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2005年6月13日(月) 1:53-2:45
[DVD]hesheit ウィスット・ポンニミット作品集(amazon)

少し前にちらっと書きましたが、今年の3月に発売されたウィスット・ポンニミットさんの「everybodyeverything」という漫画を読んで、すごく気に入ってたところ、次は映像作品集が出ると言うことで今度はちゃんと紹介しようと思った、というのが今回の話です。

ウィスット・ポンニミットさんはタイに生まれ育ち、現在は日本を活動拠点としている漫画家・クリエイターなんですね。そのへんの詳しい話は知らないんですが、作品に触れるとなぜ日本に来たのかは伝わってきます。ただ、この人の作品のすごいのは、日本文化を愛してやまない雰囲気は感じるのに、日本の作品にまったく毒されていないところ、ですよ。なんなんだろうね、この純粋さは。まったく別のところで自分のスタイルを作っちゃってて、結果、日本で売られている漫画雑誌のどこを探しても載ってないような作品になってるんです。そしてその作品の中で描かれていることって、今の日本の人たちが前時代にすっかり忘れて置いて来ちゃったものそのもので、だから読み終わるとどことなく、懐かしいものに触れたような気分になるんだと思います。

今回6/24に発売されるDVDは、ポンニミットさんの代表作「hesheit(ヒーシーイット)」を自身の手によりアニメーション化したものだそうです。現段階では未見なので特に書くこともないんですが、下で紹介しているイベントのどちらかに行ってこようと思うので、そうしたらまた何か書こうと思います。

ウィスット・ポンニミット公式サイト…普段はタムくんと呼ばれているそうです。

ウィスット・ポンニミット アニメーションDVD「hesheit」発売記念イベント2ヶ所で開催…6/18にHMV渋谷にてインストアライブ+ドローイングサイン会。翌6/19には宇田川町にあるUP LINK FACTORYにてライブパフォーマンスつき上映会を開催。

[本]everybodyeverything/ウィスット・ポンニミット(→amazon)…雑誌などでの紹介記事がまとめられています。ちなみに僕は、本屋さんで平積みされてるのを偶然見つけて、「なんかこの本欲しい…」と思い、中身もろくに見ず買ったのでした。いちばん好きな作品は…、今調べてみてはじめてタイトル知ったんだけど、「パイナップル」っていう作品です。こんなタイトルだったんだ、あはは。
  
  ミュージカル きかんしゃトーマスとなかまたち 登場…これ、舞台上をトーマスたちが駆け回るの? すごいね〜。
ドイツ年のキャラクター「マウス」のオフィシャルブログ
原哲夫プロデュースの絵本、全国的に無料配布…「北斗の拳」の方。
「ハウルの動く城」米で公開始まる

ももぷりんさんのキャラ弁がサンエックスのサイトで紹介される…すごい!公認のかわいさです。

[本]神のちからっ子新聞1/さくらももこ(amazon)…5/30、小学館より発売。このシリーズは読む人選ぶ内容なんですよね。

[本]フロッグスタイルオフィシャルガイド/ぽにーてーる(amazon)…フロッグスタイルの本が6/6のかえるの日に2冊同時発売。こちらはガイドブックでカンゼンより発売。いろんなカエルたちが載っててめくってるだけで楽しくなりそうな本です。
[本]FROG STYLE ORIGINAL STORY BOOK/Team Frog Style(amazon)…こちらはストーリーブックで徳間書店より発売。おまけつきでパッケージされているため、本屋で立ち読みはできません。
フロッグスタイルなつまつり開催…6/25-7/3、アクアシティお台場にて。フロッグスタイルについてはまとめてでっかく取り上げようと思ったけど時間がなくてこんな感じに。
「ケロちゃん」園児に人気 長岡京・慈童保育園のウシガエル…ケロちゃんと言う感じじゃない。
  
