TOPICSキャラ絵本

サンエックスのキャラクター、「きれいずきん生活」の1年半ぶり、2冊目の絵本が出ましたので紹介です。

きれいずきん生活2
[本]きれいずきん生活2 ホコリフタツデオオソウジ/あべちあき(amazon)

主婦と生活社 2010.11.19発売 890円
ISBN:978-4-391-13987-7

「きれいずきん生活」はその名前のとおり、”おそうじ”をテーマにしたキャラクターなんですが、主人公の「まー」はあらいぐまなのに超めんどくさがりなんですね。でもひとたび”ずきん”をまとうと見違えるようにきれい好きな性格になっちゃうんです。絵本ではそんな「きれいずきん」と、お世話係的な存在の「もぐら先生」との生活が描かれています。

「まー」は一切自分で動こうとしないぐうたらキャラ、一方の「もぐら先生」は小さくてお世話焼きなキャラクターということで、ちょうど「リラックマ」と「キイロイトリ」に似た関係とも言えるんだけど、掃除はキイロイトリまかせのリラックマとは違ってずきんパワーとは言え自分で掃除する分、まーの方が偉いのかもしれません。
ただ、もぐら先生はずきんの管理やら何やらでやっぱり気苦労の絶えない様子。脇役として登場する「ホコリフレンズ」ともども、なんだか健気でいい味出してます。
 

ちなみに作者のあべちあきさんは「かものはしかも。」の絵本も手掛けられているんですが、半年に1冊というハイペースで本を出されているので気がついたらもう5冊にもなるんですね。せっかくなのでまとめて紹介しておきます。

きれいずきん生活
[本]きれいずきん生活 ズキンヒトツデキレイズキ(amazon)

主婦と生活社 2009.7.17発売 890円

かものはしかも。3かものはしかも。2かものはしかも。 [本]かものはしかも。3 毛はいっぽんでも、まあいいかも。(amazon)
主婦と生活社 2010.6.18発売 890円
[本]かものはしかも。2 パンはメロンが、まあいいかも。(amazon)
主婦と生活社 2009.11.13発売 980円
[本]かものはしかも。 こんな感じで、まあいいかも。(amazon)
主婦と生活社 2008.11.21発売 890円

きれいずきん生活(サンエックス紹介ページ)
[本]きれいずきん生活2 ホコリフタツデオオソウジ(出版社の紹介ページ)

[本]かものはしかも。 こんな感じで、まあいいかも。(2008.11.24)

TOPICSキャラ絵本

2009年5月からWeb上で連載されている「リラックマ」の4コマならぬ”4クママンガ”が書籍になりました。

リラックマ4クママンガ1
[本]リラックマ4クママンガ 1/コンドウアキ(amazon)

主婦と生活社 2010.7.16発売 840円
ISBN:978-4-391-13933-4

リラックマの書籍といえば「リラックマ生活」シリーズがありますが、あの本はイラストと短い文で構成されていて、ストーリー的なものはありませんでしたが、今回は4コマとは言えリラックマたちの生活がダイレクトに描かれているという点で画期的であると言えます。

最初に「リラックマ生活」シリーズが発売された際に僕は「みかんぼうや」(amazon)のような作品を期待していたので、物語として描かれていないことにちょっと残念な気持ちだったのですが、その後に見た作者のコウドウアキさんのインタビューには、キャラクターにぴったりな表現方法を考えた末、敢えてこういう形態にした、というようなことが書かれていたのでした。
リラックマの場合、最初から詳しく語ってしまうよりもより多くの謎を残したまま展開していった方がいい、ということだったんだと思いますが、それを読んだ当時としては分かったような分からないような気持ちでした。
でも結果としてあのシリーズはキャラクターブックとしては異例の大ベストセラーとなったことはみなさんご存知のとおりです。

今回新しく4コマという形態で描いた経緯については、新刊JPというサイトに掲載されたインタビューにて、7年目を迎えたので、「そろそろクマたちの生活をかいま見せることで新しい楽しさもうまれるかなー」と思って描いた、と書かれていました。

