歩いていると、なんだか不思議なモノがついてきたよ。
そのモノたちは鳴いていました。
「ニャー!」
「ワン!」
「ガス!」
ぼくはそのうちの1匹、「ニャー」と鳴くのを抱きかかえると、
家へ帰りました。
(他の2匹はどうにかまきました)
ぼくはその子にミルクをあげました。
その子は
「ニャー」
と鳴きながら、嬉しそうに飲み干しました。
今度はおさかなを食べさせました。
その子はまた
「ニャー」
と鳴きながら、嬉しそうに食べつくしました。
そんな日々が続きました。
でも、その子は相変わらずかたちが定まらず、
ふにゃふにゃしているのでした。
そしていつしか、鳴き声が
「ニャーガッ」
「ニャーガス」
と変わっていき、いつしか、
「ガスッ」
とだけ、鳴くようになりました。
ぼくの猫
今日、サブローがね
今日ね、サブローがね、にっこり笑ってたよ。
今日ね、サブローがね、花に水をあげてたよ。
今日ね、サブローがね、缶を蹴り損なってたよ。
今日ね、サブローがね、きなこでむせていたよ。
今日ね、サブローがね、手で糊を丸めていたよ。
今日ね、サブローがね、カラスにおびえていたよ。
今日ね、サブローがね、足にご飯粒つけてたよ。
今日ね、サブローがね、雲間から顔を出したよ。
今日ね、サブローがね、スキップしてたよ。
今日ね、サブローがね、にっこり笑ってたよ。
タコチャン号
「タコチャン号」と言います。
運命的な出会いの末に手に入れた
自慢のロケットです。
注)タコではありません
飛ぶときは、なんかこんな感じです。
完全自動運転のスグレモノです。
たまに流星が当たってしまうことも。
そんなときは、こっそり泣いてるみたいです。
着地に失敗しちゃうこともよくあります。
でも、そんなお茶目なタコチャン号が大好きなのです。
しっぽくん、飛び出る
ぼくはいつも道に迷ってしまいます。
広いからね、宇宙は!
その日もてきとうに降り立った星で
ぶらぶらとお散歩してました。
うっそうとした森の中。
そういう人目につかなさそうなところで
見たことのない、へんてこな植物や
変わった動物を発見するのが好きなのです。
その日もいつものように
いろんなものを見ては
「おお~!」
なんて驚いたりしていたんだけど、
その日はそれだけでは終わらなくてね。
目の前の茂みが突然ガサゴソ動き出したんだ。
「な、なんだ!?」
そう思って警戒すると、そこから飛び出したのは
なんだか丸っこい生き物だった!
この子、「しっぽくん」と言って、この星の住民でした。
めずらしい子(ぼく)がいるので飛び出てみたとか。
ぼくとしっぽくんは
この後いっしょに遊んだりしたあと
お別れするんだけど、その時の話はまた今度です。
10円くん、用意される
はじめまして。ぼくは10円くんと申します。
ひまそうなので、なんか書いてみたらと
こんなページを用意されてしまいました。
ひまじゃないけど、せっかくだし
何か書いてみようかなと思って、
そうこうしているうちに早3ヶ月ですよ。
先が思いやられますが、飽きるまで続ける予定です。
今日で飽きたりして。
飽きなかったら、宇宙の話とか書くからね。