  ■土曜日の夜、新宿のヨドバシカメラにお買い物に行きました。その前にコンビニでお金を下ろして…と思ったらちょうどお金の下ろせない時間帯でした 。毎日24時間使えるのかと思ったら、銀行によって休止期間というのがあり、東京三菱の場合、毎月第2、第3土曜日21:00〜翌日7:00の間は休止なんだそうです。イヤな予感がしつつ、郵便局の残高を見ると2000円、みずほ銀行は…8000円しか入ってなくて全部あわせても足りませんでした。ショック。もっと分散させておけばよかったです。

そして翌日曜日の夜、今度はバッチリ東京三菱からお金を下ろし、準備万端でヨドバシに向かったところ、なんと棚卸しで閉店時間がいつもより1時間早かったらしく、もう閉まってました…。

これは買うなと言う天のお告げなのでしょうか。
  

 

2005年6月11日(土) 2:27
  “チェブラーシカ”が携帯にやってきた──iモードサイトがオープン
『こまねこ』グッズプレゼント…ぬいぐるみの発売はまだかなー。
ビレッジセンター、『ミカンせいじんスクリーンメイト』を復刻…300円でダウンロード販売。
ゴールデンタイムに外国アニメ放映禁止へ 中国…国産アニメの育成が目的だそうです。中国のアニメってどんなんだろ。


「ムシキングジェット」が夏空を飛ぶ
ポケパーク等で販売のぬいぐるみにミシン針が混入
「トロと旅する」と洋楽のコンピレーションCD第3弾
「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」がゲーム化(NINTENDO INSIDEさん)


レッド・アンアンです 「光のまち・阿南」マスコットキャラ…デザイン会社に発注したそうで、よくある一般公募キャラとはちょっと違う感じ。
暑い熊谷で さらに熱く マスコット作成し8月のイベントPR…熱そうなキャラです。後ろの火のキャラもかわいいです。
「はばタン」大人気 貸し出しの着ぐるみ追加導入…く、首がたくさん!
  
  ■今日はここに行ってあれ買って、そのあとはあそこに行って…なんて計画を立てていたら夜になってしまったので、結局TSUTAYAに返し忘れたCDの中身だけを 持って行っただけで他にはどこにも行けませんでした。


■返しに行ってる間にパソコンの録画予約がエラーになっていたんだけど、まあ「たけしの誰でもピカソ」だったので別にいいかと思ったけど、そういうときに限ってお笑い居酒屋の日だったらしく、おかげでほっしゃん。を見逃してしまいましたよ。ちょっぴり残念です。

ほっしゃん。って、見た目が普通じゃないオーラを放っているのに、しゃべると常識の上に構築された安定した笑いを届けてくれるので、いつもそっちの方に逆にびっくりしてしまいます。猫ひろしとは大違いです。

あ、猫ひろしといえば先日のうたばんにが出ていましたね(なぜかワハハ本舗オールキャストで)。でも、いつもに比べてちょっぴり切れがなかった気もしないでもないです。昇竜拳が出なかったからかな。あと、もうひとついつもやってるのにやらなかったギャグがあったと思うんだけど、なんだっけ。でも思い出したところで、「あ、あれか…」とがっかりしそうな気がするので、思い出す前に寝ることにします。おやすみなさい。
  

 

2005年6月8日(水) 1:19-2:09
[本]ぼくの怪獣大百科[レッド]/八木真澄(amazon)

今年の2月に発売された”伝説の書”に早くも続編が! 6/4、扶桑社より発売されました。お笑い芸人、サバンナの八木が小さなノートの上に黙々と生み出した怪獣たち。そのあまりに予想不可能な世界観に打ちのめされた僕は、今年のいちばん最初にこの本を紹介するという決断を下しましたが、それは間違いではなかったと今でも思います。

