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最新情報

ここではMOTHERについてはもちろん、
糸井重里さんの情報や、任天堂についての情報なんかを
随時更新していきます。

※ NINTENDO64版MOTHER3は2000年8月22日に開発中止が発表されました


2000.7.29

★ニンテンドウスペースワールド2000にMOTHER3出展ナシ!?
(8/11この色の文を追記)

ゲーム情報サイト「ファミ通.com」がニンテンドウスペースワールド2000に出展される任天堂ソフト一覧の情報を掲載しました(こちら)!
ゲームボーイアドバンス用ソフトに始まり、ゲームボーイ、ニンテンドウ64ソフトと並んでいるんだけど、足りないものが…。そう、64DDのソフト! …もないけどそれではなく、なんと「MOTHER3」の文字がないのです!!! なんてことだ…。というわけで、どういうことなのか考え得ることを書き出してみました。

○ファミ通.com編集者が書き忘れた…
可能性としてないとは言えません。まあ、だとしたらとんだお騒がせものですが…(^^)。とりあえず、任天堂オフィシャルサイトでの情報を待ってみる価値はあります。
→任天堂HPでも載ってなかったので可能性なし

○タイトルを変更した…
「罪と罰~地球の継承者~」「どうぶつの森(仮題)」なんていう聞きなれない64タイトルがありますが、もしやどちらかが「MOTHER3」から変更になった新タイトルなのかも!? 地球とか森とか、MOTHER3と共通するキーワードが入ってるだけにそんな気も…。でも、そうだとしたら出展ナシよりもイヤかもしれない…。
→任天堂アメリカHPにて画像が公開、別ゲームだと判明

○発売元を変更した…
今回発表されたのは、任天堂から発売されるソフトのみ。ということは「MOTHER3」がHAL研から直接発売されることになったからリストに入ってないとか? うーん、ありえない…(^^;)。
→これも任天堂HPでも載ってなかったため×

○まだ出展できるかどうかあやふや…
この可能性は大。プレイヤブルな展示となると、それ用に特別仕様のソフトをつくらなければならないので実質的な作業が増えるわけです。その辺の調整がつかずに迷っているとか…。でも前回の時もそのへんがネックとなって展示が見合わされそうになったけど、結局出展されたし…。

○発売機種が変更になった…
機種変更というと、”スターキューブ”が正式名称だなんて噂される任天堂次世代ゲーム機「ドルフィン(仮)」用ソフトになったってこと? うーん、ここまで64で作っておいて今更それはありえないかな。もしそんなことになったら発売が最低3年は先になりそう…(^^;)。

○糸井さんがほぼ日orバス釣りor埋蔵金(^^)などで…
たぶん糸井さんは関係ない、と思うぞ(^^;)。

○まだ全然できてない…
今年発売できそう、なんて口からでまかせ。実はまだ全然できていなかったのだ。去年の展示? あれは幻だったのです!(なんてわけないか…)

○発売中止になった…
これはない! ない! 絶対ない!(と信じたい)

○実は作ってない
……(^^;)。

この9つの中に正解はあるかな~?



★復刊ドットコムで「マザー百科」が

Yahoo!オークションではこんな値段でも取引されたこともある伝説の攻略本、「マザー百科」ですが、今、復刊ドットコムというサイトでリクエストを募集しているそうです。ここである程度”復刊してほしい”という意見が集まると、直接出版社に相談してもらえるそうです。でも結局は出版社(小学館)が首を縦に振らなければ実現不可能な話。どうなるのか、それは小学館の態度にかかっています。
復刊ドットコムのマザー百科投票ページ…必要なリクエスト数100に対し、現在82票。ランキングでも7位につけています。交渉までもう少し!


