命については詳しくありませんが、おそらく大往生だったのではないでしょうか。最後になりますがニャンパンのご冥福をお祈り致します。
 
 
宇宙カントリー(野田凪公式サイト)
HANPANDA(公式サイト)

HALCALI meets hanpanda(2004.10.14)

TOPICSキャラ絵本

「リラックマ」でおなじみのコンドウアキさんによる新キャラクター、「うさぎのモフィ」の絵本が発売されましたので紹介です。

うさぎのモフィ
[本]うさぎのモフィ/コンドウアキ, 相澤タロウイチ(amazon)

主婦と生活社 2008.5.30発売 980円
ISBN:978-4391136067

コンドウアキさんと言うと、フリーになってからもサンエックスのイメージがありましたが、今回のモフィはソニー・クリエイティブプロダクツの会社創立30周年記念として誕生したオリジナルキャラクターなんですね。"記念"なんて銘打ってるわけですから、会社的にも気合いも入ってるんじゃないかと思われます。

今回の絵本は連名になっていて、キャラクターデザインなどのアートワークとおはなしをコンドウアキさん、イラストを相澤タロウイチさんが担当されているようです(ちなみに相澤さんはコンドウさんの旦那さんです)。

絵本の内容は、モフィが旅をしながら何かを見つけようとするおはなしなんですが、相澤さんのふわっとしたイラストがちょっと寂しげな物語の雰囲気にぴったりで、なかなかいいコラボレーションになってるんじゃないかと思います。

ただ、個人的にはその物語があまり好みじゃなかったんですけどね。やけにシリアスすぎるというか…。コンドウさんが物語を描いたのははじめて、っていうことになっているみたいですが、「みかんぼうや」の絵本だって立派な物語でしたよね。個人的にはみかんぼうやの方がコンドウさんらしさが詰まっているような気がするんですが、どうなんでしょうか。

ウサギのモフィ(公式サイト)
ソニー・クリエイティブプロダクツ
[本]うさぎのモフィ/コンドウアキ, 相澤タロウイチ(主婦と生活社)

[本]木からおりたミカン みかんぼうや/コンドウアキ(amazon)…健気なみかんぼうやがくじけながらも頑張るストーリー。コンドウさんの作品の中ではやっぱりこの本がいちばん好きだなぁ。

[本]しりとりおふろ/コンドウアキ(2007.4.5)

TOPICSDVD,マスコット

中日ドラゴンズのマスコット、ドアラのDVDの発売が決定しましたー。って、つい先日も同じことを書いたような気がしますが、また別モノのDVDです。
 
ドアラのすべて
[DVD]ドアラのすべて(amazon)

ビクターエンタテインメント 2008.7.23発売 2940円
VTBF-5080
 
発売は先日取り上げたDVD「ドアラの休日 げんじつとうひ、してみました。」(9/12発売、メディアファクトリー)よりも先になります。展開が多彩すぎてついていけない感じですが、情報を整理しますと「ドアラの休日」が完全撮り下ろし映像を収録したDVDなのに対し、こっちのDVDは地元のテレビ局、CBC(中部日本放送)が制作していて、過去に撮影された映像も収録されているという違いがあります。
 
これは現在2冊発売されている書籍と同じ構図です。「ドアラのひみつ」が完全書き下ろし、「ドアラ☆チック」が地元の新聞社、中日新聞社による過去の写真、記事などをメインに収録したものでしたので。
 
ただ、ちょっと気になるのが、本もDVDもそれぞれ個々に発売元が違うんですよね。本の時はエッセイと写真集という明確なジャンル分けができていたんですが、今回は映像作品なのでジャンル分けしづらく、ただ乱発しているように感じてしまいます。やっぱり、どちらかが時間を置いて段階的に発表した方がよかったんじゃないかなぁ。会社が違うので難しいのだとは思うんですが、今の勢いを大切にするためにも、そういうところにも気を遣った方がよかったんじゃないかなと思いました。

DVD「ドアラのすべて」発売 伝説の「ゴールデンドアラ」も収録(中日新聞 2008.5.31)
DVD「ドアラのすべて」(CBC・告知ページ)
 
ドララのDVDが発売決定(2008.5.28)

TOPICS絵本

子供との遊びから生まれた作品で新境地を開拓したメディアアーティストの岩井俊雄さんが新作絵本を発表しました。現在はYAMAHAと共同で開発した電子楽器「TENORI-ON」のプロモーションで多忙なはずなのに、いつの間に絵本を描き上げていたんだとびっくりしつつ本屋さんで購入してきました。

100かいだてのいえ
[本]100かいだてのいえ/岩井俊雄(amazon)

偕成社 2008.5発売 1260円
ISBN:978-4033315409

岩井俊雄さんの絵本というと、「どっちが?絵本」という親子で遊ぶことをテーマにしたシリーズがありますが、あのシリーズが小さい子供にも手に取りやすいサイズで簡素なモノクロイラストだったのに対して、今回の絵本は大型版でフルカラーの手の込んだイラストになっています。ただそこは岩井さん、単なるふつーの絵本じゃありませんでした。

まず、本屋さんで面出しで飾られているところを見て「えぇ!?」って思ったんですよ。この絵本、帯が付いているんですがこんな感じなのです。

100かいだてのいえ(帯付き)
本の右側に帯が…。この時点でやっと「横じゃなくて縦に開くんだ!」ということに気付いたのでした。でもびっくりしたのは手に取ってから。そのびっくりを察して頂くためにもう1枚画像を用意しました。

100かいだてのいえ(斜め下から)
本の下の部分が閉じられている! なんと、上から下へめくっていく本だったのでした。

100かいだてのいえ(めくったところ)
表紙と1枚目をめくるとこんな感じでタイトルが出てきました。なんでこんなことになっているかというと、そこはタイトルにあるように、おはなしの舞台が100階建ての家だからなんですね。家が断面図のように描かれていて、どんどんめくっていくことで上っていく感覚が表現されているというわけなんです。

丁寧に描き込まれた各フロアにはいろんな動物たちが暮らしています。岩井さんの動物イラストって前からかわいいなぁと思っていたので、そういうところも堪能できる遊び心の詰まった絵本でした。

いわいさんちWeb(公式サイト)
100かいだてのいえ(偕成社の紹介ページ)

[本]いわいさんちのリベットくん(キット付き)/岩井俊雄(2007.7.16)