TOPICS絵本

「コんガらガっち」の絵本に第2弾が登場したので紹介です。

コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本
[本]コんガらガっち あっちこっち すすめ!の本/ユーフラテス(amazon)

小学館 2009.11.18発売 1260円
ISBN:978-4097264002

「コんガらガっち」の本は、4コマ漫画と指でたどる絵本の2種類がありましたが、今回登場したのは指でたどる方の続編です。今回も”いるか”と”もぐら”がこんがらがったキャラクターの”いぐら”くんたちが地上へ地下へとあっちこっち進んでいます。しりとりやすごろくっぽい仕掛けもあったりして楽しいです。

でも、なんとなくですが前作の方がおもしろかったような気もします。あの、食べものをどんどん組み合わせておひるごはんを作るやつが好きだったので。って、ただ食い意地張ってるだけか(笑)。

ちなみに内容は小学館の幼年誌に掲載されたもの+書き下ろしとのことみたいなんですが、今後も続編が出るんでしょうかね。シリーズ化にも期待です。

こんがらがっち あっちこっちすすめ!の本(EUPHRATES公式サイト)
[本]コんガらガっち あっちこっちすすめ!の本(出版社の紹介ページ)

「こんがらがっち」の本が2冊同時発売(2009.3.4)

TOPICSキャラ絵本

プリンのキャラクター、「カラメル・デ・ププリ」のキャラクターブックが発売されましたので紹介です。

カラメル・デ・ププリ
[本]カラメル・デ・ププリ やさしさ天然プリン/taka(amazon)

メディアファクトリー 2009.11.20発売 893円
ISBN:978-4-8401-3105-6

「カラメル・デ・ププリ」は、雑誌「ダ・ヴィンチ」のキャラブック大賞から生まれたキャラクターで、今年の7月からはgirlswalker.comというサイトで4コママンガが連載されているんですが、今回の本はそれらの作品をまとめたものになっているようです。

物語はプリン王国ということろに住んでいる主人公・ププリの奮闘や日常を描いた内容になっています。何を奮闘しているのかというと、ププリは将来「ジャイアントププリ」なる巨大プリンになることを夢見ているんだけど、その夢に賛同してくれる人がいなくて、1人でいろいろ頑張っているというわけなんですね。
そんななか注目なのが、ププリが夢に描くジャイアントな姿。普段のププリのちょっと素朴な見た目とは違って、思わず一目惚れしそうな奇妙なフォルムをしているんですよね~。確かにいきなりこんなものになりたいと言われても、なかなか賛同できないというのも頷けます。

基本ほんわかした世界観なんだけど、賞から生まれただけあって、細かいところまで作り込まれていて面白い作品だなぁという印象を受けました。第2弾があるならジャイアントププリの出番を多くしてほしいな。姿だけで面白いキャラって貴重だと思うので。

カラメル・デ・ププリ(公式サイト)…4コマ作品は携帯向けサイトで公開されています。ちょっと前に見たときはパソコンからでも見られるようになっていたと思うんだけど、今確認したら弾かれるようになってた。
[本]カラメル・デ・ププリ やさしさ天然プリン(出版社の紹介ページ)
ブランディング、メディアファクトリーと共同で新キャラクター『カラメル・デ ププリ』をプロデュース!(ブランディング 2009.7.1)…PDFのリリースです。ブランディングはgirlswalker.comや東京ガールズコレクションの運営会社。このキャラがそういう層の人達にはどう映るのかは僕にはよく分かりませんが、今後の活躍にも期待したいところです。

TOPICSBOOK,DVD,TV

NHK教育の朝にやっている「シャキーン!」という番組の中の1コーナーとして、「おべとも学園」というアニメーション作品が放送されているんですが、この本はその作品を絵本化したものです。

おべとも学園
[本]おべとも学園/obetomo(amazon)

扶桑社 2009.10.7発売 900円
ISBN:978-4-594-06054-1

一応、知ったかぶった感じで説明してみましたが、実際のところは本屋さんでたまたまこの本を手に取ってみるまでそんな作品があることは全然知りませんでした。でも、読んでみるとすごくおもしろくて、久々に心底感動しましたよ。

本では主人公の女の子「おべともちゃん」を中心とした、子供たちの日々のできごとを題材にしたショートストーリーが10話収録されているんですが、そのおはなしというのが、毒っ気もないし、説教くさくもないにも関わらず独特の味わいというか、深みがあるんですね。イラストも、登場人物は無国籍風な見た目になっているんですが、おしゃれすぎず、素朴さを感じさせる風になっているのがよいです。子供の生活をテーマにしたおはなしなら山ほどあるとは思いますが、こういうバランスが保たれた作品って、なかなかないんじゃないでしょうかね。
 

んで、元となったアニメーションもDVDとして本と同時に2巻発売されているので、あわせて紹介です。

おべとも学園 ほっこり編おべとも学園 なるほど編
[DVD]シャキーン!アニメ! おべとも学園 ~ほっこり編~(amazon)
ポニーキャニオン 2009.10.7発売 定価:2940円
品番:PCBK.50074
[DVD]シャキーン!アニメ! おべとも学園 ~なるほど編~(amazon)
ポニーキャニオン 2009.10.7発売 定価:2940円
品番:PCBK.50075

アニメーションは普通の台詞はしゃべらず、ごにょごにょ語(?)と字幕で展開されています。
普段NHKは総合・教育ともスルー対象の僕ですが、やっぱりたまにはチェックしてみないといけないなと思った次第であります。
 

obetomo(公式サイト)…子供の頃のあだ名をアーティスト名にされてるとか。作品の主人公おべともちゃんはやっぱり子供の頃の自分をモチーフにしているのかな?
おべとも学園(扶桑社特設サイト)
おべとも学園DVD(ポニーキャニオン特設サイト)
シャキーン!(NHK紹介ページ)