2000.8.12

★ニンテンドウスペースワールド2000出展ソフトの画像公開

ニンテンドウ・オブ・アメリカHPで一番早く公開された模様。今はファミ通.comでも公開されています。
目玉はゲームボーイアドバンスの画像でしょうか。綺麗ですね。「黄金の太陽」と言うソフトは、「みんなのゴルフ」、「マリオテニス64」でおなじみのキャメロットが制作したRPGだそうです。
そしてNINTENDO64でも「罪と罰」や「どうぶつの森」など、新作タイトル目白押し…なのはいいですが、やっぱり「MOTHER3」はない…。

しかも近頃、”「MOTHER3」の開発はドルフィン(仮)に移行した”という噂がネット上で盛り上がっているようです。2度目のハード変更は事実なのか…。スペースワールドで何らかの答えが用意されていることを願うばかりです。

ちなみにその「ドルフィン(仮)」ですが、スペースワールド開催前日の8月24日に何らかの発表があるようです。上のアメリカ任天堂のページでも「DOLPHIN」というアイコンがあるんだけど押しても何にもなりません…。


2000.8.23

★「MOTHER3」の開発が中止になりました

22日、糸井重里さんのホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」にて「MOTHER3」の開発中止が発表されました。「ほぼ日」内の「樹の上の秘密基地」にて、糸井さん、岩田聡さん、宮本茂さんの3人が座談会と言う形式でこの度の経緯について語っています。
最後の14ページ目には、「MOTHER3」として公開されるはずだった画像24点と、楽曲2点が掲載されています。

▼ゲーム情報サイトでの報道
ファミ通.com 『MOTHER3 豚王の最後』開発中止!
GAMESPOT JAPAN 「MOTHER3」が開発中止に!?
「eg」 『MOTHER 3』の開発中止を糸井、岩田、宮本の3氏が語る
G-TIME 糸井氏、『MOTHER 3』開発中止を発表
geisen 無念! N64『MOTHER 3』発売中止に!!
ign64 Earthbound 64 Cancelled(英語サイト)


2000.8.24

★ファミ通.comに「MOTHER3」のコーナーが出来ました

週刊ファミ通の永田泰大さんが、ファミ通.com「MOTHER3」の話をしようというコーナーを作りました。この度の開発中止について思ったこと、感じたことをメールで募集しています。

ちなみに永田泰大さんとは、以前は「風のように永田」という名前でファミ通編集部に籍を置いていた方です。97年頃にはファミ通誌上で、糸井さんに計4回(だったかな)MOTHER3についてのインタビューをしています。
現在はフリーだそうですが、現在もファミ通に「ゲームの話をしよう」と言うコーナーを引き続き担当中です。
また、「ほぼ日刊イトイ新聞」でも永田ソフトという名義で「怪録テレコマン!」というコーナーを連載中です。


2000.8.25

★任天堂新ハードの詳細が明らかに!

いろいろあるので詳しくは↓のリンクからどうぞ。
●ニンテンドー ゲームキューブ(ドルフィンと呼ばれていたもの)
●ゲームボーイアドバンス
●モバイルシステムGB

個人的な感想を少しだけ。
「ニンテンドー ゲームキューブ」はまずそのかたちと小ささにびっくり。メディアも8cmディスクに変更になってるんですね~。膨大な容量よりも、ある程度大きな容量を確保しつつ、コンパクトなサイズに抑えたのは正解のような気がします。携帯型のゲームキューブなんてものも作るのかもしれませんね。
コントローラについては64よりもいい感じに思えました。シルエットはプレイステーションのコントローラに近いですが、中身は独創的ですね。アナログのLRトリガーボタンってどんな感じなんでしょうか。早くさわってみたいです!
あと、名称についてはいいのか悪いのか微妙な感じです。

「ゲームボーイアドバンス」はLRボタンがつきましたね。発売日が来年の3月21日とのことですが、かなりの確率で延びそうな予感。この発売日に間に合わせて、今までと違う任天堂を見せてほしいものです。

「モバイルシステムGB」は特に欲しくないのであまり注目してないのですが、それでもどんなサービスになるのかは気になりますね。対応ソフトとして「ポケットモンスタークリスタル」というタイトルが登場するそうです。「パール」じゃなかったですね(^^;)。

また、NOA(任天堂アメリカ)HPではゲームキューブのデモ画像が用意されています。冒険するルイージ(何でルイージ?(^^;))、リンクとガノンドロフ、メトロイドのサムス、128人のマリオなど。これって基本的にはプレイヤーキャラってことですよね。ここまでしなくても…って思わず言っちゃいそうです。


