すっきり本棚

  • 2018年9月30日(日)21:27
  • [MEMO]

何がきっかけだったか忘れましたが、先日唐突に本棚の整理を始めてしまい、ただ整理するだけならいいんですが、例のごとく久しぶりに手に取った本をいちいち読みふけりながらの進行となり、一通り片付いた頃には全身にどっと疲れが溜まっていたのでした。

キャラクター関係の本や雑誌もいろいろあって、このサイトを熱心に更新していた2000年~2005年頃のものがいちばん多いのかな? 久々に見ると、こんな人のインタビューがあったんだ! 等といった発見(忘れていただけだけど)があって楽しかったです。

少し前から頭の中で計画している企画のひとつとして、そんな過去に紹介した本たちを改めて紹介してみるコーナーを作ってみたいと思っているんですよね。来年このサイトも20周年だし、きっと懐かしい感じになると思うな~。まあ、実現すればだけど!

あと、数十冊の本を出して本棚がすっきりしたのはいいんだけど、実はまだその本、床に積み上げているだけなんだよね……。ダンボールなどに入れてしまうか売るか捨てるかしなければ。

そんな感じで、安室さんの曲を聴きながら思いつきでどうでもいいことをやっていたら、あっという間に終わった9月でした。

さくらももこさん。

  • 2018年8月29日(水)23:00
  • [MEMO]

8月27日の19時30分頃、漫画家のさくらももこさんが今月15日に亡くなっていたことが発表されました。

さくらももこさん死去、53歳 「ちびまる子ちゃん」(中日新聞 2018.8.28)

僕がさくらももこさんという存在を知ったのはアニメになった『ちびまる子ちゃん』からでした。それまで日曜18時の枠は『のらくろクン』や『ひみつのアッコちゃん』といった、昔のアニメをリバイバルした作品が続いていました。どちらも毎週見ていたのもあって、『ちびまる子ちゃん』も流れで見てみることにしたのが出会いです。

実際に見る前の印象としてはそんなによくなく、なんだか簡単な絵柄だし、幼い子を対象にした内容になるのかなと感じて、「1回だけ見てやめよう」と思っていました。ところが、初回のエピソードとして放送された「まるちゃんきょうだいげんかをする」の巻を見て、衝撃を受けるのでした。

「なにこれ、むちゃくちゃ面白い!」

子供の目線で描かれたリアルな内面、感情の揺れ。そして今まで見たことないような切れ味のいいオチ。それは一方的に大人が子供に押しつけてくるような形式ばった教訓エピソードとは一線を画していました。こんな表現がアニメでできるんだと。そして更に衝撃を受けたのが、あのエンディングテーマ「おどるポンポコリン」です。

「インチキおじさんって何?」「ポンポコリンって何!?」

そんな疑問を抱く隙もないくらいのスピードで、意味不明で、不条理で、それでいて壮大な何かが、竜巻のように通り過ぎていくのをただ呆然とテレビの前で見守るしかなかったのでした。今見せられた映像は何だったんだろう……。

これまでの人生でもそうそうないレベルの衝撃を30分の間に2度も受けた僕は完全にノックダウン。そこからは毎週欠かさず見るようになったのは言うまでもありません。当時同様の体験をした人が日本全国にたくさんいたようで、そこからこのアニメが空前絶後の大ブームになるのにそれほど時間は掛かりませんでした。

その後発売された、エッセイや『コジコジ』、 『神のちから』なども好きでした。中でも 『コジコジ』はメルヘンな世界を舞台としながらも、"借りもの"がないというか、どう見ても100%さくらももこオリジナルとしか言えない奇妙なキャラクター達が続々登場するおはなしで、なんでこんなこと思いつくんだろう? と漫画を読むたびに思っていました。特にコジコジと半魚鳥の次郎君の2人が繰り広げるファニーな会話劇が大好きで。次郎君は僕も好きなコーネリアスのファンと思われる描写があるので、よりシンパシーを感じてしまったり。元々さくらさんが好きなんですよね。

エッセイの分野では普通の人なら書くのを躊躇しそうなことまで笑いにして、あけすけに語ってしまうところがすごかったです。漫画の中のまる子が大きくなって、大人ならではの行動力を得たらこうなっただろうなっていう、まんまの生きざまを見せつけられているようでした。

個人的に特に印象に残っているエピソードとしては、任天堂の宮本さんにどうしても金メダルを送りたくなったさくらさんがさんざん悩んだ末、ついに会社まで直接押し掛けてしまうという話。これは一時期さくらプロダクションのWebサイトに掲載されていた「ももこのWebコラム」というコーナーで書かれていたものなんですが、今は読むことができなくなっているのでInternet Archiveのリンクを貼っておきます。行動力がすごすぎです。

