TOPICSゆるキャラ,キャラ本

これも先月発売の本ですが、またまたご当地キャラクターを扱った書籍が発売されましたので紹介です。

日本列島ズラリ!ご当地キャラ大集合!!
[本]日本列島ズラリ!ご当地キャラ大集合!!/K・MAX:編著(amazon)

笠倉出版社 2010.4.23発売 600円
ISBN:978-4-7730-9000-0

本の中身は、北から順番に都道府県ごと各1体~数体のご当地キャラを紹介したもので、見開き2ページの右側がテキスト、左側がきぐるみの写真とイラストという構成になっています。要はこれまで発売された類似本を踏襲した感じですが、1つ違うのが値段です。安っ! 手に取るまではてっきり薄っぺらいのかと思ったら、240ページ以上あるかなり分厚い本でびっくりでした。しかもオールカラーだし。本ってこんな値段で出せるんですね…。

収録キャラ数はメインページで93体、その他のページを入れて150体以上収録とのこと。「あれ、あのキャラがいない…」というのはあるものの、冒頭にやなせたかしさんのインタビューと手掛けたキャラがまとめて紹介されているページがあったり、小さいけどグッズの写真などもいろいろ掲載されていたりするので、値段のことを考えると頑張ってるなぁと感じました。とりあえずこの手の本がほしい人にはいいかも、と思います。

[本]全国「ご当地キャラ」がよくわかる本(2009.9.5)…モノクロ文庫本だったこれよりも安いってやっぱりすごいなぁ。

TOPICSキャラ本

ヤンマーのキャラクター「ヤン坊マー坊」が今年で生誕50周年ということで、初の公式本が発売になりました。

ヤン坊マー坊オフィシャル・ブック
[本]ヤン坊マー坊 オフィシャル・ブック(amazon)

TOブックス 2009.10.20発売 1575円
ISBN:978-4-904376-12-6

内容はキャラクターの描き下ろしイラストやプロフィールのほか、生みの親の中邨靖夫さんへのインタビューなど、いろんなページがあるんですが、いちばんの注目はやはり付録のDVDでしょう。これには過去に放送された天気予報のアニメーションが50本も収録されています。

ヤン坊マー坊は、ディーゼルエンジンや産業用機械のメーカーという普通ならあまり馴染みにくい会社を一気に身近に感じさせてくれるという意味では、これまでヤンマーが社内で蓄積してきた技術と同じくらい大切な財産と言っても過言ではない存在なんじゃないかと思うんですが、その背景に目を向けると生みの親である中邨靖夫さんの存在に気付きます。

アニメーターである中邨さんは、1959年(昭和34年)にヤン坊マー坊の天気予報がスタートしてから現在に至るまで、すべてのアニメーションのセル画を1人で描いていると言うんですね。アニメーションは年4回替わり、1作品につき1500枚のセル画が必要とのことなので、年間6000枚、それを50年だから合計300000枚! それを1人で描き続けてたと言うんだから驚きを通り越してただただ呆然としてしまいます。

ヤン坊マー坊はこれまで何度か、かなり大胆なデザインチェンジを経ていますが、それでも別のキャラクターに見えないのは一貫して同じ方が手掛けられているからなのかもしれませんね。
これからもずーっと続けてほしいなぁと思うのでした。

今年で生誕50年! ヤン坊マー坊のオフィシャルブックが登場 – 10/20発売(マイコミジャーナル 2009.10.2)
天気予報でおなじみのヤン坊マー坊が生誕50周年、オフィシャルブックを出版へ(GIGAZINE 2009.10.6)
ヤン坊マー坊天気予報(Wikipedia)…現在放送されている放送局が一覧にしてまとめられています。なんと、首都圏、関西圏では放送されていないんですね。知らなかった…。
[本]ヤン坊マー坊 オフィシャル・ブック(出版社の紹介ページ)

ヤンマー広場(ヤンマー公式サイト)…ヤン坊マー坊のうたが聴けるほか、過去の映像がいくつか公開されています。年代によって微妙に歌詞や節が違ってたりもするんですね。
ヤン坊マー坊天気予報…天気予報が掲載されているページ。最新の動画も見られます。