任天堂HP(日本)のニンテンドー ゲームキューブの開発コンセプト欄には、「ソフト開発の生産性の向上」のためにこのハードを開発した、と確かに書かれています。それが実現した時こそ新しいMOTHERが開発される時なのかもしれません。


2000.11.2

★伊集院光が糸井重里から直接聞いたマザー3の話

先週(かな)の「GAME WAVE」(深夜のTVゲーム情報番組)にて、伊集院光さんが気になる事を発言していたようです。

どうも、伊集院さんと糸井さんが「世界ふしぎ発見」の収録で同席した時、伊集院さんが「マザー3はどうなるんですか?」と尋ねたそうなんです。それに対しての糸井さんの返答は「×××にする」というものだったと、番組「GAME WAVE」中に話されていたそうです(×××部分はピー音)。

その時の聞き手、ファミ通の浜村通信さんはかなり驚いていた様子だったということです。それだけの情報を頼りに、またまた予想してみましょうか。×××の部分を(^^;)。

○本(小説)にする
これは「ほぼ日」にもちょこっと書かれていたことなので、最も現実味のある話なのですが、もしこれだとすると浜村さんが驚いていたという部分がひっかかります。情報通の浜村さんがそういう話を知らないはずないですよね。

○ゲームキューブにする
これも現実味ありそうな話ですね。しかもこれだと浜村さんが驚いたというのも納得できます。だってこの場合、糸井さんが話した事は任天堂の機密情報になりますからね。それを軽々しく伊集院さんに話した、ということに対して驚いたと説明がつきます。
また、逆にそういうことを糸井さんがうかつに話すわけがないと考えると、最も遠い答えとも考えられます。

○ゲームボーイアドバンスにする
これも同様です。僕個人の憶測からすると、ゲームキューブよりもこっちの方が可能性ありな気がします。だってゲームキューブで1から作るとなるとまた何年もかかるかもしれませんからね…(こっちでもかかっちゃうかな)。

○64DDにする
これだったら僕もびっくりですね。ですがまずないでしょう…。

○64にする
これだと「にする」の意味が分からなくなりますね。64以外の何かじゃないと…。

○スーパーファミコンにする
意外とニンテンドウパワーで出すなんていうのもおしゃれだとおもうのですが、どうでしょうか…。

○プレイステーションにする
もう、このくらいの衝撃的発表があっても僕は驚きませんよ(^^)。

○ネットゲームにする
ますます大変な道を選んでどうするっていう…。

○映画にする
これもややありそうな話。MOTHER3のストーリーは映画向きな気がするので。

○コミックにする
MOTHERのコミックといえば伊藤紅丸(アシュラ)さんですが、今はポケモンのコミックなどで忙しそうですし…。違う人に頼む可能性もあるけど。

○アニメにする
これはやらないでしょう、たぶん。アニメは糸井さんも未知の領域のはずですので、もしやるとすればゲームよりも泥沼化しそう。

○舞台脚本にする
謎ですね。でもやったらきっとおもしろいと思います。誰が見に行くかとかは別の話として。

○詩集にする
これも謎。例えば、町の人のセリフとかで詩っぽいのを抜粋して本にするとか…。まずないと思いますが、こういう分解型のリサイクルを考えている可能性だって否定できません。

○「キャベツ」にする
糸井さんが作っているもう1つのソフト「キャベツ」ですが、これにシナリオ部分やシステムの一部などが吸収されるとか。でも「キャベツ」ってシナリオがあるようなゲームじゃなさそうなのでまずないか。

○お蔵にする
つまりボツですね。実はこれが一番可能性が高かったりして…。でも、これだとすると発表された事実と変わらないので、ピーを入れたりはしませんよね。ということはやっぱり何かになるってことなんでしょうね~。

今回は思い余って15個も書いてしまいました。でもこの中にも正解はない気がします…。


2000.11.11

★糸井さんがゲームキューブでゲームを開発!?

