「ちいかわ」に打ち抜かれて
先週の金曜日に『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を見に行ってきましたのでその感想をちょこっとだけ書いておきますね。
『ちいかわ』はイラストレーターのナガノさんがX(Twitterとも言う)上で連載されている漫画です。映画ではその中から2023年3月から11月に渡って描かれた屈指の長編エピソード、セイレーン編を原作としてアニメ化されています。
見る前までは、1ページずつWEB上で連載された漫画が本当に99分にも及ぶ映像作品としてまとめることができるのか、半信半疑なところがあったのですが、頭から最後までどのシーンを切り取っても一切無駄のない完璧なものになっていて、心底驚きました。どんな魔法なのこれ。
元々セイレーン編は映画化のために描かれた話だと言われていますが、1ページ漫画として成立させつつ長編のプロットとして描いたってことですよね。それで描かれるのがあのストーリーですよ。どこまで強い精神があればここまで描きたいものにまっすぐ向き合えるんだろう。とんでもないことをやってのけましたよ、ナガノさんは。あと前から疑問なのですが、なんでこんなに漫画が上手いのですか、ナガノさんは。
惜しむらくはこの映画がどんなに好評だったとしても、すぐに2作目が公開されることはないことくらいです。
ちなみに映画の中で好きなシーンはちいかわがプラム的な実を食べるシーンです。作品の中で好きなキャラクターはちいかわです。もう1回くらい見に行こうかなと思います。

▲くりまんじゅうさんを描いてみた(2026.8.2追記)。執拗に描き込まれる眉間のしわとか、すごいよね……。
ディスカッション
コメント一覧
映画観てきました!
私も好きなキャラクターはちいかわです。
※ここからは映画のネタバレを含む内容となります!※
映画の中で好きなシーンは激辛カレーで動けなくなっているセイレーンを取り囲むが一切の手出しが出来ず、ただ訴求し続ける島民達のシーンです。
映画を観て思った感想として、pitさんと同様でストーリーや夫々の描写自体が
考える事ができ且つ面白いのは勿論の事、全体がとても丁寧にまとめられ
一件すると無駄に思えてしまうシーンも後に繋がる内容となっており
本当に無駄がないものとしてとても楽しめました。
例としては、葉っぱちゃんたちの「たんさん」という発言に対する動揺や
カレールーを探している時に見つかった鱗のシーン等の分かりやすい所
だけではなく
・何故セイレーンの近くで釣りをしていたのか→ご飯⇔お歌という
共存関係を気付けていた為に危険だと思っていなかったから?
・何故捉えたちいかわ達をすぐに処理しないのか→味が濃ゆいご飯を
気に入っていた為、自分達でいうと大根からたくわん漬けの様に
好みの味にしたかったから?
・捉えらえた島民は結局どうなったのか→作品ではどうなったか
味噌漬け等から推測は出来るが結末は分からない。だからこそ島民達
はこれからも永遠にその痛みを抱えたまま探し続けるのか?
等の、ふと見て思った小さな疑問に対しその映画内にて
自分の意見として納得に落とし込める様な表現になっているのがとても丁寧だと
感じました。また、突然ラップを始めるウサギがきちんと理由があり最終的に戦略の一つとして採用されていたり、作劇的には主要から外れていたシーサーが後に得意分野を用いて活躍していたりと、物語としても不要な物事が殆どなく改めて
ブログ記事と同じで心底驚いてしまいました。
ただ僭越ながらいくつか疑問に思う事があり、お話をお聞きしたいのですが
・映画として観た際に、特有のサラウンド的な音源ではなくあくまで
ステレオをメインとして作られている様に感じたのですが、IMAX上映でも
道央の傾向だったのでしょうか?今後ドラえもんの様に家でも見られる機会が
多いと見越し、その様に作られたのかな?と思っていましたが
・私自身、上映期間中の作品を複数回鑑賞しようと考えた経緯そのものがなく
pitさんのお考えとして、どのような動機でもう一度観に行こうと思えるのでしょうか?→今作は非常に多くの人々が足を運んでおり、「あの描写はこういう意図だったのではないか」といった論議がSNS上に溢れているため、それらの洞察を踏まえた上で再鑑賞に及ぶといった形でしょうか?