今回の2巻目は色鉛筆により怪獣たちに色彩が施されています。しかも「レッド」と名付けられているところもポイントです。緑の装丁だった1巻目の次に赤とはさすがです。ますます広がりを見せる怪獣ワールドにこれからも目が離せません。

サバンナ八木 次は自主出版?(デイリースポーツ 2005.6.5)
サバンナ八木「怪獣大百科」第2弾発売!(gooニュース 2005.4.26)
サバンナ八木「怪獣大百科」20万部イケる(gooニュース 2005.2.20)

#506 [本]ぼくの怪獣大百科/八木真澄(2005.1.14)…ちなみにこの本の中でいちばん好きな怪獣はNo.099の「かぼちゃ空間」です。かっこよすぎます。
  
  ねこぢるy展…ねこぢるy初の個展です。6/12-30、新宿歌舞伎町・ゴールデン街にあるLuft Schlossという妖しげなバーの中のギャラリースペースで開催するらしいです。敷居高!


『サルゲッチュ3』CMにアンガールズを起用…最近の田中、ちょっと芸能人オーラ放ちすぎなんじゃない? 山根は相変わらずでなにより。
NintendoDSに『たまごっち』出陣NINTENDO INSIDEさん)


キャラビズさんより3つ。
10〜12月発売のプライズ新商品発表…そういえば近頃プライズグッズはすっかり追っかけてなかったですね。キティちゃん、とうとう細木数子ともコラボレーション。そしてなぜか今NOVAうさぎのプライズが!?と思ったら、今テレビ東京で5分番組に登場しているそうですね。ほぼ日の「オトナ語の謎。」の番組だとか。知らなかった! ミニステの裏かー。
「メディコム・トイ エキシビジョン'05」開催決定…6/30-7/4、渋谷パルコミュージアムにて。
カナダのアニメーション「フラニーズ・フィート」代官山のカフェで内覧会開催…カフェで。
  

 

2005年6月6日(月) 12:08-13:45
  幻ではなかった――auシカ、沖縄で公式発表
“auシカ”がついに正式デビュー!! ――オジー、ジャー子などの仲間も登場…仲間の画像も見たいな。
「ハウルの動く城」紙模型をダウンロード エプソン販売…なんかすごいです。
トラントリップ リラックマ なりきり着ぐるみ…すごい頭身…。せめて中に水玉模様の服着てね。
リラックマ〜おじゃましてます2週間〜 - だらだらカワイイ"リラックマ"登場…PS2で9月に発売。GBA版は地雷度高そうでしたがこっちはどうかな。


ポン・デ・ライオンのタオル・デ・ライオン2…6/1-
マクドナルドハッピーセットにスヌーピー…6/3-
5月30日より伊藤園「お〜いお茶濃い味」お茶犬マスコット首かけキャンペーン開始


サンリオ、ノートやポーチなど「とびきりかわいいマイメロディ」シリーズを発売…自分で言っちゃった。
小林製薬、冷却ジェル枕「熱さまやわらかアイス枕ハローキティ」を発売…熱を出したキティちゃん。
雑記帳:「キティちゃん」グッズを車内販売…企画を発案した日妻さん、
「キティちゃんの星座は私と同じさそり座。愛されてほしいと願い提案した」って! そんな個人的な理由でグッズになるキティちゃんって一体…。


T.M.Rキティ発売こちらに画像あり。 なにがなんだか。
トミー・フェブラリー&ブライス コラボレーションドール誕生…5/23の欄。
東京事変DVD「Dynamite In」ジャケットイラストが本秀康…キンモクセイの「夢で逢えたら」も本さんでしたよね。
P・マッカートニーが絵本執筆、リスとカエルの冒険物語…タレント絵本界に大物が!?


