TOPICSアニメ

「カリメロ」の新テレビアニメシリーズが10/7、朝7:30からテレビ東京系の放送局にてスタートします。

カリメロは1963年にイタリアで生まれた黒いヒヨコのキャラクターで、頭にかぶった殻がチャームポイント。
日本では1974年にテレビアニメシリーズが製作・放送され人気となった後、17年後の1992年にも新シリーズが作られていました。昨年で誕生から50周年を迎えるということで3度目のアニメ化となったようです。前作から21年の歳月を経ての放送となるので、インターバルが果てしなく長いものの、息の長いキャラクターになりました。

前2作は日本で製作されていましたが、今回はフランスのゴーモンアニメーションというところが製作したようです。今作の特徴としては3DCGアニメーションになっていること。カリメロの他にもプリシラやピーターなど、おなじみのキャラクターたちが登場するようですが、CGになってちょっと新鮮な印象になっています。

昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭でその映像が初公開され、同時期に日本でも放送予定であることが発表されていたのですが、その後あまり情報がなく、いつ放送するのかなぁ…なんて思っていたのですが、いつの間にか放送日が決まっていて危うく見逃すところでした。

一体どんな作品になっているのか、21世紀のカリメロの活躍が楽しみで、今からわくわくなのです。

『カリメロ』CGアニメで復活 テレ東で10・7スタート(ORICON STYLE 2014.9.1)
テレビ東京、日欧共同製作アニメーション「カリメロ」新TVシリーズに出資 講談社も参加(アニメ!アニメ! 2013.6.14)

カリメロ(テレビ東京公式サイト)…ちなみに15分番組です。
カリメロパーク(ファンサイト)…しれっとリンクしてみましたが、かつて僕が作って現在絶賛放置中になっているファンサイトです(そう、僕はカリメロファンなのですよ)。せっかくなので今回の件の情報と、現在キデイランド原宿店で先行販売されているカリメログッズについての情報を掲載しておきました。

TOPICS新キャラ

東京ディズニーシーで活躍するくまのキャラクター、ダッフィーに新しいおともだちができました。

2010年に登場したシェリーメイ以来、4年ぶりとなる新キャラクターの名前は「ジェラトーニ」。淡いエメラルドブルーの毛色と長いしっぽが特徴の、絵を描くのが大好きなねこの男の子です。

ダッフィーのおともだちと聞いて、またくまキャラが増えるのかと思っていたらねこだったのでちょっと新鮮に感じました。
 

公式のストーリーによると、ダッフィーがお散歩中にジェラートを落としてしまったところ、ジェラトーニが現れてそのジェラートを使って絵を描き始めたことをきっかけにおともだちになったそうです。

ダッフィーとシェリーメイはミニーがミッキーのために作ったぬいぐるみということでしたが、今回のストーリーを見るかぎりジェラトーニはミニーとの関連は特になさそうです。だけどダッフィーと同じく足の肉球がミッキーのシルエットになっているし、ぬいぐるみ的存在なのは間違いないのかな? そのへんはちょっと謎ですが、想像して楽しむ余地として受け止めるのがよさそうです。
 

今回のジェラトーニの発表に先駆けて、東京ディズニーシーでは6月上旬よりメディテレーニアンハーバーにあるパラッツォ・カナルの壁面にダッフィーとジェラトーニの絵を徐々に描いていき注目を集めるという手法を展開。あわせて公式サイト上に特設サイト「パラッツォ・カナルの噂」を開設し、TwitterやYoutubeを使って徐々に真相が明らかにされるという仕掛けを行いました。

そして6月30日にホテルミラコスタにて開催したファンイベントを開き、Twitterを通して募集した200名の参加者の前で全貌を初披露。更に参加者全員にジェラトーニのぬいぐるみをプレゼントするというサプライズもあったそうです。

まさにリアルとネットの両面を駆使したバイラルマーケティングといった感じですが、1キャラクターのお披露目にここまで手の込んだことができるのはさすがディズニーといったところですね。

グッズ等の販売は7月4日から。現在のところキャラクターグリーティング等への出演などについてはまったく予定していないそうなんですが、人気が出てくればパーク内で会える日も来るのかもしれません。そうなればいずれは「マイ・フレンド・ダッフィー」に登場するようになったりする日も来るかも? 今後の活躍に期待です。
 

