7.紙猫芝居〜一人ごっつより 2000.3.19
「一人ごっつ」とは、ダウンタウンの松っちゃんが1人でやっていたバラエティー番組です。
ずっと前に終わってしまいましたが、僕はこの番組が好きでよく見てました。
今回と次回の2回連続でこの番組から特に好きなキャラクターを紹介したいと思います。
ちなみに次回は「師匠」じゃないです(^^;)。
 
お笑い界の特殊な「キャラクター」

ダウンタウンの松っちゃんは時に
誰も考えもしないような特殊な「キャラクター」の使い方で
笑いを生み出すことがあります。

「エキセントリック少年ボウイオールスターズ」は
その端的な例でしょう。
あれはコント用のキャラではなく、
存在そのものから直に笑いになっているという
かつてない存在でした。

今回紹介する「紙猫芝居」もそんな松本ワールドを
堪能できるキャラクターのひとつです。
 
紙猫芝居の世界

紙猫芝居はその名から想像できる通り、
猫が主人公の紙芝居です。
絵に合わせて猫の気持ちを
松っちゃんが喋っていきます。

この紙芝居の面白いところは
同じ数枚のイラストが延々とループして
同じストーリーが繰り返されるのですが、
その毎松っちゃんの語り口が
微妙に変化していくところです。

絵に沿うストーリーは
おおまかには決まっているのでしょうが、
文章として明確にあるわけではないんでしょうね。
つまり松っちゃんのアドリブの妙が
面白いってわけです(説明すると面白くないんだけど)。
 
松本人志の絶妙なキャラセンス

エキセントリック少年ボウイとは違い、
紙猫芝居はそのキャラクターが直接
面白いわけではないです。
しかもこの猫はどう見ても
ただの思いつきで適当に描いたような絵です。
だけど、なんとも言えない味を持った、
あの絵じゃないとダメな気もするんですね。
言葉ではうまく言い表せない
何かがあるんでしょうね。

こんな不思議な魅力を持ったキャラを
作ってしまえる松っちゃん。
すごいです。
 
おまけ・その他の松っちゃん猫キャラ

松っちゃんは他にも面白い猫キャラを
生み出していますので
ついでに紹介してみます。

○「ごっつ」チームファイトのマスコットキャラ
これはちょっと名前を忘れてしまった
のですが(ニャン太とかだったかな)、
外見は黒猫で、ゲーム開始の合図として
この猫が「ニャー!」と叫ぶのです。
かわいさと不気味さとで
会場を絶妙な雰囲気に包み込みます。
紙猫芝居よりもマスコット色の強い
キャラクターですね。
ぬいぐるみもありました。

○ロデム
これは「ごっつ」のコントにて
松っちゃん本人が演じているキャラです。
「にゃにゃにゃにゃにゃー
にゃにゃにゃーにゃにゃにゃーにゃ」
というテーマ曲はかなりのインパクトです。
 
参考リンク

ごっつええFANページ
数年前に終了したテレビ番組
「ダウンタウンのごっつええ感じ」の
ファンページです。
この中に「一人ごっつ」のページもあり、
「放送日で調べる」をクリックすると
98年2月25日
98年3月4日
98年3月11日
98年3月18日
98年3月25日
のところに1話ずつ紙猫芝居の
ストーリー(イラストと語り)があります。
イラストの再現度はかなり高い、
というかもうそのままと言っていいレベルです。

松っちゃんの独特な言い回しを想像しながら
読むといいでしょう。
ちなみに僕は最終回が一番好きです。
「ドーンニャー!ドーンニャー!
ドーンドーンドーンニャー!」というセリフを
今でも口にしたりしてしまいます
(日常で使える場面はほとんどないし、
知らない人はわけわかんないけど)。
 


↑ああ、この「く」の字鼻が
たまんないんだよぅ!!