TOPICSDVD,アニメ

「OH! スーパーミルクチャン」の監督、脚本を務めた田中秀幸さんと椎名基樹さんのタッグで作られた「Little Village People」のDVDが5/13に3巻同時発売されますので紹介です。

この作品はCSチャンネルのMTVで昨年10月から放送されていた1話10分程度のアニメーション作品なんですね。舞台はサンダー紙袋という名の謎のキャスターが24時間365日不眠不休で司会を務めるテレビ番組が垂れ流されている”ペンギン村ヒルズ”と呼ばれる地方都市で、そんな環境の中、バンドデビューを目指すニートやファミレスで働くバイトの女の子たちなんかが繰り広げるどーでもいいような日常を描いた内容になっています。

ネット上で公開されている作品を見た限りでは「ミルクチャン」のある一部分を抽出して凝縮したかのような内容になっていますね。もうちょっとダイレクトに書くと、ゲスいなーっていう。ミルクチャン好きならとりあえずチェックしてみて間違いはないかと思うけど、それ以外の人は…どうでしょうね。僕は好きですが、率先して人に勧めたくなるような内容ではないことだけは間違いないかも。ははは…。

リトルビレッジピープル Vol.1リトルビレッジピープル Vol.2リトルビレッジピープル Vol.3
[DVD]リトルビレッジピープル Vol.1 Vol.2 Vol.3(amazon)
[DVD]リトルビレッジピープル Vol.1+Tシャツセット(amazon)…こちらはVol.1にPVHCATVのTシャツとDVD3巻を収納できる特製ケースが付いてくるAmazon限定商品とのこと。

Little Village People(公式サイト)
Little Village People(MTV)…第1話が公開されています。
Little Village People #013 #014 #015(ニコニコ動画)…再生数が…。
[DVD]Little Village People Vol.1 Vol.2 Vol.3(ワーナー・ホーム・ビデオ)

TOPICS

2011年に完全移行予定の地上デジタル放送をPRするため、新キャラクター「地デジカ」が発表されました。

「地デジカ(ちでじか、と読みます)」はなんともゆる~い見た目のシカのキャラクター。テレビ放送のキャラだけに、角がアンテナになっています。

ところで地デジのキャラクターと聞いて、どうしても思い出してしまうのが先日マスコミを大きく賑わせたSMAPの草なぎ剛の存在。4/23に問題が発生してイメージキャラクターを降板したばかりの最中、わずか4日後にこうした発表がされたことになるわけですが、これは事件を受けて慌てて替わりのキャラを作った、というわけではなく、当初から決められていたスケジュールだった、というのが公式のアナウンスのようです。まあ確かに、4日でここまで準備するというのは、いくらなんでも早すぎますもんね。ともかく今度は生身じゃないだけに、スキャンダルで降板なんてこともなさそうですし、あの一件ですごくお怒りになっていた鳩山総務大臣も一安心なんじゃないでしょうか。

本日開催された発表会ではきぐるみもお披露目され、鳩山大臣も登場。サイバンインコの時みたいに大臣自ら着ぐるみの中に入ってPRしてくれたらいいのに、とちょっと思ってしまいましたが、地デジカの着ぐるみはかなりスリムな体型なので恰幅のいい大臣にはちょっと無理だったのかもしれませんね。

僕としてはなんだかすごく気に入りましたよ、このキャラ。黄色いレオタード姿がなんとも言えないゆるさを醸し出していて。テレビで動いている姿も見てみたいです。そしていつかは草なぎくんと2ショット、なんて日が来るといいですね。

地デジカ(公式サイト)
民放連キャンペーン・キャラクター「地デジカ」の制作発表について(日本民間放送連盟 2009.4.27)
鳩山総務相“豹変”エール…地デジ新キャラ発表会で(ZAKZAK 2009.4.27)
新キャラクターは地デジカくん  地上デジタル放送移行で(47NEWS 2009.4.27)
完全「地デジ化」へ新PRキャラ、鳩山総務相が激励(読売新聞 2009.4.27)
草なぎさんの分も、「地デジキャラ」発表(朝日新聞 2009.4.27)
地デジ移行の新キャラクター「地デジカ」(IT Media 2009.4.27)

TOPICSキャラ絵本

鳥のような虫のような小さなキャラクター、「もい鳥」の3巻目となるキャラクターブックが発売されました。

もい鳥3 ~ちいさな友達登場~
[本]もい鳥3 ~ちいさな友達登場~/オノフミ(amazon)

ゴマブックス 2009.4.13発売 924円
ISBN:978-4777113057

今回はサブタイトルにもあるように、青いマフラーのもい鳥が新しいルームメイトとして登場します。その他は変わらずのミニマムなかわいさ全開の内容となっています。

ちなみに今回で3巻目となりますが、1巻目の「もい鳥 ~ちさなルームメイト~」が2007年9月発売、2巻目の「もい鳥2 ~毎日元気に育ち中~」が2008年4月発売とのことなので、発売の間隔が倍になっているのがちょっと気になりますが、今後は年1ペースで発売すると言うことなのかもしれません。

[本]もい鳥3 ~ちいさな友達登場~(出版社の紹介ページ)
もい鳥(公式サイト)
子牛ぺろり倶楽部…作者のオノフミさんによるイラスト入りで楽しいブログ。
BONte shop…もい鳥はゴマブックスのキャラクターブック「BONte」で連載中です。

TOPICSキャラ絵本

耳がワカメのようにヒラヒラしているウサギのようなキャラクター、「ウサワカメ」のキャラクター絵本が登場しました。


[本]ウサワカメ/しばざきとしえとキリコミック(amazon)