ダッフィーの新しいお友達は猫のジェラトーニ!ハッピーファンイベントをレポートします。(東京ディズニーリゾート・ブログ 2014.6.30)
「チャオ!」ボクの名前はジェラトーニ ダッフィーの新しいお友だちのグッズが 東京ディズニーシーで2014年7月4日から販売(オリエンタルランド 2014.6.30)…2人が出会った場所は南ヨーロッパをモチーフにしたエリアなので、ジェラトーニもそれにあわせてイタリア風のイメージになっているみたいです。
ダッフィーの新しいお友達判明、長いしっぽのネコ“ジェラトーニ”(Narinari.com 2014.6.30)

ダッフィーの新しいお友だち ジェラトーニ(東京ディズニーシー公式サイト)

TOPICS漫画

漫画家の鳥山明さんが昨年「週刊少年ジャンプ」誌上で連載していた作品が単行本になりました。鳥山さんがジャンプで連載作品を描いたのは13年前の「SAND LAND」以来というから驚きです。もうそんなにたっていたんですね~。

銀河パトロール ジャコ
銀河パトロール ジャコ/鳥山明(amazon)
集英社 2014.4.4発売 440円+税
ISBN:978-4-08-870892-8

銀河パトロール ジャコ 特装版
銀河パトロール ジャコ 特装版/鳥山明(amazon)
集英社 2014.4.4発売 907円+税
ISBN:978-4-08-908204-1

ご覧のとおり、通常版と特装版の2形態での販売になっていて、特装版には特典として「飛び出す!ARポストカード」「’ジャコ’ラバーキーホルダー」「スーパーエリートバッジ」の3アイテムが封入されています。それだけ聞くと、そんなのいらないから通常版でいいやとなりがちですが、実は通常版と特装版では本のサイズも違うんですよ! 通常版は一般的な少年漫画の単行本と同じ新書判だけど、特装版は二回りくらい大きいA5判になっています。となると買うなら特装版一択でしょう! 鳥山さんの絵を大きい判で読める贅沢は何物にも代えがたいです。

「ドラゴンボール」以降、「COWA!」「カジカ」「SAND LAND」と、単行本1巻で収まる短期集中連載を散発的に発表してきた鳥山さんですが、今作もその流れを組む作品になっています。銀河の平和を守るため、宇宙からはるばる地球までやって来たちょっと変わったキャラクター、ジャコ。そして人里離れた孤島で特殊な研究に没頭する老いた科学者の大盛という、鳥山作品以外ではまずあり得ない組み合わせの主人公2人が出会うことで物語が始まります。

銀河パトロール隊という組織に属しているというジャコは、地球が悪い宇宙人に狙われているということで送り込まれてきたわけなんですが、どうも人類の危機を救うという強い意志があるわけではないようなんですね。なので地球人は救うに値しないとして、宇宙人が来る前に自分で絶滅させてしまおうなんてコワいことを言い出したりもします。こういう地球人と宇宙人の価値観の違いをさらっとコミカルに描いているところが面白いです。
他にもジャコには独特の美的感覚にこだわりがあって、それを老科学者の大盛が突っ込んだり、突っ込み放棄したりしながらおはなしが進んでいきます。

少ないながらも脇役キャラクターも登場するのですが、中でもスーツ姿のヒール役、固茹玉吾郎はなかなかいい味出してました(ドラクエ10にもこういうキャラほしいってちょっと思ってしまいました)。もうちょっと活躍の場面があればよかったけどページ的に考えたら無理かぁ。

あと「ネコマジン」シリーズの一部作品もそうだったけど、世界観を「ドラゴンボール」と共通にしているんですね。なのでところどころにドラゴンボールでよく見た固有名詞が出てきたりするところも楽しいです(東の都とか)。
更に単行本描き下ろしのおまけとして「DRAGON BALL-(マイナス) 放たれた運命の子供」という16ページの作品が掲載されています。これはドラゴンボールの主人公、悟空がどういう経緯で地球へとやってくることになるのかを描いたもので、悟空の父バーダックはもちろん、母親も初めて漫画に登場しています。今になってこういう漫画を描いてしまうあたりに、鳥山さんの「ドラゴンボール」という作品に対する強い思い入れを感じました。ジャコ本編終盤に明かされる、あっと驚く展開とともに注目です。

鳥山さんは週刊連載はもういいなんで言ってたらしいですが、そんなこと言わずに、気が向いたらでいいのでまた描いてほしいです。こんなにわくわく感の詰まった絵を描けるのは鳥山さんだけだと思うので。
 

