ジャングル大帝の感想

MEMO

■上のもやしもんのエントリー、途中で「物議を醸し~」という文章が出てきますが、これはやはり”かもし”に引っかけて何か書くべきかと一瞬迷いましたが、やっぱり怖くて触れませんでした。こういうのをセルフ地雷って言うんですかね。危うくかもして殺されるところでした。
 

さんま、雑誌「本人」の独占ロングインタビューで激白
へぇ、インタビューとは珍しいですね。でもさんまの場合はやっぱり文章じゃなくて、その模様を映像で見たい気もします。
 

■土曜日にやっていた「ジャングル大帝」を見ました(以下ちょっとネタバレあり)。僕はジャングル大帝大好きだし、今回脚本を担当した鈴木おさむも好きだけど、それなのに当初は全然見る気がおきなかったんですよね。
だって、確実につまらない作品に仕上がりそうじゃないですか。だいたい「ジャングル大帝」って今の時代にリメイクするのは難しい作品だと思うんだよなぁ…なんて思いながら見始めたんですが、意外や意外、けっこう面白い作品になっていてびっくりしました。

見始めて最初に「おっ!?」って思ったのが、動物の言葉が理解できる子供(今回の作品の主人公的存在)が登場したところ。原作漫画だとジャングルの動物たちが勉強して人間の言葉を話せるようになるという重要なファクターがあるんですが、これをそのまま現代に持ってきてもギャグになっちゃうと思うんですよね。なので、平成に入ってから作られたテレビアニメと劇場版では、動物はしゃべらない設定になっていたんですが、それだと「動物と人間との言葉を使った交流」という原作のいちばんオリジナルな部分がそっくり無視されているような気がして、それはそれでどうなのと思っていたので、この設定を逃げずにうまく組み込んだことにまずは食いついたというわけです。
ちなみに、なぜこの子だけが動物の言葉が理解できるのかという点について、作中では一切語られていないんですが、想像するためのヒント的なシーンがいくつかあったりするのも味わい深いです。

後半はSF的な要素が色濃くなっていくんですが、これは監督の趣味だったのかな。ラストがお気楽なハッピーエンドじゃなかったのも、覚悟を持って未来を切り開くっていう厳しさが伝わってきてよかったです。

キャラクター的にはいたずらなサルたちがかわいかったです。キャラクター原案として天野喜孝さんの名前がクレジットされていますが、このサルがいちばん天野さんっぽさが出ているような感じがしました。

ストーリー自体は原作と全然違うのでおそらく賛否はあると思いますが、自分的には中途半端に原作ストーリーを取り入れるよりも、このくらい無視してくれた方がすっきりしました。こういうリメイクならまた見てみたいなぁと思いましたです。

Posted by CHARA PIT