あれから7年の時を経て、僕が最初に望んでいたような作品がようやく登場となったわけですが、素直に楽しむには既に「リラックマ」と言うキャラクターは立派になり過ぎたような気もしていたのでした。でも、読むとそんなことはどーでもよくなり、やっぱりコンドウさんの描く4コマって大好きだー! と思うと同時に、長期的な広がりを見据えた展開に驚くばかりなのでした。

リラックマが4コママンガに 生みの親・コンドウアキさんにインタビュー(新刊JP 2010.7.16)

[本]リラックマ4クママンガ 1(出版社の紹介ページ)
リラックマ 4クママンガ(公式サイト)

リラックマのお手作りバーガー(2009.2.26)

TOPICSキャラ絵本

80~90年代頃にお菓子のキャラクターとして人気だった「ぬ~ぼ~」の絵本が発売されているので紹介です。

ぬ~ぼ~なこころ
[本]ぬ~ぼ~なこころ/たちのけいこ(amazon)

主婦と生活社 2010.6.18
ISBN:978-4-391-13902-0

「ぬ~ぼ~」は森永製菓が発売していた同名のチョコレート菓子のキャラクターだったんですが、90年代半ばに販売終了したためキャラクターとしての「ぬ~ぼ~」も見ることはありませんでした。ところが、2008年に突如としてキャラクター単体で復活し、新たな活動がスタートしたのでした。これまではWebを中心とした展開だったのですが、今回はじめて絵本化されたというのがこの本です。

内容としては4コマ漫画をメインとした構成になっているんですが、この4コマがけっこうすごいです。4つの絵にほとんど動きがないんだもん! 3コマ目までほとんど同じ絵にして敢えて平坦な展開にするというパターンは、描き方の1つとしてはあるにはあるんだと思いますが、ここまでどの4コマも…っていうのは珍しいんじゃないでしょうか。ただ、それにより「ぬ~ぼ~」の持っているふわふわした世界観がすごく描かれていて、言い知れぬのんびり感に包まれてしまいました。

とにかくのんびりしたい方にはうってつけの絵本と言えるかもしれません。ぬ~ぼ~にはこれからも他のキャラにはないのんびり感を武器に活躍していってもらいたいものです。

[本]ぬ~ぼ~なこころ(出版社の紹介ページ)
ぬ~ぼ~なこころ(公式サイト)…こちらで少しだけ中身が見られます。

TOPICSキャラ絵本

昨年発表された合田経郎さんの新キャラ、「なまいきヴォルク」の絵本が発売されました。

なまいきヴォルク
[本]なまいきヴォルク/ごうだつねお(amazon)

講談社 2010.2.19発売 1300円
ISBN:978-4-06-215955-5

ヴォルクと女の子との交流を描いたおはなしで、ヴォルクはぬいぐるみ、女の子は生身の子を使った写真絵本になっています。僕は写真よりもイラストの絵本の方が好きなのでどうかなと思ったけど、撮り方も綺麗で、引き込まれました。

知らない誰かと友達になることをテーマにしたおはなしは、合田さんが手掛けた「どーもくん」や「こまねこ」にもあるんだけど、どれもすごく好きなので、今回もど真ん中、完全にツボなストーリーでした。なんかこう、胸がキュンとなるあの感じを出せるのが、すごいなぁって思います。

ちなみにキャラクターの設定もちょっと変わっていて、ヴォルクはおおかみとぬいぐるみのハーフということになっています。ぬいぐるみだけど生きていると。で、女の子以外にはただのぬいぐるみに見えるようです。ということで、次作があるとしてもあくまでヴォルクと女の子という2人の関係を描いたおはなしになるんでしょうね。最初の発表だとアニメーションにもしたいという話もあるようなので、今後の展開にも期待です。

なまいきヴォルク(公式サイト)
dwarf…合田さんの会社、ドワーフのサイト。3/13にジュンク堂新宿店にてトークイベントとサイン会が開催予定です。

ドワーフの新キャラ「なまいきヴォルク」(2009.10.15)

TOPICSキャラ絵本

プリンのキャラクター、「カラメル・デ・ププリ」のキャラクターブックが発売されましたので紹介です。

カラメル・デ・ププリ
[本]カラメル・デ・ププリ やさしさ天然プリン/taka(amazon)

