MEMOレポート

急に寒くなったので凍えながら暮らしています。

9/23から10/3まで開催されていた第24回文化庁メディア芸術祭、今年は3回くらい行きました。コロナのため、前年に続いて受賞者が登壇するトークイベントはほとんど開催されなかったのが残念でしたが(いつものように開催されていれば、功労賞を受賞された声優の野沢雅子さんのお話が生で聞けるチャンスだったのに!)、見どころが多くて楽しかったです。毎年言ってますが、ブログで感想をちゃんとまとめたいものです。いつかは……。

そして、10/23にはかねてからの念願だった、東京2020オリンピック・パラリンピックのマスコット、ミライトワとソメイティに会ってきました。10/16から10/24まで、有楽町にある東京スポーツスクエアで開催されていた「東京2020 ARIGATOイベント」という催しの中で、グリーティングイベントが毎日開催されていたんですよね。

生で見たミライトワ&ソメイティは、もうほんっとにかわいかった!

ミライトワ&ソメイティ
▲動きのひとつひとつがかわいかったです。

グリーティングへの参加は朝早くから並んで整理券をゲットする必要があるため最初から諦め、自由に撮影できる時間を目当てに行ったら運良く最前列で見ることができました。ということで動画も撮ったので貼り付けますよ。

YouTubeへのアップロード、なんと10年ぶり(!)でした。撮影自体も久しぶりだったので音とか失敗しているところもありますが大目に見てください。

ミライトワとソメイティのオブジェ
▲こちらは会場にあったオブジェです。

パタパタ応援マスコット ミライトワ&ソメイティ
▲珍しくグッズも買いました。パタパタ応援マスコット。後ろのひもを引っ張るとすごい勢いで旗を振ってくれます。

オリンピック関連のイベントが終わってもこのままずっと活動して欲しいところですが、東京都の説明によると「マスコットを含めた大会知的財産の使用権は、2021年12月31日まで」とのことなので、どんなに遅くても今年いっぱいまでの活動となるみたいです。寂しいなぁ。

MEMOイベント,レポート

先日、AC部が手掛けるキャラクター、イルカのイルカくんの展覧会、『イルカのイルカのイルカのイルカのイルカのイルカのイルカのイルカのイルカ展』に行ってきましたので写真で報告です。会場は伊勢丹新宿店本館6階のアートギャラリー。イルカのイルカくんの展覧会を見るのは2019年に原宿のTOKYO CULTUART by BEAMSで開催された「イルカのイルカくんの九周の名月展」に行って以来2度目です。

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▲入り口です。

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▲壁いっぱいに並んでいます。

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▲伊勢丹でお買い物したのかな?

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▲ビビッドな作品。

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▲和風なデザイン。

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▲やっぱりでけえ。

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▲いっぱいくっつきました。

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▲口(?)がチャームポイントです。

ちなみに、イルカのイルカくんは音楽ユニットgroup_inouの「THERAPY」という曲のMVに登場するキャラクターで、数年前には絵本化もされています。group_inouは5年前から活動停止中ですが、イルカのイルカくんはそれとは関係なく活動しています。なぜこんなに推されているのかは謎。

MEMOTV

今見ているテレビ番組について語るエントリーを1年11ヶ月ぶりに書きました(前回はこちら)。今回、久しぶりなのでかなり変わりました。
★印は前回から増えた番組です。

月曜日
月曜から夜ふかし(日本テレビ)
しくじり先生 俺みたいになるな!!(テレビ朝日)
★さまぁ~ず論(テレビ朝日)
★トゲアリトゲナシトゲトゲ(テレビ朝日)

火曜日
踊る!さんま御殿(日本テレビ)
★ロンドンハーツ(テレビ朝日)

水曜日
★宇宙なんちゃら こてつくん(NHK Eテレ)
★有吉の壁(日本テレビ)
水曜日のダウンタウン(TBS)
★あちこちオードリー(テレビ東京)
★まんが未知(テレビ朝日)