鳥山明「銀河パトロール ジャコ」、桂正和との共作と同発(コミックナタリー 2014.4.3)
鳥山明の最新作「銀河パトロール ジャコ」が4月4日発売 悟空の母親が初登場(アニメ!アニメ! )
鳥山明先生13年ぶりの「週刊少年ジャンプ」連載作品が遂にコミックス化!!通常版と特装版の2バージョンで登場!!(出版社の特設ページ)…ジャコの発売とともに一部の過去作品が鳥山さん描き下ろしコメント入りの新規帯付きで重版。その帯が掲載されています。近作の中では「SAND LAND」の人気がいちばん高いみたいですが、僕は「COWA!」が大好きなんですよね~。あの世界観いい! 帯によると鳥山さんもいちばん好きなんだって!

鳥山明初の絵本「てんしのトッチオ」発売(2003.1.23)

TOPICSBOOK

アランジアロンゾがキャラクターの描き方についての本を発売しました。

わたしだけのマイキャラクターの描き方
[本]わたしだけのマイキャラクターの描き方/アランジアロンゾ(amazon)
大和出版 2013.11.16発売 1200円+税
ISBN:978-4-8047-6224-1

アランジアロンゾと言えば、愛知万博の「モリゾー&キッコロ」やたまごクラブ・ひよこクラブの「たまちゃん」「ひよちゃん」など、有名なキャラクターもいろいろと手掛けていますが、この本にはそういったヒットキャラクターを生み出すノウハウが書かれている…、というわけではありません。

この本で書かれているのは自分だけの”マイキャラクター”の描き方。らくがきを描くように自分だけのキャラクターを楽しみながらどんどん作っちゃおうっていうスタンスの本なんですね。

なので特別な手法が書かれているわけではないんだけど、適当な落書きをベースにしながらちょっとしたステップを踏んでいくことで、自分の中にある世界やバリエーションを広げていくことができるよってことがさっくりと説明されていて、「キャラクターを作るのってこんなに簡単でいいんだ!」と背中を押してくれる内容になっています。

この本では何度も、面倒なことは考えなくてOK! 下手で大丈夫! と書かれています。
本来ならクリエイティブな行為って頭を使うし、センスも技術も、それから根気もそれなりに必要だったりします。
でも、キャラクターを作るっていう行為については必ずしも当てはまらないっていうか、もちろん、多くの人にメッセージを発信するための目的を持ったキャラクターを作ろうってなると、全然違うんだろうとは思うんですが、基本的にフリーダムじゃないですか。誰でも作れて、自由で楽しくてかわいくて…っていう、「キャラクター」のそういうところが好きだったんだよねと、そんな気持ちを改めて呼び起こしてくれました。

あと、本の中ではアランジキャラの描き方を解説したページやよむらさんが子供の頃作ったキャラクターを紹介したページなんかもあったりして、ファンの方なら更に楽しめますので要チェックです。

[本]わたしだけのマイキャラクターの描き方(出版社の紹介ページ)…出版社の公式ツイッターによると、以下の書店で販売されている初版本には表紙になってる「たれみみちゃん」のオリジナルポストカードがついてくるそうです。近所の本屋で買った後に気づいたよ…。

【首都圏】紀伊國屋書店豊洲店・新宿店、旭屋池袋店、紀伊国屋ららぽーと横浜店、有隣堂ルミネ横浜店
【東北】紀伊国屋仙台店
【関西】紀伊国屋梅田店、旭屋天王寺MIO店
【中国】紀伊国屋広島店

アランジネット(アランジアロンゾ公式サイト)

おまけ・最近のアランジアロンゾの本(リンクはAmazon)
[本]アランジアロンゾ…宝島社のバッグ付きムック
[本]ミミ&リリ フエルトマスコット大作戦…ストーリー仕立てでマスコットの作り方を掲載。メディアファクトリーより。
[本]フェルトのこもの…フェルト小物の作り方の本。文化出版局より。

[本]カッパでもどうにかやっている/アランジアロンゾ(2007.4.2)

TOPICSキャラ絵本

サンエックスの人気キャラクター「センチメンタルサーカス」より、2冊目の絵本が発売されました。
センチメンタルサーカス 第2幕
[本]センチメンタルサーカス 第2幕/市川晴子(amazon)

