TOPICS絵本

本秀康さんの絵本が再び登場しました。前作「ヘンなあさ」はイラストのみでしたが、今回は作・絵ともに本さんが手掛けています。

おしりとり
[本]おしりとり/本秀康(amazon)

長崎出版 2010.7.17発売 924円
ISBN:987-4-86095-404-8

「おしりとり」という名前のおしりがチャーミングな鳥が出てくる幼児向けの絵本で、しりとりのように言葉のおしりを取った言葉が次のページに登場するという形式になっています。シルエットクイズ的な遊びにもなっていて、テンポよく進んでいきます。

表紙を見てもお分かりのとおり、今回の絵本では本さんが得意とする厚塗りのイラストも登場するのも特徴です。本さんのTwitterを見てると、今回は子供にターゲットを絞ったとのつぶやきがありましたが、ということは今後も絵本を手掛けいくんでしょうかね。せっかくなのでいろんなタイプの絵本を期待したいです。もちろん絵本だけじゃなくて漫画も描いてほしいけど。ちょっと贅沢な希望かな?

おしりとり(出版社の紹介ページ)
おもしろ帝国(本秀康公認ファンサイト)

[本]ヘンなあさ/笹公人・作、本秀康・絵(2008.9.28)

TOPICS絵本

先月、サンダーバニーの1年振りとなる絵本が発売されましたので紹介です。

サンダーバニーとシャイプープー
[本]サンダーバニーとシャイプープー/ロドニー・アラン・グリーンブラット(amazon)

インターリンクプランニング 2010.4.28発売 945円
ISBN:978-4-901285-15-5

今回で5作目になるのかな? 翻訳はこれまで同様PUFFYの大貫亜美さんが担当されていますが、前作は文章のない絵本だったので久しぶりのタッグとなっています。

表紙に描かれたちょっと困った表情の紫色の犬がシャイプープーです。なかなか誰とも一緒に遊ぶことができなくて、1人で縮こまっていたところにサンダーバニーが颯爽と登場し手を差し伸べるという、ほんわかストーリーとなっています。

絵本の発売にあわせてなのか、最近またサンダーバニーのグッズをよく見かけるようになった気がしていて、ロドニー好きとしては嬉しい限りです。

ちなみにロドニーは再びサンダーバニーの新しい絵本を描いているらしいので、来年あたりにまた新作が読めるかもしれません。ちょうど2年前の5月に都内で来日展が開催されましたが、また展覧会も開いてほしいです。
 

RodneyFun.com(公式サイト)
サンダーバニー(PLAZAの紹介ページ)…今回の絵本についてのインタビューやスクリーンセーバーが配布されています。

せっかくなので過去の作品も紹介(リンクはAmazon)。書籍は1作目のみソニー・マガジンズ、それ以外はインターリンクプランニング。DVDはソニー・クリエイティブプロダクツから出ています。
[本]サンダーバニー…1作目は1997年発売。
[本]サンダーバニーとワンダーミュー
[本]サンダーバニーとビビリトルのレインボーデー
[DVD]サンダーバニーふわふわストーリー ビビ・リトルのレインボーデー…監督に「ニャッキ!」の伊藤有壱さんを迎えたCGアニメーション作品です。
[本]サンダーバニー・ネイチャー

通信販売フェリシモにロドニーのブランド「Toylike」登場(2003.10.4)

TOPICS絵本

佐藤雅彦さんと内野真澄さんによる絵本が発売されたので紹介です。

もぐらバス
[本]もぐらバス/佐藤雅彦+うちのますみ(amazon)

偕成社 2010.4発売 1050円
ISBN:978-4-03-331810-3

佐藤さんが原案、文と絵を内野さんが手掛けています。佐藤さんが関係する絵本というとNHKの「ピタゴラスイッチ」から生まれたピタゴラブックというシリーズがありますが、こういうちゃんとした創作絵本の形態なのははじめてでしたっけ。ちょっと珍しいですね。

内容はというと、もぐらが運転手を務めるもぐらバスが、地下にある町を走っていて、そこでちょっとしたことがありつつ…という、ほんわかムードのおはなしです。見せ方としていいなー、と思ったのが冒頭のシーン。地上にある、普通に人間が暮らす町の風景が描かれていて、そこで暮らしている犬だけが地下を走るもぐらバスの音に気がついていているんですね。これがあることで、本当に地下にそういう町があるのかも? っていうワクワク感が増幅されるんだなぁ、と思いました。

あとついでに、今月発売されたピタゴラスイッチ関係の書籍を2冊紹介です。
ピタゴラスイッチ こたつたこDVDブック
[本]ピタゴラスイッチ こたつたこDVDブック/ピタゴラスイッチこたつたこ制作委員会(amazon)

小学館 2010.4.7発売 1050円
ISBN:978-4097264149

フレーミーのあかいえさいれ
[本]フレーミーのあかいえさいれ/ユーフラテス+うちのますみ(amazon)

ポプラ社 2010.4発売 1260円
ISBN:978-4-591-11787-3

最初の「ピタゴラスイッチ こたつたこDVDブック」は番組で放送されている回文の歌をDVD付き書籍化したもの。上記Amazonのサイトで動画をちょっとだけ視聴することができます。
もう1つの「フレーミーのあかいえさいれ」はポプラ社のピタゴラブック第5弾。フレーミーの絵本としては約2年ぶり4作目で、判型が変わりました。