木曜日
ダウンタウンDX(日本テレビ)
アメトーーク!(テレビ朝日)
★かまいガチ(テレビ朝日)
★NEWニューヨーク(テレビ朝日)

金曜日
ポケットモンスター(テレビ東京)
マツコ&有吉 かりそめ天国(テレビ朝日)
★人志松本の酒のツマミになる話(フジテレビ)
全力!脱力タイムズ(フジテレビ)
久保みねヒャダこじらせナイト(フジテレビ)※月1回

土曜日
★ドラゴンクエスト ダイの大冒険(テレビ東京)
さんまのお笑い向上委員会(フジテレビ)
ゴッドタン(テレビ東京)

日曜日
ワイドナショー(フジテレビ)
★週刊さんまとマツコ(TBS)
有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?(テレビ東京)
★爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!(テレビ朝日)
テレビ千鳥(テレビ朝日)
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(日本テレビ)
にけつッ!!(日本テレビ)

テレビ局別視聴本数 ()内は前回
テレビ朝日 11 (6)
日本テレビ 6 (5)
テレビ東京 5 (6)
フジテレビ 5 (5)
TBS 2 (3)
NHK / Eテレ 1 (0) 
TOKYO MX 0 (1)
TVK 0 (1)

前回から減った主な番組
YOUは何しに日本へ?(テレビ東京)
さまぁ~ず×さまぁ~ず(テレビ朝日)20/9/21終了
クレイジージャーニー(TBS)19/9/4終了
ニンゲン観察バラエティ モニタリング(TBS)
夜の巷を徘徊する(テレビ朝日)21/3/25終了
ダウンタウンなう(フジテレビ)21/3/19終了
さくらももこ劇場 コジコジ(TVK)20/11/28終了
アート・ステージ~画家たちの美の饗宴~(TOKYO MX)21/3/27終了
ひねくれ3(テレビ東京)20/3/28終了

前回からかなり本数が増えました。というかテレ朝の番組がやたら増えました。このうち「さまぁ~ず論」「トゲアリトゲナシトゲトゲ」「まんが未知」「NEWニューヨーク」の4本は"バラバラ大作戦"枠の番組です。20分の枠なので見やすいんですよね。

「さまぁ~ず論」は「さまぁ~ず×さまぁ~ず」が終わって始まった番組ですが、やっぱり前のフリートークの方が好きだったかな。
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」は3時のヒロインの福田さん、Aマッソの加納さん、ラランドのサーヤさんの3人の番組。なかなか攻めた企画が多くてすごいです。大スベり回もあるけど…。
「まんが未知」は芸能人がまんがの原作を考えて、プロの漫画家に作画をしてもらい作品として発表する番組。人それぞれ、個性があって面白いです。宮下草薙の宮下さんとヒコロヒーさんの作品が面白かったなー。謎のこだわりとか設定がすごくて。
「NEWニューヨーク」はニューヨークの2人が新しい笑いを追求する番組。芸人に好き勝手させる番組としては、「テレビ千鳥」や「かまいガチ」と同じラインにある番組とも言えます。ちなみに僕は、吉本ゴリ押し時代のニューヨークは正直嫌いでしたが、いつの間にか好きになっていました。コントも漫才も面白いし、番組ではしゃぐ2人も好きです。

テレ朝というと、今更「ロンドンハーツ」を見始めました。ちょうど深夜枠に移ってくらいかな。「アメトーーク!」や「テレビ千鳥」とかの加地P番組を見てると番宣CMが入るので気になって。まんまと策略にはまってしまいました。

「有吉の壁」はSP番組時代から見ていたので、レギュラーは無理じゃない? と不安でしたが、変わらずの面白さを維持できているのがすごいです。日テレのバラエティでこんなに面白いと思ったのは久しぶりです。
ただこの番組、各所でも指摘されていますが、コロナ対策が全然なってないですよね。もうちょっとどうにかした方がいいと思います…。