海外のゲームサイト、N-Sider.com情報によると、アメリカで発行されている任天堂のオフィシャルゲーム雑誌「Nintendo Power」にて糸井さんがインタビューに答えた模様です。
それによると、糸井さんはゲームキューブで複数のゲームの開発に携わっているそうです

まだ日本では報道されていないので、どの程度の信憑性がある情報なのかはよく分からない段階ですが、もし本当だとするとどんなゲームを作ってるんでしょうか…。いつものように独断と偏見に基づく予想をしてみます。

「MOTHER3」の可能性15%…低いですね(^^;)。僕はゲームキューブではマザー3は出ないんじゃないかと思ってるんですよ、実は。それに、先日開発中止を発表しておいてもう新しいゲーム機でプロジェクトが動いているとは考えられない、というか考えたくないんですよね。

「キャベツ」の可能性20%…ゲームボーイ→64DDとハード変更のあったキャベツですが、このゲームはたぶんゲームボーイアドバンスで出るんじゃないかなあ。でもまだまだっぽいので今の時期のハード変更があってもおかしくはないでしょう。どっちででるにしても期待の1本です。開発中止にはならないでね(^^;)。

「バス釣り」の可能性15%…うーん、もう64のやつに「決定版」ってついてるのでもう釣りゲームは作らないんじゃないでしょうかね~。もういいでしょ(^^)。

「モノポリー」の可能性10%…あまり有名じゃありませんが、糸井さんはSFCでモノポリーのゲームを監修しております(発売元は確かトミーでした)。日本モノポリー協会会長でもありますからね。ゲームキューブでモノポリーっていうのもいいと思いますがどうでしょうか。

「どせいさんのパズルゲーム」の可能性40%…そんなゲームを作るっていう企画が「MOTHER2」開発後あたりにあったらしいので、今こそそれを作る時期なんじゃないかと(^^)。ゲームキューブ本体と同時発売にすればかなり話題になると思うんですけどね~。ついでに本体のマスコットキャラクターにもどせいさんを起用して、CMもどせいさんでやるとか(^^;)。どうせならそんなことまでやってほしいな~。

「新作」の可能性90%…根拠はありませんが、複数のゲームすべてが新作のような気もします。ではどんな新作なんでしょうか。それには糸井さんが今の「ゲーム」に対してどのように考えているかと言うのが重要になってきます。
FC版の「MOTHER」だって、糸井さんが他のRPGをやっていて「俺ならこうする」っていう気持ちからできたそうですから。

まず、「キャベツ」のような”今までのゲームにはない路線”のゲームっていう可能性は高いでしょう。既存のジャンルには捕らわれないような…。
あと、「MOTHER」のようないわゆる大作ではなく、簡単に開発できて新しいっていう方向のゲームな気もします。ゲームキューブならそれができると思いますので。できたら売れることを度外視して、でたらめで作ったようなB級(C級?)な感じのゲームを1度糸井さんに作ってほしいです。

あと、糸井さんはRPGというジャンルについてどう思っているのか、という部分も気になるところです。糸井さんの最大の武器である「言葉」を一番に発揮するのがこのジャンルだと思いますが、もっと新しいところでその武器を使えないのか、とか考えていそうな気もするんですよね。RPGは制約が多いジャンルだと思うので、もっと、なにか新しい土俵を開拓してほしいです。

(何書いてるのかわかんない文ですいません)


2000.12.4

★糸井さんのインタビューが!MOTHER3についても。

読売ニュース・ストリームHPデジタルストリームというコーナーにて糸井さんのインタビュー音声・映像が見られます。

内容は2つに分かれていて、2部の前半部分ではMOTHER3の開発中止のことについて語っています。
ほぼ日の「樹の上の秘密基地」以外で開発中止のことはほとんど語った事がなかったので、かなり貴重と言えるでしょう。