主婦と生活社 980円 2012年11月22日発売
ISBN:978-4-391-14245-7

今回の絵本ではぞうのムートンがサーカス団のもとへやってきてからの出来事が綴られています。前作同様、楽しさと寂しさを併せ持ったようなイラストにポエミーな文章が乗せられ、独特の雰囲気が作り上げられています。

あまり書くとネタバレになってしまうけど、団長のうさぎ、シャッポのある特徴についても語られています。後ろ姿に見られる…って言ったら分かっちゃうかな? なので、シャッポファンの方も注目です。

センチメンタルサーカスは正式デビューが2010年9月のキャラクターで、現在3年目を迎えたところですが、サンエックスの看板キャラクターとして着実にステップアップしてきている感じがします。絵本も前作からちょうど1年で2冊目が出たので、今後もこのペースで世界を広げていってくれると嬉しいです。

センチメンタルサーカス(サンエックス公式サイト)
[本]センチメンタルサーカス 第2幕(出版社の紹介ページ)

[本]センチメンタルサーカス/市川晴子(2011.12.24)

TOPICSショップ

ちょっと前のことになってしまいますが、今月1日、キデイランド原宿店が復活オープンしました。

キデイランド原宿店
▲オープン初日の様子

キデイランド原宿店といえばキャラクターグッズや玩具を販売する有名店として全国的におなじみの存在でしたが、2年前の2010年6月に建替えのため閉店することを発表し、同年8月にて営業を終了していたんですね。

その間、少し離れた場所に仮店舗「原宿キャットストリート店」をオープンして原宿での営業を継続していましたが、キデイランドと言えばやっぱり表参道沿いのあの場所というイメージだったので、やっと戻ってきてくれた! という気持ちが強いです。

売り場は地下1階地上4階の構成で、以前の地下1階地上5階から1フロア減っています。構成はこんな感じです。

4F リラックマストア&ハローキティショップ
3F トイズワンダーランド
2F キャラクター&ディズニーアベニュー
1F ネクストキデイランド&K-spot
B1F スヌーピータウンショップ

4階と地階はそれぞれのキャラクター専用フロアになっています。ここ数年はキャラクターごとに専門ショップを作る流れを推し進めていますが、それを原宿店にも取り入れた形ですね。
3階は幼児向け玩具とフィギュアやドールなど、大人向けコレクショングッズのフロア。
2階は絵本キャラクターやジブリ、ディズニーグッズのフロア。
1階はキデイランドが一押しする流行りグッズのフロアといった構成です。上の写真では見切れていますが、期間限定で特定のキャラクターをフィーチャーする売り場「K-spot」は以前よりも目立つ外観になっていていい感じです。

ざっと見た感じでびっくりしたのが、各フロアの印象が建て替え前のイメージとほとんど変わらないんですね。「建て替えじゃなくて改装だったっけ?」と一瞬混乱してしまったくらい前と同じでした(笑)。もちろん細かく見ていくと売り場の構成はいろいろと変わってはいるんですけどね。目に付くところではディズニーグッズの売り場がかなり広くなった印象。やっぱりディズニーって売れ行きいいんでしょうね〜。かわりにジブリグッズのスペースはちょっと狭くなったような気がしました。

あとはやっぱり1フロア減ったのがちょっと寂しいです。調べてみると以前の建物は売場面積が1180平方メートル、新店舗は996平方メートルとのことなので、やはりちょうど1フロア分減ってますね。元々拡大のためではなく単に老朽化のための建て替えということでしたし、仕方ないのかな。旧店舗は自社ビルだったのに、今回の建て替えに伴い土地を売却して賃貸契約になったという話もありますし、コストダウン的な意味合いもあるのかもしれません。
キデイランドは数年前からインデックスのグループ企業になっていますが、あの会社って業績が好調というわけではないみたいなので、若干先行きが心配だったりもするんですよね。まあ、詳しくは知らないので勝手なイメージなのかもしれないけど。

店舗では限定グッズの販売やイベントなどにも力を入れている様子なので、今後もキャラクターの世界を盛り上げてくれるランドマーク的存在として、ずっとあの場所で変わらず続いていってほしいなと思います。

キデイランド(公式サイト)
新生「キデイランド原宿店」オープンへ-キャラ商品強化、4万点取り扱い(シブヤ経済新聞 2012.6.28)
新生・原宿キデイランドは“大人買い”のメッカに!?(日経トレンディネット 2012.6.30)

キデイランド原宿店、建替えのため8月末で閉店(2010.6.13)