「あちこちオードリー」は土曜の朝時代に何度か見たことがあった程度でしたが、今の枠に映る直前辺りからちゃんと見始めました。この番組を見て、オードリー若林さんのトーク力に改めて気づかされました。いつの間にこんなに実力つけていたんだ…。

「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」は1回目から見ている大好きな番組です。なのに、ちょうど今日番組終了のニュースを見てしまいました。なんで終わるの!?  面白かったのになぁ…。いちばん好きな回は、四千頭身が廃墟寸前の銭湯に行くロケでご主人にガチ切れされる回。笑いすぎて何回も見ましたもん(ブルーレイに永久保存済み)。
最後は深夜時代にはよく出ていたのに、昇格とともにすっかり呼ばれなくなってしまったBOOMERやプリンプリンも呼んであげてほしいです。

「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」はかつて週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画を新たにアニメ化した作品です。僕はドラクエ好きだけど、この作品は漫画もアニメもまったく触れてこなかったので、すんごく新鮮に楽しんでいます。特に悪役の描き方が熱いです。

「YOUは何しに日本へ?」と「モニタリング」は見るのをやめました。どちらも番組開始当初から見ていたのでずっと見続けたい気持ちもあったんですが、録画が溜まっちゃったので…。どちらも長いからちょっとしんどいのと、マンネリ感があるのと、YOUはコロナで番組内容もちょっと変えざるを得なくなっちゃったのがねー。あ、でも南スーダンのオリンピックYOUへの密着が最後どうなったのかは気になるな…と思っていたら、来週完結編みたいだから録画しとこうかな。

変化というと、コロナ禍以降、芸人さんがYouTubeに力を入れるようになったので、ちょこちょこ見るようになりました。中でもお気に入りは「ざっくりYouTube」です。大好きだった「ざっくりハイタッチ」がこういう形で復活するとは感激です。僕は車中トーク回が好きなんですが、YouTubeになっても相変わらず人気が無いみたいで悲しいです。あんなに面白いのになぁ。あとはストーリーテラー大喜利とか、やたら高度なお笑いスキルを求められる企画が多いのが見応えあります。
あとは「さらば青春の光Official Youtube Channel」。企画系の回はほぼ全部見たけど、どれもむちゃくちゃ面白いですね。中でもいちばん笑ったのはやっぱり花田優一イントロドンの回です。こんなのできるのさらばだけです。裏さらばの方もチェックしてます。2人の仲のよさがホントにいいんですよね。

ひとまずこんなところでしょうか。10月からの新番組はまだノーチェックなので、また変わるかもしれません。あー、でもやっぱりシンパイ賞の終了はショックだなぁ。

MEMO

東京オリンピック、始まってますね。せっかくなので1度くらいはミライトワとソメイティを生で見たいなと思っていたんですが、コロナも落ち着くどころかすごいことになっているので、外に出ない方がよさそうですね。6月はうろちょろしてましたが、7月は本当にじっとしていました。

さて。オリンピックと言えば……、というつなぎ方でいいんでしょうか。もう半月前のことになるんですかね。ミュージシャンの小山田圭吾さんがオリンピック開会式に作曲担当として参加することが発表されると、過去の雑誌での発言について大批判を浴び、最終的に辞任するという騒動がありました。

小山田圭吾、過去のいじめ加害について謝罪(ナタリー 2021.7.16)
小山田圭吾、東京2020オリンピック開会式作曲担当を辞任「様々な方への配慮に欠けていた」(ナタリー 2021.7.19)

まず、なぜこの件についてここで触れようと思ったのかを説明すると、僕がいちばん好きなミュージシャンが小山田圭吾さんなんですね。好きなミュージシャンはいっぱいいますが、「いちばん」と断言して言えるのは小山田さん以外にいないのです。