TOPICSキャラ本

今年はハローキティ誕生35周年ということで、記念グッズの発売や展覧会、ハローキティ検定なるイベントまで、いろいろと行われていますが、記念本も発売されましたので紹介です。


[本]HELLO KITTY MEMORIES(amazon)

サンリオ 2009.10.2発売 3150円
ISBN:978-4-387-09073-1

この本では、これまで発売されたキティの様々なグッズが年代別にカラーで紹介されているんですね。グッズを通して、これまでのキティの歩みが辿れる1冊になっています。

グッズの掲載点数は1600点以上もあるそうなので、まとめるだけでも大変だったんだと思われますが、それにしても価格がちょっとお高いのが気になったり。記念本と言っても見た目はソフトカバーの普通の本なので、もう少し安いか、ゴージャスな装丁にしてくれたらよかったのになぁ~と思いました。まあでも、キティファンならこのくらい平気なのかもしれません。
(2009.10.21追記:上で書籍はソフトカバーと記載してしまっていましたが、ハードカバーの間違いでした。いい加減すぎですね…。申し訳ありませんでした。)

ちなみに、冒頭にキャラクター紹介ページが掲載されているんですが、なんと! 以前名前が不明のサブキャラとして紹介したこともあるねずみのジョーイのガールフレンドもしっかり名前入りで紹介されていたのでした。ジュディという名前で、”あねご肌でいつも主導権を握っている”とのこと。やはり、ひな壇の中央に居座るくらいだから、肝の据わったキャラのようですね…。ともかくやっと名前が分かってすっきりです(ただ、別のサブキャラで犬のジョディというのもいるのでちょっとややこしいような…)。

他にもサイトでは紹介されていないサブキャラもいくつか紹介されていたのでサブキャラ好きの方も要チェックかもしれません。

ハローキティ誕生35周年記念サイト(公式サイト)
[本]HELLO KITTY MEMORIES ハローキティメモリーズ(出版社の紹介ページ)…見本ページがあります。
[本]HELLO KITTY MEMORIES(amazon)

「ハローキティ検定」の対策本が登場(2009.7.25)

TOPICSキャラ本,マスコット

日本のプロ野球やサッカーチームのマスコットを集めて紹介した書籍ってないのかなぁと思っていたら、ちょうどそのとおりの書籍が発売されたので紹介です。

スポーツ・マスコット図鑑
[本]スポーツ・マスコット図鑑/綱島理友・監修(amazon)

PHP研究所 2009.9.2発売 1680円
ISBN:978-4-569-77238-7

この本では、セ・パ両リーグとJリーグの他に、野球の独立リーグであるBCリーグ、関西独立リーグ、四国・九州アイランドリーグ、更にはプロバスケットボールのbjリーグに所属するすべてのチームのマスコットが完全網羅されていて、スポーツマスコットについてはこれ1冊あれば完璧なんじゃないの? と思える内容になっています。

内容はマスコットの画像(イラストではなくすべて本人(?)の写真)を中心に、色々な情報を織り交ぜた作りになっていて、判が大きくオールカラーなのでパラパラとめくるだけでも楽しいですが、マスコットに関する小ネタもたくさんちりばめられていて、意外と読み応えもあります。

サブキャラに関してもしっかり紹介されていて、例えば横浜ベイスターズならホッシーの他にホッシーナとホッシーゾもしっかり写真付きで掲載されています。こういう情報ってインターネットを使えばある程度は調べられますが、やっぱり本としてまとめられるとそこからまた違った発見があったりするんですよね。
スポーツマスコットが大好きな人もそうでもない人も、楽しく見られる1冊になっていると思います。
 

[本]スポーツ・マスコット図鑑(出版社の紹介ページ)

ちなみにこの書籍を監修された綱島理友さんは、以前にキャラクターに関する書籍を2冊出されているのであわせて紹介です。ちなみにこの2冊はマスコットと言ってもスポーツマスコットではなく、「ペコちゃん」や「コアラのマーチ」といった企業や商品のキャラクターを対象にした内容になっています。
[本]マスコット物語/綱島理友(amazon)
[本]マスコット物語2/綱島理友(amazon)