その内容の要所を抜き出してみます(なるべく糸井さんの言葉を変えずに掲載しようと思ったけど、部分的にニュアンスが変わっているかもしれません)。

○(MOTHER3開発中止について)失敗だったのは大きいゲームを作れる、何でも実現できると思い込んでいて、(計画段階の)ビルがでかすぎた。

○時間というコストの使い方がコントロールできなかった。


○途中からプロデューサーの岩田さんに外せない別の仕事が入ってしまった。


○何年かかっても許してもらえるお客さんができたのは嬉しいけど、(3の制作をこのまま続けると)それすらも超える。


○(MOTHER3の開発中止と次世代機との関係)プロデューサーであるHAL研の岩田さんが任天堂の重役(取締役)になってしまった(次世代機関係の仕事をするようになり、マザー3の制作に関われなくなった)。


○(開発中止を決断したのは)本当に苦渋の選択だった。


○あと1年すればできるといわれたが……。


○他のメディアで(3を)出せるかはまだ模索している最中。


○ゲームボーイアドバンスで(3を)制作してはどうかという依頼もあった。しかし、「いつまでも覚えてもらえるゲームを作りたい」という最初の気持ちと照らし合わせて考えると、その選択は気持ちから外れていると感じた(GBAでは新しい見せ方やアイデアが活かしにくいから?)。


○(これまで64で作ってきた「3」の)材料は無駄になった。


○(ゲーム全般について)画像のクオリティもメディアだと思うが、メッセージだってメディア。要は何で魂を揺さぶるかという問題。そう考えると宮本さんの作るアクションゲームはすごい。


○これからは、どれだけいい生産システムを作れるかがポイント。


これではちょっとわかりづらいと思うけど、大体こんな感じでした。マザーのこれからについては、開発中止の時点から特に進展はないようですね(水面下では進んでいる可能性はありますが)。

ちなみに他には、ほぼ日のコーナーから生まれた著書「豆炭とパソコン」についてや、糸井さんが編集長を務める「インターネット博覧会(インパク)」について語っています。



★ランドネットDDが清算へ

64DDを使ったネットサービス「ランドネット」が2001年2月28日で終了することになりました。ランドネットサービスを運営するために任天堂とリクルートが共同で立ち上げられた企業「ランドネットDD」は清算するそうです。この先64DD用のソフトが発売されることはないとの発表もあり、従って64DD用「キャベツ」の発売もないことが100%確実になりました。同時に「ゼルダの伝説DD」、「ウォール街」、「DT DD版」などのソフトも発売中止ということになります(「DT」についてはユーザーに配布するという動きもあるとか。詳しくはこちら)。

なお、2000年12月以降の会費はすべて無料になり、キーボード購入者にはその分の購入金額全額を返金される。10月に入会した人はものすごくお得です。逆に、途中で退会した人は大損ということですね(退会時に1年分の支払いを済まさないといけないので)。

思えばMOTHER3も当初は64DDで発売される予定でした。発売されただけでも64DDはMOTHER3よりも幸せだった、と言えるのでしょうか…。

ちなみにランドネット会員数(=64DDユーザー)は15000人だそうです。
ランドネットDD
GAMESPOTの記事


2001.1.25

★たなかひろかずさんのゲーム「ちっちゃいエイリアン」

ムーンライダーズの鈴木慶一さんとともにマザー1、2の音楽を担当されていた、たなかひろかずさんですが、ゲームボーイカラー専用で2月に発売が予定されている「ちっちゃいエイリアン」というソフトはたなかさんが開発したソフトだそうです。(1/26追記:発売日が2/27に正式決定したようです。価格は4800円)

たなかさんはゲームボーイの「ポケットカメラ」を制作した後任天堂を退社、現在はクリーチャーズ(糸井さんが大きく関わって作られたゲーム企画・開発会社)に所属し、アニメ「ポケットモンスター」に関連する音楽の作曲を一手に担当されていましたが、水面下ではこんなゲームを作っていたんですね。思ってもみませんでした。

このゲームはちっちゃいエイリアンを捕まえるのが目的のゲームだそうで(←そのまま)、日常空間に存在する赤外線をゲームボーイの赤外線ポートでキャッチし、その赤外線の種類によって捕まるエイリアンが変わっていく、という仕組みらしいです。

ちなみに赤外線ポートのないゲームボーイアドバンスではできません。混乱を避けるため、発売元も任天堂ではなくクリーチャーズになるそうです。クリーチャーズが発売元になるのは初めてなので、どんな感じになるのか、売れるのか、いろいろ期待してしまいます。