はじめて行ったライブはCorneliusのPOINTツアーですし、よく考えたらはじめて買った"シングル"もCorneliusの「MOON WALK」でした。改めて過去の自分がどのくらいネット上で小山田さんのことについて言及していたか確認してみたところ、このサイト上では36回、Twitter上では25回触れていました。

そんな「いちばん」な人が、ネットで、テレビで、新聞の一面で。ありとあらゆる人から批判されているのを見るのは、なかなかに堪えるものがありました。「自業自得」という言葉をいちばん見た気がします。本当にその通りだと思います。

小山田さんの問題は重層的な構造になっていて、大きく分けると以下の3つになります。

1.学生時代に障害を持つクラスメイトなどに加虐行為を行う
2.ミュージシャンとしてデビュー後、雑誌でそのことを反省無くおもしろおかしく語る
3.その後、今回の件に至るまで何の見解も発表してこなかった

1番の内容が口にも出せないようなひどいものなんですが、この問題の特殊さは2番にあると思います。なぜこんなことを悪びれることなく語るような人が普通にミュージシャンとして活動できているのか、という点が、今回の件で小山田さんのことを知った方にとってはいちばんの疑問だったのではないかと思います。

なぜこのことを知っていた音楽業界やファンの人はこれを放置していたのかと。

僕も当然、このインタビューのことは知っていました。雑誌の発売時期は本格的にファンになる前だったので、リアルタイムでは知らなかったのですが、2000年代前半にネット掲示板への書き込みで知ることになります。その後、問題となっていた雑誌の1つである『Quick Japan Vol.3』は古本で購入し、現在も所有しています。この本、いつ頃購入したのか思い出せずにいたら、なんとこのサイトに記述がありました。このページの2003年12月12日のところにブックオフで買ったとあります。当時は日記的に何でも書いていたというのもありますが、1ファンとしてこの問題を認識したことを残しておきたかったんだと思います。

今回の騒動で、過去にこの記事を知ったことでファンを辞めた人が多くいることも改めて知りました。本人の人格と音楽は別モノと割り切って聴いているという人もいるようでした。

僕はこの問題を知ってもなお、ファンを続けるという選択をした方の1人です。しかも、小山田さん本人に対しても、今なお、憧れのような気持ちを持ってさえいるのです。この感情をどうにか説明しようとしたのですが、どうしてもできませんでした。自分でもなぜなのか分からないので……。問題を小さく捉えていると思われても仕方ないのかもしれません。

小山田さんが、外部のアーティストや作品、企業等とコラボレーションする度に、ちょっと不安にはなってはいました。いつか、このことがすごい問題になって、大炎上するのではないかと。ただ、ここまでのことになるとは夢にも思っていませんでした。

小山田さんはもう以前のようには活動できないんだと思います。今小山田さんに対して思うのは、頭のいい人が書いた謝罪文だけで終わりにして、ほとぼりを冷ますのを待つのではなく、いつか自分の言葉で、行動でちゃんと示してほしいと、それだけを願っています。

MEMO

BLUE HAMHAM

こんばんは。6月はいろいろお出かけして展覧会とか、いろいろ見てきました。ブログでもまとめたいところですが、Twitterで画像付きでつぶやいちゃうと、やっぱり「まあ、いいかぁ…」って気持ちになっちゃいますね。

ちなみに、6月は途中まで緊急事態宣言下だったり、今もまん延防止等重点措置期間中ではありますが、開けるの待つと終わっちゃうし、なるべく平日とか、人の少ない時間帯にささっと行動することを心がけることで自分的にヨシ! とすることにしました。ただやっぱり、繁華街、特に渋谷を歩くのはちょっと怖いです。なんかマスク付けずに大声で話している人とかいるし…。7月はオリンピックもあるんでしたっけ? いろいろありそうなので、気をつけないといけません。

そんなこんなで珍しく行動的に動けたことはよかったのですが、気分的なテンションが下がり気味で、全然やる気のしない1ヶ月でした。少し前に始めたインスタのお絵描きも更新しないままでしたし。でも、まだ描きたいキャラがいるので7月には再開したいと思います。

