5.カンペンの巻1999.12.1
なぜか僕は昔から筆箱にはかなりのこだわりを持っていたような気がします。思い起こせばさかのぼる事保育園時代に、筆箱を持ってくるように言われた事があり、しかももう小学校入学間近だったのでみんな筆箱を買っていたらしかったのでした。
小学校入学当時の筆箱といえば、当時はプラスチックで出来た、鉛筆が8本くらい挿せるようになっていて、消しゴムを入れるところは別の部屋に分かれているあのでっかいやつが当たり前の時代でした(今は知らん)。
そんな中、僕はまだ筆箱なんて買ってもらってなかったのでした。しょうがないということで姉の筆箱を貸してもらう事になりました。でも姉のものは筆箱じゃなくて通称カンペン、鉄製の筆箱でした。これは当時の僕の目から見ると明らかに見劣りのする物でした。「こんなのを持っていったらみんなから笑いものになるんじゃないか…」なんて思いながらしぶしぶそのカンペンを持っていったのでした。しかし予想とは裏腹に、そのカンペンは逆の意味で注目を集めたのでした。みんなのものめずらしそうで、羨ましそうなまなざしを見て僕は「なんだ、こんな事でみんなの注目を集める事ができるのか」と思ったのでした(と思う)。

それから実際小学生になっても結構変わった筆箱を見つけては買っていました。いや、文房具全般にわたってちょっと変わったものを持つようになっていたのです。
前置きが長くなりましたが、今回紹介するのはそんな僕が持っていた筆箱です。でも、そんなに変わったやつじゃなくて、そのへんにあったやつです。それじゃあ上の前置きがあまり意味なかったですね。すいません。








まず最初は、これです。これは中3から高校3年間の4年に渡って使いつづけたものです。長いですが、そんなに気に入っていたわけじゃなく、お気に入りのものを見つけるまでのつなぎとして使っていたのでした。しかし、お気に入りになりそうなものが一向に見つからず、結局ずっと使うはめになってしまいました。残念な結果です。








その次のこれは、その後に買った筆入れです。このキャラは当時ちらっといろんなところで見かけたような気がしますが、どういうキャラなのかは知りません。それに、このキャラは僕の好みとも違います。おさるは好きですが、このおさるはちょっとダメです。でもたくさんペンが入りそうだったのと素材がなんかいいなあと思ったので買いました。1000円くらいした気がするのですが、結局2ヶ月くらいしか使いませんでした。残念です。











その次に買ったこれは、今でも使ってます。パソコンのところのメモ用紙の横に置いています。これは名札を入れるような部分が気に入って買いました。模様もキャラもいないと思いきや、こっそりとペンギンがいるところもいいです。これは残念じゃないですね。











最後はこれです。これも筆入れなので、よく考えてみると題の「カンペンの巻」というのは間違いといわれても仕方なくなってしまいました。これは小5から中1までの3年間使ってました。そんなに耐久力のある代物じゃなく、すぐに穴が開いてしまったのですが、子供ならではの異常な愛着心で、どんなに不便であろうとも使いつづけたのでした。なんでそんなに愛着があったかというと、このキャラです。やっとキャラページっぽくなってきました。なぜかこのはちのキャラが大好きで、今も結構好きです。でもこのキャラがなんなのかはやっぱり分かりません。
文房具についているキャラってなんだかよく分からないのが多いですよね。まあ、オリジナルというか、なんでもないキャラもたくさんいるんでしょうけどね。そのあたりはすこし残念な気もします。




なぜか結果として筆箱は残念な結果になる場合が多いということが判明しました。うーん、謎。