宮本さんフィーバー(ももこのWebコラム 2007.2.23)
宮本さんに金メダルを!!(ももこのWebコラム 2007.7.30)

報道によると、2007年から2011年まで中日新聞などで連載されていた『4コマちびまる子ちゃん』の連載中には乳がんを患っていたとのことなので、突然というわけではなくて、長い間闘病されていたようです。

もっともっと、新たな活動を見たかったです。

暑いですね。

  • 2018年7月31日(火)23:53
  • [MEMO]

気がつけば今月ももう終わりですね。思い出としては、とにかく暑かったなぁという記憶しかありません。毎年エアコンはギリギリまで我慢してしまう僕ですが、あの連日の酷暑にはさすがにギブアップしてしまいました。やっぱり空調大事です。

ただ、このご時世はあまりよくないという話ですが、寝るときはエアコン止めています。というのも、いつも気を失うように寝てしまうので、暑くて寝苦しいっていうのがあまりないんですよね。さらに、これを人に話すと「バカなの?」と怒られてしまうんですが、掛け布団をね、ちゃんと掛けて寝てるんですよ。しかも冬に使っているのと同じやつ(もちろん服も着ています)。これってやっぱりバカなんでしょうかね…。

他にも今月は西日本で発生した豪雨や、日本列島を東から西へ横断するという意味不明な台風やら、奇妙な気象現象が多かったですね。6月に発生した大阪の地震の印象が霞んでしまったけど、あれだって震度6弱の甚大な災害でしたし、いろんなことが立て続けに起こりすぎて訳わかんなくなってきますね。いくら災害大国だと言っても多過ぎなのでペースダウンしてほしいです。

第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展に行ってきた

今年のメディア芸術祭の受賞作品展は6月13日~24日開催ということで、今回もたっぷり見てきました。
(2018.7.1追記:写真と、映像作品の感想を追加しました)

毎年、展示だけでなく映像上映や関連イベントもできるだけ参加するようにしていて、今回も気になったものはだいたい参加することができました。主な参加イベントは以下の通り。

・エンターテインメント部門 大賞受賞者トーク:上田文人『人喰いの大鷲トリコ』
・アニメーション部門大賞『夜明け告げるルーのうた』トーク付上映
・アニメーション部門大賞『この世界の片隅に』トーク付上映
・功労賞・竹内オサム ビランジを通して語るマンガ研究の世界

上田文人さんのトークイベントは、なかなか生でお話を聞く機会なんてないと思うので参加できてよかったです。土曜日ということもあってか、講堂の席がぎっしり埋まるほどの人気でした。

『夜明け告げるルーのうた』のトークでは監督の湯浅政明さんが登場。湯浅さんのお話を聞くのは8年ぶりでした。

『この世界の片隅に』のトークは監督の片渕須直さんと、主役のすずを演じた女優ののんさんが登場。のんさん、直視できないくらいキラキラしてました。

漫画研究家の竹内オサムさんのトークでは、批評・評論とはまた違う、地道なデータを積み重ねる漫画研究の重要性について貴重な話が聞けました。

それぞれ、ちゃんとメモも取ったので、また改めて個別にまとめたいところなんですが、毎年そう言いながらやってないんですよね……。すみません。

映像の上映プログラムでは会場には展示されていない審査委員会推薦作品等もじっくり見ることができます。その中で心に残った作品をいくつか紹介します。

『Candy.zip』
日本の短編アニメーション。パソコンで作成したドキュメントがキャンディになる世界で、オフィスで働く女の子が主人公。ある日、同僚に自分自身がZIPファイルのキャンディにされてしまい、そこからどうにか復讐を遂げるというストーリー。あらすじだけ書くと突飛すぎて意味不明気味ですが、なぜかすんなり世界に入っていけてしまうのがすごいです。カラフルで透明感のある映像が綺麗でした。

『Gokurosama』
日本のショッピングモールを舞台にしたフランスの3DCGアニメーション。こういうのってヘンテコ日本になりがちだけど、どういうわけかやたら忠実に日本が再現されていて逆に面白いです。女の子が使っているスマホが富士通製のパロディになっているところに日本に対する謎のこだわりを感じました。現実には富士通のスマホを使う女の子ってかなり少数派でしょうけど…。