学習研究社 2009.4.9発売 893円
ISBN:978-4054040458

以前、このキャラクターを題材にした「ウサワカメール」(amazon)っていう携帯ゲームが発売されていて、「なんだか気になるキャラクターだなぁ」と思って紹介したことがあったんですよね。それからウサワカメを見かけることもなかったので、この本を見つけたときは「おー、今も活躍してるんだ!」と、しばらく会っていなかった人にばったり再会したような気分になってしまいました。

中身はイラストに一言メッセージが書かれているページを中心に、4コママンガや写真を使ったページなど、バラエティに富んだ内容になっていました。見た目のとおり脱力系な感じなんですが、この手の他のキャラに比べてもより自堕落な性格が強調されていて、何やら他人とは思えない親しみを感じてしまうのでした。

ウサワカメ(公式サイト)
フ~ラリフラフラ ウサワカメ(出版社の紹介ページ)…仲間キャラクターの紹介も掲載されています。どうもアイドル雑誌の「POTATO」に連載されているようですね。

ウサワカメール(2006.5.13)

TOPICSキャラ絵本,地方キャラ

先日、かねたんの絵本が発売されることを知り、遅ればせながら読んでみたので紹介です。

かねたんのいちにち/おかのあき
[本]かねたんのいちにち/おかのあき(amazon)

文苑堂/ウェッジホールディングス 2009.1.30発売 900円
ISBN:978-4904293133

「かねたん」は米沢市が大河ドラマ「天地人」の放送にあわせて作った、戦国武将の直江兼続をモチーフにしたキャラクター。姿は犬になっていて、兜に光る”愛”の文字がチャームポイントです。

キャラクターは公募によってイラストレーターの方が手掛けたものが選ばれたんですが、この絵本も市役所などの監修の元、同じ方によって書き下ろされたみたいです。

絵本の中ではかねたんの日常生活が綴られているのですが、かわいくもけっこう激しい生活をしているようでちょっとびっくりしました。戦国時代をモチーフにしたキャラクターと言って思い出すのはやっぱりひこにゃんですが、そんなひこにゃんの絵本はは割とほのぼのとした作品だったんですよね。それに対してかねたんは、大好物の米沢牛コロッケや米沢ラーメンをほおばりながら、武術の稽古に励み、馬に乗って戦に出陣だってしてしまうアグレッシブさを発揮しています。
まあ戦と言っても、出発シーンの次のページではへとへとになって帰ってくるシーンになっているので、実際に戦っているシーンがあるわけではないんですが、あえてそういう部分も見せてくれたところに武将キャラとしての誇りを感じましたです。

ちなみに作中には米沢藩藩主・上杉景勝をモチーフにした「かげっち」というキャラも登場していたり、かねたんの兜を脱いだ姿が披露されていますので見逃さないように要チェックです。

直江兼続マスコットキャラクター かねたん(公式サイト)
『かねたんのいちにち』発売記念30秒スポット…ウェッジホールディングスによる紹介FLASHです。かげっちの姿もちらっと出てきます。

TOPICSBOOK,マスコット

今月はドアラにつば九郎にとプロ野球マスコットの本がいろいろ発売されたんですが、これもその中の1冊です。

B・B Photo Book RUN
[本]B・B Photo Book RUN/B・B(amazon)

北海道新聞社 2009.3.6発売 1050円
ISBN:978-4894534957

北海道日本ハムファイターズマスコット、B・Bの本なんですが、ドキュメンタリー写真集と銘打った作品になっています。
B・Bと言えば公式サイトで長文のコラムを執筆していることでもお馴染みですが、そのコラムの中でこの本のことを「二番煎じ」というちょっと自虐的なタイトルを付けて綴っているんですね。でも実際には二番煎じどころか他のマスコット本とは一線を画すコンセプトの元に作られていることが中を見るとわかります。

最近はゆるキャラブームとかでキャラクター全般に対して「ゆるさ」というものが求められるようになっています。球団マスコットの世界でもそれは例外ではなく、中でもドアラがその波に乗ってブレイクし、象徴的な存在として支持されています。そこへ行くとこのB・Bの本はと言うと、そんな状況を無視するかのように、ゆるさなんて微塵もないどころか、渋さすら感じさせる作りになっているんですね。まさにプロスポーツの現場で働くもう1人のプロという言葉がぴったりくるような、格好良さが詰まった1冊になっています。

売れることだけを考えれば、本当はもっとゆるく売り出した方が手っ取り早いはずなんですが、ドアラがドアラにしか進めない道を歩んでブレイクしたように、B・BにはB・Bにしか歩めない道があって、それを信じて進むんだっていう、決意のようなものがこの本からはひしひしと伝わってきます。
見る人によれば不器用にも思えるのかもしれないけど、僕はやっぱりB・Bのそう言うところが好きだなぁって思うし、マスコットはゆるいだけじゃなくていろんな一面があるんだってことを広める意味でも、その道は絶対に間違っていないと思います。

B・Bは第2弾としてコラム集を出版したいという夢があるそうですが、B・Bの情熱があればきっといい本ができるんじゃないかなと思います。これからもオンリーワンの存在感を見せつけてほしいです。

[本]B・B Photo Book RUN(北海道新聞社 紹介サイト)
B・B DIARY(公式サイト)…札幌での出版記念イベントの様子なども公開されています。
ブリスキー・ザ・ベアー(Wikipedia)…B・Bの誕生からこれまでの活躍について詳しくまとめられています。そうそう、最初の頃はデザインが馴染めないって散々な言われようだったんですよね。それを考えると本当にすごいと思います。

B・Bが”マスコットの人権”を呼びかけ(2004.8.29)