[3DS]電波人間のRPG

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この前昨年のまとめコラムを書きましたが、その際にざっくり自分のブログの過去ログを見返したんですけど、それで思ったのが「ゲームに関する話題が多いな~」ってことでして。ゲーム好きですよね。自分ではそんなにやってる意識はないんですけどね。

とか言いながら、今はまってるゲームがあるので紹介するんですが、こちらです。

電波人間のRPG
[3DS]電波人間のRPG
ジニアス・ソノリティ 2012.2.8発売 800円

ニンテンドー3DSのダウンロードソフトで、一応クリアもしたんですが面白かったです。800円という価格なので、ものすごくコンパクトに作られているんですが、その中に僕がRPGに求める要素のすべてが見事に詰まっていて感動しました。「そうそう、こういうのやりたかったんだよ!」って。
ディレクターの方(山名学さん)が昔ドラクエ作ってた人というのもあって、第一印象としてはドラクエに似ているなぁと思ったんですが、ずっと続けているとドラクエというよりウィザードリィに近い感覚を覚えました。シンプルな分、かなりストイックな作りになっていて、見た目に反して後半に行くに従いけっこう容赦ないバランスになってるんですね。

このゲームには電波人間と呼ばれるキャラクターを捕まえるモードがあって、そこで仲間にしたキャラでパーティを編成して冒険するという流れになっているんですが、この電波人間にはちょっと変わったギミックがあって、現実世界に飛んでいる電波を元にキャラクターを作っているんですね(どうも無線LANのMACアドレスから固有のキャラクターを生成しているらしい)。なので家の中を飛んでいる電波人間を全部捕まえ終わり、更にもっといろんなタイプの仲間が欲しいと思ったら外の電波が多そうなところへ出かけていって、何も見えない空中に3DSをかざして捕まえるという、端から見るとちょっと危険な作業が必要になったりもします(笑)。

電波人間捕獲中の画面
▲ちなみに捕獲モードでは3DS内蔵のカメラを使用していて、現実の風景に電波人間が飛んでいるかのような演出がされています。

このシステムが面白いと思ったのは、パーティが全滅したときのペナルティなんですよね。全滅するとせっかく捕まえた電波人間たちが元いた場所に帰っちゃうので、また同じ電波人間を仲間にしたいと思ったら、再び捕まえ場所まで行って再捕獲しないといけないんです。お布施を払って復活させることもできるけど、やたらと高額だったりして。

だったら新しい電波人間を捕まえればいいっていう話なんですが、やっぱり前のキャラを連れ戻したくなってしまうんですよね。
これがもし出会うキャラが全くのランダムで決まっているのなら、捨て駒的な感じで割り切れたんだと思いますが、以前捕まえた場所に行ったら同じキャラが居るかもしれないって言われたら、じゃあまた仲間にしないとってなるんですよね。
この辺が絶妙だなぁって。単に奇をてらっただけのシステムっぽく見えるのに、キャラクターに愛着を持たせられる仕組みになっていたり、しっかりゲーム性にも結びつけられているところが、すごいなと思ったのでした。

続編の話があるならぜひ今度はパッケージソフトのボリュームで遊んでみたいと思いました。はい。

電波人間のしょう
▲主人公の電波人間だけはランダムで決まるみたいなんですが、僕のは「しょう」というキャラクターでした。特別強くはないけどちっこくてかわいいです。

電波人間のRPG(公式サイト)…上2枚の画像は素材集からお借りしました。
ジニアス・ソノリティ…ポケモンの外伝作品などの開発でおなじみ。パブリッシャーとしては今作が初めての作品となります。ちなみに一部の有名ゲームブロガーには直接メーカーから紹介記事の執筆依頼が来たそうですが、当サイトは自主的に紹介しただけです。さすがにね。

Posted by CHARA PIT