バッファロー、ディズニーUSBメモリの第2弾
「どこでもいっしょ」のUSBメモリ
ナムコ、創業50周年記念イベント「50周年だよ! 全員集合〜CHALLENGE THE NEXT STAGE!〜」を開催
ナムコ、PSPでも太鼓が叩ける!「太鼓の達人 ぽ〜たぶる」を8月4日に発売
ゲームボーイアドバンスSP用ケース/ポケグルミ ピカチュウ…ゲームボーイがピカ様仕様に!
[GC]ちびロボ!…とりあえずパスの予定。ゲームキューブはあとはもうゼルダだけかな。
[GBA]のののパズルちゃいリアン
『HOMELAND』HP素材用マスコット追加NINTENDO INSIDEさん)…わーい!せっかくなので貼っとく!

↑我らがヒーロー、ブロックくんです(著作権はチュンソフトにあるので転載はダメだよ)。


「クレヨンしんちゃん」の逆襲はあるか…中国のなんだかなぁ…なはなし。
夢尽きない「ドラえもん」…逆に僕は原作ほとんど読んだことないので、手足のバランスに違和感を感じていたり。
[雑誌]販促会議7月号、今月のキャラクター「モノクロブー」…予想より売れてるって書いてました。ホントかな。


愛・地球博:モリゾー・キッコロの記念スタンプ12種類設置
「Mr.カラスコ」が清掃活動…もしやワケル君の座を狙いに?
「コバトン」、「彩の国」乗っ取る 職員名刺や民間企業まで/埼玉…将来性に疑問の声もって。飽きられたらひっそり消えていくのがキャラのさだめ。別にそれでいいじゃないですか。
アンパンマングッズ1000点 「ものもの展」開幕
クスノキの巨木に“ムーミンこぶ”…ちょとこわいかも。
6月3日はムーミンの日?…今年からトーベ・ヤンソンさんの誕生日、8/9になるそうです。
トトロバス停に2代目看板 初代は台風で消失
ニュース直後、立つレッサーパンダぬいぐるみが誕生していた


ドリームワークス、株価下落は「シュレック」のせい?株主が代表訴訟…そんなこと言われてもという気も。
ガシャポン 米国でも販売へ 1個1ドル…キティも。
Qooのペーパークラフト紙は神に勝利さん)…ちゃんとうしろがとがってる! なぜかなっちゃん飲んでます。他にもクロノアとか手が込んでいてすごいな〜。
GMOメディア、卵からキャラクターを育てる「ブログエッグ」サービスを提供…卵から育てることに意味あるのかどうかは不明ですが公式サイトはこちら
Blog育成キャラクターサービス「メロメロパーク」のβが開始…キャラは「ニャンコス」のヨシヤスさんが手掛けてるんですね。サイトの名前がとあるサイトに似ている…。
カエルのキャラクター「ケロール」が色占いをする無料のブログツール


「飛び出す絵本」の仕組みで立体になる紙の子供部屋、コクヨ…大人用も是非!
新訳「星の王子さま」戦争 著作権切れ、各社から続々
今なお人気!アンデルセン生誕200年
  
●[雑誌]bean's Vol.9「キャラクター文化を考える。」(5/25発売)

先月発売された”小さくてかわいいおもちゃの本”、ビーンズですが、やっとざっと読みましたよ。キャラピット的にはやっぱり第2特集のキャラクター文化を考えるページがよかったです。キャラクターっていうなんだかわかんない漠然とした現象そのものについて、いろんな角度から眺めてみるっていう、他では見たことない切り口で。僕もこのサイトでやりたいと思っていることとも似ている、なんて書くと「それ、言い過ぎ!」と言われそうですが、ともかくなるほどなぁと思う内容でした。

せっかくなので久しぶり! 頭から順番に、中身をざざーっとダイジェストしてみます(と言いながらすごく長くなったのは下を見てのとおりです)。

まず冒頭、ミトンです。予告どおり誌上限定販売もあります。目次を挟んで次のビーンズ・トピックスでは、bean's編集長が作ったかわいいこけしの本、タケヤマ・ノリヤさんが手掛けた「Lilliput Livins」のミニフィギュア、セキグチから発売中のぬいぐるみ「BERO BEAR(ベロベア)」、イギリスの顔つき掃除機Henryくんなどを紹介。BERO BEARはカラーバリエーションがたくさんあって楽しそうですね。