キャラコラム62.ハリー・ホークの思い出(2001.10.30)…個人的なマスコットの思い出といえばやっぱりこの時のハリー・ホークだなぁ。今にして思うと、キャラクターのサイトを作るきっかけの1つになったと言ってもいいかも。

TOPICSゆるキャラ,キャラ本

またまた全国のご当地キャラを集めた本が登場したので紹介です。

全国ご当地キャラがよくわかる本
[本]全国「ご当地キャラ」がよくわかる本/株式会社レッカ社・編著(amazon)

PHP研究所 2009.9.1発売 680円
ISBN:978-4-569-67316-5

上の表紙画像にあるように、全部で132体のご当地キャラが紹介されています。キャラクターのラインナップは有名キャラはちゃんと入っているし、手堅い感じかな。その中身はというと、一部のキャラを除いては1キャラを見開き2ページを使って取り上げられていて、1ページの半分のスペースにキャラクターのきぐるみとイラスト画像が掲載、残りの部分が文章という構成になっています。

似たような本としては、少し前に紹介した「日本全国ご当地キャラクター図鑑」と「きぐるみのほん」の2冊が記憶に新しいところですが、それらとの違いと言うと今回の本は文庫本なんですね。
ということで、中身が全ページモノクロというのが非常に残念ではあるんですが、ただ、その分文章はちゃんとしていて、キャラクターの背景や近況などがしっかりまとめられています。キャラクター1つ取っても、いろんな取り上げ方があるんだなぁと思った次第です。

[本]全国「ご当地キャラ」がよくわかる本(出版社の紹介ページ)

[本]日本全国ご当地キャラクター図鑑(2009.5.19)…「きぐるみのほん」についても中で紹介しています。ちなみに「日本全国~」の方は第2弾が来月あたりに出るみたいです。

TOPICSゆるキャラ,キャラ本

先月ちらっと紹介していたんですが、買ったので改めて取り上げてみました。

日本全国ご当地キャラクター図鑑
[本]日本全国ご当地キャラクター図鑑(amazon)

新紀元社 2009.4.22発売 1470円
ISBN:978-4775307069

全国各地で活躍中のご当地キャラクター、いわゆる「ゆるキャラ」をイラストと短めの文章付きでたっぷり紹介した内容になっています。本のサイズはご当地キティの本(→amazon)とかとほぼ同じで、正方形で分厚いやつです。全部で400体以上のキャラクターが都道府県別に収録されています。

あとこの本とは全然別なんですが、3月にも似たような本が発売されているんですよね。せっかくなのでいろいろ比べてみました。

きぐるみのほん。
[本]きぐるみのほん。(amazon)

イカロス出版 2009.3.18発売 1200円
ISBN:978-4863201651

こちらは同じゆるキャラ紹介本でも「きぐるみ」がコンセプト。きぐるみの写真を大きく載せて紹介しているんですが、ほとんどのキャラは小さくですがイラストも併載されています(たまにイラストのみ掲載のキャラもあり)。
本のサイズはB6判でページ数は「ご当地キャラクター図鑑」の半分くらい。紹介されているキャラも180体くらいと「図鑑」に比べると少なめです。
なので、とにかくたくさんのキャラを見たいと思ったら「図鑑」の方になると思いますが、2つの本では紹介文の趣向がちょっと違うんですよね。「図鑑」は公式資料に忠実な感じの当たり障りのない文になっているんですが、「きぐるみ~」は主観の入った感想を交えた文章になっています。このへんは好みの話になってきますが、個人的には気ままにツッコミを入れている「きぐるみ~」の文の方が好きかなと思いました(でも本当にそのキャラが好きな人が読んだら微妙かも)。

2つの本をあわせると、かなりの数のキャラクターが紹介されているんですが、それでも”ゆるキャラバブル”とも言われる昨今ですので、どちらの本にも収録されていないキャラもまだまだたくさんいると思われます。
ところで、この2つの本の両方に収録されているキャラはどのくらいいるかな? と思って数えてみたところ、62組いるようでした。あまりかぶってないところからも、世にいるゆるキャラの多さが垣間見られる気がします(ちなみにこれ、数えるのが大変すぎて途中で涙目になりました)。

[本]日本全国ご当地キャラクター図鑑(新紀元社の紹介ページ)
[本]きぐるみのほん。(イカロス出版の紹介ページ)