他にもやりたいことがあるんだけど、いざ机の前に来ると、何をしようとしてたかすっかり忘れてしまって、どーでもいいネットニュースを見てしまったり、なおかつコメント欄までチェックしてしまったりするのでダメですね…。って、これ前にも書きましたっけ。

こんな僕でもまだ何かやれることがあるのかなぁ…、なんてぼんやり思いながら過ごしています。今月の僕からは以上です。

MEMO

世の中、色んなものが無数に存在していますが、好きになるものとそうでないものの違いって何だろうって思います。例えば「ずっと真夜中でいいのに。」という音楽グループがいますが、僕は新曲が出たらチェックするくらいは好きです。でも、同じ系統としてまとめられることの多い「YOASOBI」の曲は何がいいのかよく分からなかったりするし、「ヨルシカ」の曲は1回も聴いたことがないので、自分が好きか嫌いかすら分かりません。

そもそも、僕はあまりメジャーなものには興味が無かったりするので、世の中で人気のあるものが理解できなかろうが、いつものこととして受け流すまでです。でも、例外というか1人だけ、何年も前からある有名人に対して無性にすごくモヤモヤを感じていたんですよね。

星野源さんのことなんですけど……。

分かってます。このタイミングで「星野源って何がすごいの? さっぱり理解できない」なんて書いたら、最高にダサいと思います。でも、そんなダサい文章を書くなんて滅多にないことだと思うので、ちょっとこのまま進めてみたいと思います。

僕が星野源さんのことをはっきり認識したのはいつだったのか、正直あまり覚えていないのですが、俳優でアーティストでもある多彩な方なんだなぁという印象だったと思います。そんな中はっきりとした記憶としてあるのが、2010年にスチャダラパーが開催した大型イベントに行った際、SAKEROCKとして出演しているのを見たときのことです。この時はじめて「SAKEROCKってインストバンドだったんだ」と知りました(と思っていたのですが、当時のレポート等を見るに、星野さんはバンドじゃなくてソロとして出演しているっぽいんですよね。じゃあ僕の頭の中のに残っている映像って何? 記憶違いの可能性もあるけどひとまず置いときます)。

その後、星野さんはソロアーティストとしてどんどん人気者になっていきますが、僕が改めて意識しないといけなくなることはしばらくありませんでした(小さな出来事としては、当時よく遊んでいたオンラインゲームの中で、割と音楽の趣味が合う人と話していたら、「昔は小沢健二が好きだったけど、今は星野源が好き」的なことを話していて、そういうラインでも人気なんだと認識したことがありました)。

そんなある日、星野さんに注目せざるを得ないことが起こります。2017年に公開されたアニメーション映画、『夜は短し歩けよ乙女』で星野さんが主役の声を務めることになったのです。この映画の監督は湯浅政明さんです。僕の好きな映画ランキング不動の1位である『マインド・ゲーム』を監督した、あの湯浅さんです。僕はこの映画が本当に好きで、どのくらい好きかというと、累計7回くらい劇場に見に行ったくらい好きなのですよ。去年のリバイバル上映にも行きましたし。
そして、映画のプロモーションとしてメディアに登場した星野さんはこう言ったのでした。
『マインド・ゲーム』が好きだったので、湯浅監督の作品に出演できて嬉しいと。
それを聞いて、星野さんも『マインド・ゲーム』が好きなんだと嬉しくなりました。自分と同じものが好きと言われると、ちょっと好感を抱くものです。

そして僕は『夜は短し~』を見て、はじめて星野さんの演技に触れることになります(正確に言えば、前年の大河ドラマ『真田丸』で見た方が先でしたが、あれはちょい役でしたもんね)。有名人を起用したときにありがちな、本人のお顔がちらつくようなことも一切なく、素晴らしい演技を見せてくれました。