[本]もぐらバス(出版社の紹介ページ)
[本]ピタゴラスイッチ こたつたこDVDブック(出版社の紹介ページ)
[本]フレーミーのあかいえさいれ(出版社の紹介ページ)…少しだけ中身が掲載されています。
TOPICS(佐藤雅彦公式サイト)
ピタゴラスイッチ(NHK)…みんなで作る『こたつたこ』が募集されています。

[本] コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本/ユーフラテス(2009.11.30)

TOPICSイベント,絵本

ガチャピンのお願いから始まった谷川俊太郎さん作の絵本シリーズ、「ガチャピンとムックのものがたり」に完結編となる3作目が登場しました。そして完結を記念してイベントも開催されるとのことなのであわせて紹介です。

ガチャピンとムックのものがたり ガチャピンさんば ムックはるんば
[本]ガチャピンとムックのものがたり3~ガチャピンさんば ムックはるんば/谷川俊太郎・作・文、大野彰子・絵(amazon)

扶桑社 2009.12.2発売 1470円
ISBN:978-4594060978

1作目でたまごから生まれたガチャピンとムックですが、今作では日本にやってくる少し前のできごとをおはなしにしているようです。

そしてイベントの方ですが、「ガチャピン・ムックとふしぎなたまご」展と題した展覧会が表参道にあるギャラリー、ARTIFACT(アーティファクト)にて12月13日から27日まで開催されます。内容としては絵本の原画展示のほか、ポンキッキシリーズで活躍しているガチャピンとムックの写真やコレクションの展示などがあるそうです。更に期間中に、ガチャピン・ムックとの撮影会やクリスマスイベント、絵本を手掛けた谷川俊太郎さん、大野彰子さんとガチャピン、ムックとのトークショーもあわせて開催されるそうです(これらのイベントへの参加は要予約)。

最近は地上波での露出が少なくなっちゃってるので、生のガチャピンとムックを間近で見られるイベントというのはいいですね。トークショーなどのイベントも気になるけど、定員は少なめなので僕が行ったらすごい場違いになりそうな予感(笑)。気になる人はぜひ僕のかわりに行ってみてください。

ガチャピンとムックのものがたり(FUJI TV KIDS WEB SHOP)
ガチャピン・ムックの絵本3部作完結記念 「ガチャピン・ムックとふしぎなたまご展」(フジテレビKIDSクラブ 2009.11.28)
ガチャピン・ムックとふしぎなたまご展(ARTIFACT)…イベントの詳細はこちら。
ガチャピン日記

谷川俊太郎作、ガチャピン・ムックの絵本(2008.9.18)

TOPICS絵本

「コんガらガっち」の絵本に第2弾が登場したので紹介です。

コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本
[本]コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本/ユーフラテス(amazon)

小学館 2009.11.18発売 1260円
ISBN:978-4097264002

「コんガらガっち」の本は、4コマ漫画と指でたどる絵本の2種類がありましたが、今回登場したのは指でたどる方の続編です。今回も”いるか”と”もぐら”がこんがらがったキャラクターの”いぐら”くんたちが地上へ地下へとあっちこっち進んでいます。しりとりやすごろくっぽい仕掛けもあったりして楽しいです。

でも、なんとなくですが前作の方がおもしろかったような気もします。あの、食べものをどんどん組み合わせておひるごはんを作るやつが好きだったので。って、ただ食い意地張ってるだけか(笑)。

ちなみに内容は小学館の幼年誌に掲載されたもの+書き下ろしとのことみたいなんですが、今後も続編が出るんでしょうかね。シリーズ化にも期待です。

こんがらがっち あっちこっちすすめ!の本(EUPHRATES公式サイト)
[本]コんガらガっち あっちこっちすすめ!の本(出版社の紹介ページ)

「こんがらがっち」の本が2冊同時発売(2009.3.4)

TOPICS絵本

「こまねこ」の方が忙しい時期かと思われた合田経郎さんですが、新作の絵本が発表されました。こちらもねこが主人公のおはなし。

ゆきがふるよ ねこがいるよ
[本]ゆきがふるよ ねこがいるよ/ごうだつねお(amazon)

教育画劇 2009.10発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1146-4

合田さんの絵本といえば、「どーもくん」や「こまねこ」、それから宇多田ヒカルの「ぼくはくま」の映像に登場した「まくまくん」とか、キャラクターに付随した作品はありましたが、そういうのではない単発の作品って初めてなんじゃないかな。

その中身ですが、ページごとに絵に短い一文が添えられていて、テンポよく物語が進んでいく構成になっています。冬の夜の張りつめた空気と、そこで健気に生きるねこという対比がなんとも言えない情景を作り出していて、読みながら子供の頃のこととかを思い出したりしてしまいました。

そういえば少し前に”合田さんと言えばアニメーション!”みたいなことを書いた気がするけど、イラストだけで見せる作品もやっぱりいいなぁ~と改めて思ったのでした。

dwarf inc.

ドワーフの新キャラ「なまいきヴォルク」(2009.10.15)