次のページからは第1特集のプチブライス。ブライスも復刻されて今月で丸3年なんだそうです。続いてはビーンズを語る上で外せない会社、メディコム・トイのページ。最近はおもちゃ以外の分野にも広がりつつあるそうです。

そして次はおまちかね、プレイセットプロダクツのページ。中野シロウさんと斎藤編集長との対談(というかしゃべくり?)が3ページ載ってます。カリーノ・コニの絵本は7話くらい続く予定なんだそうです。期待! そして中野さんの言葉を一部抜粋。

「ぼくは作るものはやはりすべて『郷愁』がテーマなんですよ」
「ぼくは『未来的』ではない『昔のもの』が好きなんです」


郷愁かー。たしかに中野さんのキャラクターってどこか懐かしい気持ちになります。そしてそんな中野さんのコーナー、ナカノアンテナ5回目のゲストはなんとキティちゃんのデザイナー、山口裕子さん。この2ショットはなかなかすごいですね〜。最初は仕事ではなくてお酒の席で一緒になったんだとか。で、とんとんと話が進んで生まれたのが「HELLO KITTY'S FRIEND」。キティちゃんをはじめとするサンリオの人気キャラたちをプレイセットがリデザインしてしまったという、衝撃的なプロジェクトです。今後の展開はまだ未定とのことですが、白目を描かれたキティちゃんもすごくかわいいです。早くグッズが見てみたいです。

次のページは「こえだちゃん イラストの世界」と題されたページで、イラストを担当されていた桜井勇さんが描かれたイラストやインタビューが掲載されています。アニメや漫画ではない、おもちゃのキャラクターの世界観もこんなに綿密に構築されてるんだなぁとちょっぴり感動。ちなみにこえだちゃん、小さい頃に1度だけ姉の友達の家で遊んだことがありますです。

お次はデビルロボッツ。年末のクリスマス展覧会、僕も行きましたよ。って、そういえばここに書くのを忘れてました。ははは。後回しにしちゃって。

そんでもって、連載コーナーなどを挟んで第2特集の「キャラクターをかんがえる。」のページ。最初に「日本の人気キャラクターの系譜」というのがあって、戦後のキャラ事情がざっくりとまとめられています。続いて5人のアーティストへのインタビュー。雑貨屋さんのアランジアロンゾ、イラストレーターの安田朗さん、漫画家の寺田克也さん、こげぱんたかはしみきさん、イラストレーターのタケヤマ・ノリヤさんというメンバー。アランジアロンゾは妹の余村洋子さんだけのインタビューでしたが、こういった露出はけっこう久しぶりな気も。自分たちの作るものがキャラクターグッズと呼ばれることにかなり抵抗があるとは前からおっしゃってましたが、それは今も変わらずな雰囲気ですね。

「性格設定とか家族構成とか
好きな色とかいろいろ決めて、
私はそういうのは出来ないんです」
「自分の中では描いた時点でこいつはどういうやつか、
というのは決まっているんですね。」
「あえて設定しないで、もうそこにいるみたいな。」


細かい設定を決めながらキャラを作っていくことは出来ないと言いながら、なんとなく描いて、最初のインスピレーションだけであれだけ魅力的なキャラクターを生み出せてしまっているんだからすごいとしか言いようがありません。

「オレが描きたいのはひとつの世界であって、
個々のキャラクターじゃないんです」


と語るのは寺田克也さん。もっともだと思います。

タケヤマ・ノリヤさんはキャラクターには3つのストーリーがあるという話。キャラ自身が持っているストーリーの他に、その作者がキャラを作るまでや、作るまでに体験してきたストーリーも重要とのこと。更に、キャラクターと受け手の間で紡がれていく4つ目のストーリーというのもあって、受け手がストーリーを想像できる余地が残っているというのも大事であると。この受け手が作る世界についてはほぼ同じことを寺田さんも語っておりました。