メディアファクトリー 2009.11.20発売 893円
ISBN:978-4-8401-3105-6

「カラメル・デ・ププリ」は、雑誌「ダ・ヴィンチ」のキャラブック大賞から生まれたキャラクターで、今年の7月からはgirlswalker.comというサイトで4コママンガが連載されているんですが、今回の本はそれらの作品をまとめたものになっているようです。

物語はプリン王国ということろに住んでいる主人公・ププリの奮闘や日常を描いた内容になっています。何を奮闘しているのかというと、ププリは将来「ジャイアントププリ」なる巨大プリンになることを夢見ているんだけど、その夢に賛同してくれる人がいなくて、1人でいろいろ頑張っているというわけなんですね。
そんななか注目なのが、ププリが夢に描くジャイアントな姿。普段のププリのちょっと素朴な見た目とは違って、思わず一目惚れしそうな奇妙なフォルムをしているんですよね~。確かにいきなりこんなものになりたいと言われても、なかなか賛同できないというのも頷けます。

基本ほんわかした世界観なんだけど、賞から生まれただけあって、細かいところまで作り込まれていて面白い作品だなぁという印象を受けました。第2弾があるならジャイアントププリの出番を多くしてほしいな。姿だけで面白いキャラって貴重だと思うので。

カラメル・デ・ププリ(公式サイト)…4コマ作品は携帯向けサイトで公開されています。ちょっと前に見たときはパソコンからでも見られるようになっていたと思うんだけど、今確認したら弾かれるようになってた。
[本]カラメル・デ・ププリ やさしさ天然プリン(出版社の紹介ページ)
ブランディング、メディアファクトリーと共同で新キャラクター『カラメル・デ ププリ』をプロデュース!(ブランディング 2009.7.1)…PDFのリリースです。ブランディングはgirlswalker.comや東京ガールズコレクションの運営会社。このキャラがそういう層の人達にはどう映るのかは僕にはよく分かりませんが、今後の活躍にも期待したいところです。

TOPICSCD,キャラ絵本

NHKの「みんなのうた」で今月から放送されている歌、「ひよこぐも」のCDと絵本が発売されます。もうちょっと詳しく書くと「DVD付きCD」、「キャラクターブック」、「CD付き絵本」の3種類が発売されるようです。

[CD]ひよこぐも(DVD付)/アヤカ・ウィルソン(amazon)
徳間ジャパンコミュニケーションズ 2009.8.26発売 定価1600円
品番:TKCA- 73450

[本]ひよこぐも いつものんびりふわふわ/pukumuku(amazon)
メディアファクトリー 2009.8.21発売 893円
ISBN:978-4-8401-2890-2

[本]NHKみんなのうた ひよこぐも うたってあそぼう CD付き絵本/pukumuku(amazon)
メディアファクトリー 2009.8.21発売 1050円
ISBN:978-4-8401-2891-9

「みんなのうた」には最近全然注目していませんでしたが、ふわふわした黄色いキャラが印象的だったので紹介してみました。歌っているのは映画「パコと魔法の絵本」でヒロインを演じたアヤカ・ウィルソンさん。作詞作曲はたなかひろかず、戸田昭吾のコンビが久しぶりに手掛けているみたいです。ちなみに2種類ある本の中身は同じなのかなと思ったらどうも違うみたいで、単体の方はキャラクターブック(ストーリーがある?)、CD付きの方は幼児向け絵本のようです。

みんなのうた(公式サイト)
ひよこぐもブログ(公式サイト)
pukumuku*web…キャラクターデザインと作詞を担当された方のサイト。
[CD]ひよこぐも(販売元の告知ページ)…PVが少しだけ視聴できます。
[本]ひよこぐも いつものんびりふわふわ(出版社の紹介ページ)
[本]NHKみんなのうた ひよこぐも うたってあそぼう CD付き絵本(出版社の紹介ページ)

みんなのうた「恋のスベスベマンジュウガニ」のCDつき絵本発売(2003.9.22)