★「The 64DREAM」でのマザーな話題

何かと勝手にお世話になっている64ドリームですが(↑の話題もそうですね)、先日発売された3月号を見てみると、ネットでも活躍しているドクトルエンドーさんの「ロクヨン大通り商店街」というコーナーでマザーな話題がありました。

コーナーの中で、2001年大予測と題して編集部のみなさんに5つの質問をしているんですが、その5番目の質問が「初代『MOTHER』が何らかの任天堂ハードで復刻される」というもので、7人の編集者の方のうち6人が「○」と答えていました(おお~)。

その中で、ゲームボーイカラーで出ると予測(というか希望?)したのが3人(うちGB書き換えが2人)、ゲームボーイアドバンスでと答えた方が2人でした。アドバンスでと答えた方のおひとりは「1・2セットで」と希望、もうひとかたは「そうは売れないと思う」として、「限定カラーとセットだと売れそう」との意見でした。

僕の予想、というか希望としてはやっぱり1・2のセットで、アドバンスの方で発売してほしいと思います。

アドバンスの液晶だったら、「2」のパステルでかわいいグラフィックがきれいに再現できると思うし。「1」も「2」のようなビジュアルで統一すればいいかな、とも思ったけど、「1」って意外とシリアスな描写だったんですよね。だからそのままシリアスさをパワーアップさせて、あのどこか幻想的な雰囲気を継承させた方がいいかもしれません。

リメイクするとなるとサウンドもアドバンス用にやり変えないといけなくなると思いますが、これは絶対たなかさんじゃないとできないような気がするんですよね~。でも今は任天堂を辞めちゃってるので無理だろうな…。そこだけが残念です。…と思ったけど、リメイク版をクリーチャーズで開発してもらえれば済む話ですね、ってそんなつまらん仕事しないか、やっぱり(^^)。

あと、オリジナルの要素を追加しようという方向には行かないでほしいですね。それやると発売が遅れると思うんで(^^;)。忠実な再現+グラフィックとサウンドのみがパワーアップって感じになるのが希望です。
「1」の方は若干難易度を下げる、程度のアレンジならアリだと思うけど。

というわけで、もう発売が決まったかのように妄想が膨らんでしまいましたが、いつかは本当に出てほしいですね。新作が出る前にぜひ。


2001.2.14

★ゲーム情報サイトにたなかひろかずさんのインタビューが

連続でたなかさん情報ですが、ゲーム情報サイト「GAMEWatch」インタビューが掲載されています。「ちっちゃいエイリアン」がらみです。

ちなみに今回は前編で、次回に続くようなんですが、これだけ見てもちょっとソフトがほしくなってきました(^^)。「ポケットカメラ」のあのノリが好きな人は購入を考えてみた方がいいかもしれませんよ~。

あと、このソフトには「ブタ」がいろいろなところに登場するようです。。。
うーむ(^^;)。

追記:後編もUPされました(こちら)。


2001.2.28

★ランドネット終幕

昨日で64DDのネットサービス「ランドネット」の全てのサービスが終了しました。

思えば、64DDは不遇のハードでした。



NINTENDO64本体発売前に、既にその存在が公表されていた64DD。当時は96年末発売予定でした。「DDと一体となることで64本体は完全なハードとなり得る」とのふれこみで、「ゼルダの伝説」、「MOTHER3」などの豪華なソフトたちが発売予定でした。しかし、肝心の64本体の販売が思うように伸びず、更にDD用ソフトの開発も思うように進展しなかったのもあって、発売時期はずるずるとずれ込み、このままSFCのCD-ROMのように幻のハードと化すのは時間の問題かと思われました。

しかし、64DDの発売を中止するということは、「巨人のドシン1」などのすでに開発を終えつつある良作ソフトをお蔵入りにしてしまうことを意味し、更にドシンの開発会社パーラムが所属しているマリーガルマネジメントのゲームファンドシステム自体にも大きな打撃を与えてしまうことにもなりかねなかったのです。