同年の2017年にはこんなこともありました。『バズリズム』という番組を見ていたら、星野さんが好きなものを語るというトークをしていて、そこで横井軍平さんのことを語っていたのでした。

横井さんと言えば、ゲーム&ウォッチやゲームボーイ、「Dr.マリオ」等の生みの親として知られている元任天堂の技術者であり、僕が最も尊敬するゲームクリエイターなのです。どのくらい好きかというと、まだ横井さんが存命のときに上梓した『横井軍平ゲーム館』という書籍を発売日に本屋へ買いに行ったくらい好きなのです。テレビで「任天堂が好き」と言ってる人は見たことがあっても、「横井さんが好き」と語る人なんて見たことがなかったので、驚きとともに嬉しくなったことを覚えています。この時はまだ、純粋に嬉しかったと思います……。

その後、こんなこともありました。星野さんが2018年に発表した「アイデア」という楽曲で、三浦大知さんがMVのダンスの振り付けを担当したのです。いつの間にか、星野さんは三浦さんとすごく仲よくなっていたそうで……。
ちなみに僕は、ずっと昔、大知さんが大地くんの頃、はじめて「パラシューター」を聴いてその声に惚れ込んで以来、ずーっと三浦大知さんのファンなのですよ。星野さん、簡単に僕の好きな人と仲よくなるやん? そして簡単にコラボするやん? すごいね……。

少し遡って2017年の話です。『マツコ有吉のかりそめ天国』を見ていたら、放送作家の寺坂直毅さんという方が、花巻市にあるマルカン百貨店のソフトクリームを紹介していました。僕は見た瞬間に「あっ!」と思いました。この寺坂さんって、かつて『やりすぎコージー』で放送された伝説の企画、「イマヒガチルドレン」の回に登場していたアイアム寺坂さんじゃないかと! 今田耕司と東野幸治が好きで、デパートと紅白歌合戦を愛する寺坂さん。僕も今田東野好きで、大型商業施設が好きで(東京に住んでいるのもそれが理由的なところがある)、テレビっ子で歌番組が好きなので、寺坂さんはすべてに置いて上位互換的存在と言っていい、尊敬の人なのです。放送後、イマヒガチルドレンの同士が何かつぶやいていないかとTwitterを検索してみたところ、衝撃の事実を知ることになるのでした。
「星野源ANNの寺坂さんがテレビに出てる!」
そんなつぶやきばかりがヒットしたのです。実は寺坂さん、「星野源のオールナイトニッポン」の作家として、番組にも出演していたそうなんですね。僕の知らないうちに、寺坂さんは"イマヒガチルドレンの寺坂さん"から"星野源ANNの寺坂さん"になっていたのでした……。

なんで!? なんで星野源さん、僕の好きな人を次から次へと奪っていくの!?

そして2020年、星野さんは(僕の大好きな)任天堂の「スーパーマリオ35周年」を記念するTV CMに出演します。CMにも起用されている新曲は「創造」と言うそうです。このタイトルは任天堂の3代目社長、山内溥さんが格言的に用いていた「独創」からインスピレーションを受けて名付けたんでしょう。任天堂のCMにぴったりのタイトルです。星野さんは前述の横井さんの言葉、「枯れた技術の水平思考」という考え方も好きで、創作に活かしているそうです。僕もこの言葉は大好きだけど、実生活で活かしたことはただの1度もないですよ……。

なんかもう、いろいろとすごすぎてもう、ぐうの音も出ません(2ヶ月連続)。

そんな星野さんが今月、女優の新垣結衣さんと婚約を発表しました。この発表に僕はほっとしました。なぜなら、僕は新垣さんのことをよく知らなかったから。もちろんポッキーや、リングフィットのCMなどでは存じ上げてますが、それくらいの薄い知識しかなかったので。これがもし、僕が新垣さんのファンだったらと思うとぞっとします。きっと、頭おかしくなっていたと思います。よかったよかった。

星野さん、新垣さん、お幸せに!