そして次のページからは、今度は企業に聞くということで、サンエックスサンリオ、そしてソニー・クリエイティブプロダクツという大手3社にインタビュー。

「一番大切なのはキャラクターの中に
しっかりとしたコンセプトがあって、
どういったユーザーの人に手にとってもらいたいのか。
そのストーリー性が見えないと成功しないと思います」


と語るのはサンエックスの方。そういえば、サンエックスのキャラって紹介ページに対象としている年齢層のグラフとかもあるし、人が手にとり買って、その後どうなるかっていう流れまでをキャラクターのコンセプトとして組み込んでいる感じはしますね。コンセプト、最近気になるキーワードです。

次のページからはまた短いコーナーが続きまして、オススメキャラクターのコーナーではドイツ年のマスコットキャラ、「Maus」が大きくクローズアップされています。他には「ミトン」を手掛けた映像集団MOVのキャラクターということで、「histoire d' ETTY」「KATEPOK こぶねのチージック」「Penguin」という作品のことも載っています。まだほとんど何も載っていない公式サイトを見る限りでは、どれもいい感じの雰囲気ですね。ミトンが好きならはまりそう。ETTYのぬいぐるみはもうすぐ公式サイトのショップで発売されるそうなので要チェックです。

続いてはArtist selectionと題して、ミヤタケイコさん、「UGLYDOLL」「リトルボニー」を手掛けるDavid Horvath&Sun-Min Kim(デイビッド・ホーヴァス&サンミン・キム)のお2人、そしてTOUMAさんへインタビュー。次のページではうなずきんを6ページ。その中で、バンダイ ガールズトイ事業部の辛知美さんへのインタビュー。次はなんとロシアのアニメ作家、ユーリ・ノルシュテインさんへのインタビュー、更に次は「Hallo!オズワルド」を6ページ。と、かなり混沌としたラインナップになって参りました。ノルシュテインさんには「霧の中のはりねずみ」の話をメインで聞いているんだけど、むしろあの世界に流れる霧や空気が主人公で、ハリネズミ君は周辺を映し出す鏡のような存在という話はさすがにおもしろいなぁと思いました。

最後はキャラクタービジネスについてのページ。文字が多めでちょっぴり読むのが大変です。キャラクターライセンス事業などを展開している4社(IP4小学館プロダクショングリーンキャメルKING OF MOUNTAIN)へのインタビューを盛り込んだ内容になっています。最後はグリーンキャメル建本さんのこんな言葉で締めています。

「ダメなキャラは最初からわかりますが
ヒットするキャラの方はわからない(笑)。
単純だけど何かワケのわからないパワーがあるというのは
だいたい人気が出るものなんですが、
残念なことにそれを理論化することはできませんね」


やっぱりプロでもそこはつかめないと。考えれば考えるほどつかみどころがなくなってしまうような、そんなところがキャラクターの魅力なのかもしれませんね。

と、久しぶりにおそろしく長くなってしまいましたが、自分なりに本の内容をまとめてみたらこんなんなってしまったのでしょうがないです。あとは怒られないことを祈るばかりです。


スタジオウー!
[雑誌]bean's Vol.9(amazon)(→bk1
[本]KO・KE・SHI人形。/斎藤亜弓(amazon)…はまりまくった勢いで本まで出しちゃったという斎藤編集長によるこけしの本。bean'sの編集長が実は元・ゲーム批評のあの編集長だった、という事実は、今も実家に当時のゲーム批評を保存している僕にはけっこう衝撃でした。はい。スタジオウーのウーはうーちゃんのウーかぁ、なんて。

#473 [本]bean's Vol.8 「日本のbean's」(2004.10.14)
  

 

2005年6月3日(金) 2:12
  ■ある日の早朝、いつものようにamazonから荷物が届きまして、意外と早く届いたなぁなんて思っていたんですが、よく見ると普段より箱が小さいんですね。なんか変だなぁと思って差出人を確認するとamazonではありませんでした。amazonじゃなくて、任天堂ですよ。え!? 任天堂がこの僕に何を送ってきた??? まさか誕生日プレゼント? と、慌てふためきながら箱を開けると…、あ、あ、おっ、こ、これは…!!