TOPICS絵本

「こまねこ」の方が忙しい時期かと思われた合田経郎さんですが、新作の絵本が発表されました。こちらもねこが主人公のおはなし。

ゆきがふるよ ねこがいるよ
[本]ゆきがふるよ ねこがいるよ/ごうだつねお(amazon)

教育画劇 2009.10発売 1155円
ISBN:978-4-7746-1146-4

合田さんの絵本といえば、「どーもくん」や「こまねこ」、それから宇多田ヒカルの「ぼくはくま」の映像に登場した「まくまくん」とか、キャラクターに付随した作品はありましたが、そういうのではない単発の作品って初めてなんじゃないかな。

その中身ですが、ページごとに絵に短い一文が添えられていて、テンポよく物語が進んでいく構成になっています。冬の夜の張りつめた空気と、そこで健気に生きるねこという対比がなんとも言えない情景を作り出していて、読みながら子供の頃のこととかを思い出したりしてしまいました。

そういえば少し前に”合田さんと言えばアニメーション!”みたいなことを書いた気がするけど、イラストだけで見せる作品もやっぱりいいなぁ~と改めて思ったのでした。

dwarf inc.

ドワーフの新キャラ「なまいきヴォルク」(2009.10.15)

TOPICSBOOK

今月2冊目のキティちゃん関連本紹介。キティちゃんの本ってたくさん出ているので、いちいち取り上げていたらキリがないのですが、この本はちょっと特殊です。キティちゃんではなくてデザイナーの山口裕子さんにスポットを当てたはじめての本ですから。こういう本を待ってましたよ。

キティの涙
[本]キティの涙(amazon)

集英社 2009.10.26発売 1200円
ISBN:978-4-08-780544-4

この本、なぜか著者名が記載されていなくて、集英社サイトの紹介ページでは構成として森綾さんというフリーライターの方の名前が出ているだけなんですが、中の文章は山口さん目線の言葉で綴られているので、山口さんが実質の著者と思って間違いのない内容になっています(サンリオって絵本とかでも作者としてデザイナーの名前をあまり出さないよね。なんでだろ)。

また、内容について上の紹介ページには、「ハローキティデザイナー山口裕子さんが、キティを世界のトップ”かわいい”キャラクターに育てた裏話を、初めて語る。」と書かれているんですが、実際には裏話と言うよりももっと多岐に渡っているというか、山口さんの半生を語った自伝的な内容になっているんですね。幼い頃の話から、学生時代、そしてサンリオに入社してからの話といった、これまで山口さんが歩んできた生き方を通して、キティをここまでの存在に育て上げるに至った理由が見えてくる構成になっています。

この本を読んで思ったのは、「山口さん、バイタリティに溢れすぎ!」って言う驚きに尽きます。中学・高校進学時に、親が希望する私立の学校の試験を受けるんだけど、自分の進みたい道じゃないと思い白紙で出したとか、会社に入ってからも、性別で仕事の評価が違うと聞くとそれを是正するべく動いたり。エピソードの1つ1つに意志の強さを感じます。自分が納得するまで動かずにはいられない人なんですね。

そういう性格がキティのデザイナーに抜擢されてからも活かされていて、当初は乗り気でもなかったはずなのに、休日返上して各地でサイン会を開いて直接ファンの意見を聞き、大胆なデザインを取り入れ、”キティはみんなと現実に生きていて、みんなが大好きなものはキティも大好き”というコンセプトを掴むに至ります。これも、自分の手で再びキティに人気を取り戻したい、そうじゃなければ納得できないという強い気持ちがあったからなんでしょう。

他にも、入社当時に感じたサンリオ社内の様子として、人気キャラクターのデザイナーは個室が与えられスター女優みたいだったと語っていたり、離婚後も結婚時の姓で仕事をしている理由とか、他ではあまり聞いたことないような話もいろいろ載ってて面白かったです。
読みやすい文章で書かれているので、あまり本読まないという人にもおすすめの1冊です。

山口裕子inワンダーランド(公式サイト)
『キティの涙』刊行記念「ハローキティ」デザイナー 山口裕子さんサイン会…11/21、紀伊國屋書店新宿本店にて開催。

[本]HELLO KITTY MEMORIES(2009.10.14)

TOPICSサンリオ,新キャラ

昨日、サンリオから新しいキャラクター、「ニョッキ&ペンネ」が発表されました。2匹の猫のキャラクターで、黒いオス猫がニョッキ、白いメス猫がペンネというそうです。グッズは11月11日から発売予定とのこと。

サンリオの新キャラ発表は、チェリーナチェリーネ以来1年ぶりかな? 猫をモチーフとしたキャラクターというのは特に珍しくはないですが、今回はイタリアンレストランのシェフをしている猫好きのご主人に飼われているペットの猫ということで、擬人化していないのがちょっとした特徴のようです。
相変わらずかわいらしくはありますが、久々の新キャラにしてはちょっと地味な印象もしますね。そろそろ派手目のキャラもほしい気もしますが、どうでしょうね。

「ニョッキ&ペンネ」シリーズ発売のお知らせ(サンリオ 2009.10.28)
ニョッキ&ペンネ(公式サイト)…10/30オープン予定。

サンリオの新キャラ、「チェリーナチェリーネ」(2008.6.12)