絵本の国から

MEMO

ウイルス感染したPCにおける保存パスワードの窃取問題へ対策した「FFFTP」v1.97
FTP接続でサイトを更新している人以外には関係ない話ですが、マルウェアに感染した際にパスワードが抜き取られる問題が発生していたFFFTPに対策バージョンが出たとのこと。
ちなみに僕はFFFTPではなくて別のフリーソフトを使っていたのですが、そのソフトは10年くらい前に更新が停止していて、おまけに作者がサイトを閉じて居なくなってるという、このまま使い続けるには別の意味で不安の残る状態だったのと、そもそもFTP接続自体がヤバイという話(パスワード等が暗号化されずに通信されるので)もあるので、この騒動を機にWinSCPというソフトに乗り換えてSFTP接続することにしました。
にしてもFFFTPをターゲットにするというウイルス制作者のピンポイントな狙い方にちょっと感心してしまいました。FTP接続するときってだいたいこれ使うもんねぇ。
 

■先月の話ですが、こんなニュースがありました。
小沢健二ライブ活動再開!13年ぶり全国ツアー決定(ナタリー 2010.1.19)
びっくりでしたね。しかも「LIFE」の頃の曲をやるというので2度びっくり。楽しみです。チケット絶対取れない自信があるけど。

僕の中での小沢健二はすっかり「うさぎ!」の人になっていたんですが、ネットで反応を見ていると、どうも最近のオザケンはよく思われていないというか、変な服着て胡散臭い活動に没頭しているらしい、みたいに思っている人が多いみたいですね。
確かにいろいろ唐突すぎていぶかしがられるのも当然だけど、この「うさぎ!」を読めば、少なくとも今の小沢健二がどんなことを考えているかは分かるはず。僕はこのおはなしの、”童話”という形態を取りながらもデンジャラスな思想をぶちまけているところがたまらなく好きです。

「うさぎ!」第6話(「子どもと昔話」第30号 P61~62)より

「豊かな」国々でのデモは、たいていは役所に許可を取ったものですが、「貧しい」国々で灰色と戦う人たちは、デモの許可など取りません。許可を取らないことが、怒りの表現の、大切な一部だと思っているのです。怒りを表現するのに許可など取るのは、怒りに誠実ではないと思っているのです。
そういうデモをする人たちは、銃や、ダイナマイトや、草を刈る一メートルほどの長さの刀を持っています。
(中略)
「スイッチといえば、」すこし勢いのついた様子で、クィルが言いました。
「許可を取らないとか、武器とか聞くと、突然スイッチが入って、『民主主義的に、合法的にやりましょう! 非合法はいけません!』って言い出す人もいるよね。けれど、いわゆる『民主主義』とか『デモクラシア』の歴史は、根幹が非合法の運動の歴史なんだよね。基地帝国の建国も、絵本の国の何とか維新てのも、当時の法律から見たら、みんな非合法。人種差別政策に反対した人たちも、非合法。」

ここまで書いてる人が、今改めて、ライブで「LIFE」時代の曲をやるっていうのは素直に面白いなぁと思います。しかも当時のツアーメンバーがちゃんと集まってるようだし。
これまで小沢健二って過去を切り捨てて次へ進んでいく人なのかと思ってたけど、そうじゃなかったんだね。過去の作品と今の自分の間に、どんな繋がりを見つけたのか、楽しみです。

Posted by CHARA PIT