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■痛いニュースさんがなくなっちゃいましたね…。
■西友って、うちの実家方面にはないので、僕の兄弟ってねこぢるの漫画でしかその存在を知らないんですよね。なので西友って言うと、店の前に危ない人が徘徊しているっていう印象しかないみたいで、毎回否定するのが大変です。どうか四国にも作ってあげてください…。
■この前の土曜日にキンモクセイの5周年記念ライブに行ってきました。久しぶりに男性ボーカルのライブです。バンドというとロックという風潮のある中で、キンモクセイはあくまでポップスにこだわった曲作りを貫いているんですね。なのでポップス好きの僕としては前から1度はライブを見てみたいと思っていたのでした。でもなんとなく、ファンとの結束が堅そうなイメージがあるので、部外者が行っても大丈夫なのかと言う心配もありましたが、無事に楽しめました。会場はやはり女の人が多くて、6〜7割くらい占めてたかな。文庫とか読んでるのが似合いそうな、おとなしそうな人が多かったのが印象的でした(わけのわからんイメージでファンの方スイマセン)。
会場は渋谷AXで、ここは何度か行ったことがありましたが、今まではすべてスタンディングだったのに対し、今回は座席指定だったんですね。この会場、座席付きの時もあるのかとびっくりしつつ、でもどうせ立ったままなので意味ないような…と思っていたんですが、いざライブが始まると意味がありました。かなり長丁場で、2時間40分くらいあったのかな。なので途中で座れるようにと、気を利かせてくれていたのでした。
それにしてもボーカル伊藤さんの声帯のタフさには驚きました。あれだけ歌って、時には叫んで、それでもまったくぶれなく伸びのある美声を聞かせてくれるんですもん。音外したり、かすれたりすることも一切なく、安定した声量で、地声からファルセットへ続く流れも美しく。今までいろんな人のライブを見に行ったけど、ここまで声、そして歌唱そのもので感動したのは初めてかもしれません。そんな歌声を支えるバンド演奏も意外と骨太な印象で迫力がありました。
僕の好きな「冬の磁石」「車線変更25時」などの曲はフルコーラスで聞けたほか、「さらば」は中国語(?)と日本語の2バージョン披露してくれました(「あたしンち」が外国でも放送されることになり、外国語バージョンが作られることになったんだとか)。そして圧巻だったのが全20曲を連続で演奏するメドレー部分。シングル曲以外はほとんど馴染みなかったんだけど、それでも十分に楽しめました。あと、ちょっと気になったのが、全体的に手拍子が複雑な曲が多かったです。普通に叩いていたら、Bメロだけちょっと変則的な叩き方になったりとか。このへんにファンとの結束力の堅さを垣間見た気がします。
そしてアンコールでは伊藤さんが好きな曲ということで70年代歌謡の名曲中の名曲、「木綿のハンカチーフ」をなんとオリジナルキーで披露してくれました。これまた素晴らしかった。更に曲の途中でサプライズがあり、太田裕美さん本人が途中で乱入(?)し、本物の歌声まで聞けてしまいました。なんでも、伊藤さんがものまね番組の本人登場みたいなのを1度やってみたくて企画したんだとか。もちろんそれだけじゃなくて、伊藤さんが太田さんに楽曲提供したというご縁があったから実現したそうなんだけど、それにしてもびっくりなゲストでした。
独特のユーモアに包まれた、あたたかい気持ちになるライブでした。
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