1999年6月30日、マリーガルマネジメントと同じく、任天堂、リクルートの共同出資で新会社、ランドネットDDが発足しました。
64DDはネットワークハードという新たな位置付けを与えられ、会員制というゲームハードとしては初の試みの元、世に出るというのです。

実はこの時に、64DDは任天堂のものではなく、あくまでランドネットDDのものになりました(つまり任天堂は64DDの製造元ではあっても、その販売には責任を持たない立場になったのでした)。



会員制というシステムには、
確実に一定の利益を得られ、その計算が容易
(今後のサービス展開がしやくすなる)
中間マージンを排除することにより価格を下げられる
会社とユーザー、またユーザー同士が密に情報をやりとりできる
(新サービスが開始された時に、案内が容易なので参加者増につながる)
ハードの売り上げ戦争からの脱却
(売れないハードというイメージをつけられ、イメージによるユーザー離れを防ぐ)

などのメリットがあったのかもしれません。

また、ネットワークに特化したことの背景には、会員製システムにより集まった顧客に対して、確実に有益となるネットワークサービスを提供することにより、顧客1人あたりから得られる利益を増やすことができるという考えもあったのかもしれません。



日本国内のみの販売!
支払いはクレジットカードのみ!
10万人限定!
入会申し込みは、ネット、ロッピー、書類申し込みのみで一般販売はなし!
専用ソフト6本がセットでついてくる(でも最初に同梱されるのは2本)!
インターネットができる!
メールアドレスは5つ!
それで月々2500円!
携帯の支払いや、CD買うよりも安い!


というわけで、1999年11月11日、まるで売ることを拒んでいるかのような条件の中、入会申し込みはスタートしたのでした。

それは当初の発売予定から丸3年が過ぎ、任天堂次世代機「ドルフィン」が発表され、プレイステーション2の発売を間近に控えた時のことでした。
背水の陣。ドンキホーテ。そんな言葉が脳裏をかすめる中、完全に商機を逸したと言われながらも、64DDは発売にこぎつけたのです。

予定通り、10万人の枠が埋まっていたのなら、ここまでサービスが早く終わることはなかったのでしょう。それなりに明るい未来が待っていたのではないかと思います。しかし、申込者は関係者が絶句するほどの数しか集まらなかったのでした。

この時に、今後のすべては決まってしまっていたのかもしれません。



その後、銀行振込や店頭での直接購入も可能になりましたが、それによりどのくらいの会員を獲得したのかは不明です。ただ、”流れ”を変えるほどの影響がなかったのは間違いないでしょう。

ネットサービスの突然の延期、更に発表の遅れ、セット内容に含まれる同梱ソフトの配布時期の度重なる延期、しょーもなく、盛り上がりに欠けるネットコンテンツ、などなど。
その後のランドネットの展開には、はっきり言ってひとつもいいところなんてなかったのでした。



本当なら、文句の1つでも言ってやりたい。
でも言えないんです。
「巨人のドシン」を始めとする、すご過ぎる作品たちをこの世に誕生させたという功績があまりに大きすぎるんです。

こうなることなんて、見えていたことなのに、勝ち目のない勝負に出てくれた。
そんなランドネットDDに、僕はやっぱりありがとうと言いたいです。



この先、ランドネットは稀に見る大コケ事業だと言われるかもしれない。
でも、僕がそれを思い出すとき、そういうレベルでは語れない、大きな夢のひとつとして、懐かしく、ほろ苦く、カラフルに甦る。そんな気がします。

64DDが目指していた、夢が実現されるその日まで。


ランドネットDD社員数:15名(すべて任天堂、リクルートからの出向者)

予定初回出荷台数:限定10万台
年間売上目標台数:50万台
最終実売数:約15000台

「ランドネットコンテンツ大賞」応募作品数:184作品

「巨人のド新聞」定期購読者数:約800人
「巨人のドシン解放戦線チビッコチッコ大集合」販売本数:3000本以上(?)
「日本プロゴルフツアー64」トーナメント参加人数:55人

寄せ書き参加人数:234人
卒業アルバム参加人数:102人