「エレクトロプランクトン展」オリジナルのニンテンドーDSだぁぁー!!

朝からひっくり返りそうになりましたよ。まさかのまさか、果てしなくくじ運のない僕が当たるとは。「エレクトロプランクトン展」についてはこちらで詳しくレポートしましたが、確かにアンケートに答えると抽選で特製DSが10名様に当たるっていう企画がありましたよ。んなもの当たるわけないけど、 と思いつつ感想が書きたかったので書いたんですよね。

ネット上では他にもNINTENDO INSIDEのスタッフの方や、ジブリ関連のブログをされている方の当選報告がありますね。なので、画像は もういいかなと思ったけどやっぱり載せておきます。表面にエレクトロプランクトンに出てくるキャラクターたちがさりげない色合いでプリントされていて、とってもかわいい一品です。


↑DS2個並べてます。これで1人ピクトチャットもできる!?

ところでこれ、もう1回書くけど世界で10台しかないアイテムですよ。世界、なんて書くと大げさに聞こえるかもしれませんが、任天堂ハードコレクターなんて本当に世界中にいるので決して大げさではありません。そんな貴重なものなので、箱に戻して大事にしまっておくというのもひとつの方法だとは思うんですが、僕はそういうコレクター的な価値を求めるのはあんまし好きではないのですね。

というわけで、すでに持ってるDSは妹にでもあげて、今日から僕はこのDSをボロボロになるまで使い倒させていただきますです。岩井さん、任天堂さん、とっても素敵なプレゼントをありがとー!
  

 

2005年6月1日(水) 2:56
  ■6月になりました。なったはいいんですが、最近はたまーにしかネタ集めをしていないので特に書く話題もありません。たまにしか更新しないけど、ちゃんとキャラクターの話題が載っているのと、頻繁に更新しているけどどうでもいいことばかり書いているのと、どっちがいいですか。

って、そんなこと聞いてもしょうがないですね。


■それにしてもアニメ「ブラック・ジャック」のオープニングがジャンヌダルクからglobeになりましたよ。久々のタイアップ曲ということでか、ここ最近のコムトラ(コムロ流トランス)全開曲に比べると普通な感じの曲調になりました。どっちかというと、前作のような変な曲が好きなので少し残念ですが、それもまあよいです。

そして、タイミングをあわせたようで全くの偶然だとは思うのですが、同じ日の「HEY!HEY!HEY!」にはglobeのメンバーが出ていました。誰って、YOSHIKIさんですよ、YOSHIKI!忘れている方がほとんどだと思うので説明しますと、元X JAPANのYOSHIKIさんは3年前にglobeのメンバーとして正式に加入しているのです。でもYOSHIKIを紹介する時にあらゆるメディアがglobeの名前を一切出さないんですね。まあ、実際メンバーとしての活動は最初に曲を1曲作っただけで止まってるのでしょうがないといえばそうだし、別にYOSHIKIがglobeのメンバーかどうかなんてどっちだっていいし、こだわっているわけではないんですが、今の状態だとまるでglobeの存在自体がまるごと黒歴史入りさせられているようじゃないですか。21世紀に生き残ってしまった数少ないglobeファン(僕含む)は、YOSHIKIが出るたびに心の中でもやもやとしたものを抱えてしま うのです。ということを、誰か本人に伝えてあげてください。
  

 
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