これからも、サイトを運営する事がストレスにならない様、ゆったりと続けて頂ければ幸いです。
P.S. くりまんじゅうさんに関して、とても上手に描かれていると思います。元々淡い色をよく使われているのでより原作絵に近い様に感じます。ただお口周りはナガノさんは良く歯を出して立体的に描く事が多いと考えていたので、そこはアレンジしたのかな?と考えています(笑)。
映画ちいかわ、面白かったですね!
セイレーンを取り囲む島民のシーンは映画の中でいちばんショッキングに感じたシーンでした。映像にすることで島民のセイレーンへの感情がよりあらわに描かれているように感じましたし。
IMAX版では通常よりも音がよりクリアに聞こえたという声をネット上では多く目にしましたが、個人的には通常の上映でも十分よく聞こえましたし、そこまでの違いは感じませんでした。サラウンド感の傾向も同じ感じだったと思います。
同じ映画を2回見に行った理由ですが、『ちいかわ』に限らず一般的な理由から言うと、単純に大好きな作品を大画面で鑑賞して楽しい時間をもう一度過ごしたかったからという気持ちが大きいかもしれません。テーマパークのアトラクションもう1回体験するような感じです。
そうは言っても高いお金を払うわけだから、映画館で複数回見るのは本当に気に入った作品だけですけどね。
『ちいかわ』に関して言うと、葉っぱちゃんたちの秘密にうさぎも気づいていたのではないかという考察を見て、それを確かめてみたかったというのもあります。ただ、2回目鑑賞時にもそんなことはすっかり忘れて映画全体を楽しんでしまったので、分からずじまいになってしまいましたが……。
あとは普通にシールも欲しかったですしね!
くりまんじゅうの感想もありがとうございます。歯については当初、頑張ってちゃんと描こうとしていたんですが、うまく描けずに省略してしまいました。鋭い!
質問にご回答頂きましてありがとうございます!
1つ目のIMAXでの音の感じ方に関して、聞こえ方には差が無いとのことで
以前鑑賞した「フォードvsフェラーリ」等の音に拘る映画から、同様のアニメ映画「SAND LAND」、はたまた「劇場版 孤独のグルメ」でさえ映画館ならではのサラウンド感が有り、今回の映画では1シーンほどしか無いのが気になっていた為、実際の感想が聞けるのはありがたいです。
また2つ目については、私は映画を「物語を受け止めるもの」と考え、演出や表現もストーリーを引き立てる為のものだと思っていたので、「大好きな作品を大画面でもう一度楽しみたい」という発想はありませんでした。
ただ子供の頃にミニジェットコースターへ何度も乗ったり、オチを知っているトムとジェリーを今でも繰り返し観たりするので、考えはとてもよく分かります。いつか、自然と2回目を観たくなるような作品に出会ってみたいです。
それと考察に関しては、私としては「気づいていない」だと思いたいです。ただ理由は本当に個人的な理由でこのシーンを見た時に
スタンド・バイ・ミーという映画で主役のゴーディーがただ一人鹿と出会った事を仲間には話さなかった事を考えており、ちいかわだけが気付いた真実を
誰にも相談せずに本人の結論として黙っておく事にしたという風に自分が思いたいからなのですが・・・
ただこの島編について話す機会があり、友人やその弟さんともそれぞれ解釈が異なり、改めてすごい映画なんだなと実感致しました。
ちなみに、シールに関しては、観に行ったときには既に配布が終了しておりました(泣)
羨ましい限りです・・・
イラストについては私自身ほとんど絵を描けず、アレンジだと考えていたので
一見シンプルでありそうなポイントも意外と難しいものなのだなと思いました。
改めて突然の質問に対し、丁寧にお答えして頂きまして有難うございました!
これからもサイトを運営する事がストレスにならない様、ゆったりと続けて頂ければ幸いです。