『RAINBOW』
韓国の短編アニメーション。どこにでもいそうな地味な女の子が、なぜかこの世界におけるヒーローと付き合っていて、不釣り合いな自分に悩んでしまうというちょっと切ないストーリー。このヒーローというのが、超人的な力を持つ青年で空も飛んだりするんですが、見た目は肌が青いところ以外、普通の人みたいなところがなんかぐっときました。

『Toutes les poupées ne pleurent pas』
カナダの人形アニメーション。映像に登場する2人の男女は一緒に暮らしながら人形アニメーションを制作しています。この時点でメタ的な設定なのですが、途中から登場するもう1人の女性のおかげで物語は更に入り組んだ構造を見せ、観客は今まで見せられていたものは何だったのか、考えざるを得なくなります。

『さらば銀河系』
日本の短編アニメーション。ゴミため場に住む謎の動物の親子のストーリー。ひょんなことからロボットと間違われて連れ去られてしまった親を取り戻すべく、子供は冒険の旅に出ます。キャラクターデザインやクレイアニメのような質感の表現など、言われなければ海外の作品のようなセンスを感じました。

『monoscape』
こちらはアート部門の映像作品。港湾施設でコンテナを運搬している映像が延々と続く作品。代わり映えのしない場面が延々と続くので、気がついたら途中で寝てしまったんですが、後になってあれは何だったんだろうと妙に気になってしまいました…。

『サウンドロゴしりとり』Youtube
こちらはエンターテインメント部門の映像作品。NHK『テクネ映像の教室』で放送され、その後Twitterでも話題になったのでご存じの方も多いかもしれません。大画面で見ると面白さも倍増で、テンポの速さも相まって笑いが追いつかない現象が起こっていました。

『宇宙ショートショート絵巻「反物質の子どもたち」「太陽症候群」』
こちらもエンターテインメント部門の映像作品で、NHKが制作したものです。宇宙科学を題材にしたファンタジーストーリーなんですが、横長い紙にイラストレーターが鉛筆でどんどん絵を描く映像と、俳優の朗読を組み合わせるという斬新な見せ方の作品になっています。イラストは100%ORANGEと長崎訓子さん、朗読は神木隆之介さんと菊池亜希子さんがそれぞれ担当しています。
反物質の子どもたち(NHK)
太陽症候群(NHK)

続いて、展示会場の写真もどうぞ。

Yin
▲個人的に今回いちばん面白かったフランスの短編アニメーション作品『Yin』の原画。

Negative Space
▲人形アニメーション『Negative Space』のセット。

Negative Space
▲続いて小道具。写真だとサイズ感が分かりませんが小さくて細かいです。

Negative Space
▲そして登場キャラクターの人形たち。

ハルモニア feat. Makoto
▲手描きアニメーションのミュージックビデオ、『ハルモニア feat. Makoto』の原画。枕のキャラクターがかわいいです。→Youtube

夜明け告げるルーのうた
『夜明け告げるルーのうた』のキャラクター原案を担当したねむようこさんのイラスト。

この世界の片隅に
『この世界の片隅に』の展示。

COCOLORS
▲アニメーション作品『COCOLORS』の展示。

進化する恋人たちの社会における高速伝記
▲アート部門『進化する恋人たちの社会における高速伝記』。僕が好きだった『千年家族』というゲームを更に高速化・抽象化した感じで見ていて楽しかった。

人喰いの大鷲トリコ
『人喰いの大鷲トリコ』の展示。等身大のトリコがこちらのアクションに反応するというインタラクティブな展示で、今回のためだけに作られたんだとか。

Pechat
▲エンターテインメント部門の『Pechat』。ぬいぐるみに付けるボタン型のスピーカーです。隣にはしっぽが付いたクッション型ロボットの『Qoobo』も展示されていたけど写真に撮れず。

ねぇ、ママ
▲マンガ部門大賞を受賞した池辺葵さん作『ねぇ、ママ』の展示。

AIの遺電子
▲山田胡瓜さん『AIの遺電子』の展示。会場ではじめて読んだけど面白かったです。こういう作品好き。

五万人だ!!
『夜の眼は千でございます』で優秀賞を受賞した上野顕太郎さんの展示。

甘木唯子のツノと愛
▲久野遥子さんの『甘木唯子のツノと愛』の展示。今にも動きそうな線がすごい。

増村十七さんのサイン
『バクちゃん』でマンガ部門新人賞を受賞した増村十七さんのサイン。会場の壁に描かれていました。作品は電脳マヴォで公開されています。

「文化庁メディア芸術祭」これまでのエントリー(2016.2.16)…2016年、2017年分は結局何も書いてないんだっけ…。

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